みなさんは、ノートに読んだ本を記録していますか?わたしは、5年ほど前からですが、読書ノートを作るようになりました。わたしは、読書ノートに、内容をそのまま書き取ったり、コメントや感想を書いたりしてます。
今回の記事では、わたしの読書習慣である、読書ノートについて書いてみたいとおもいます。
【目次】
それでは、わたしの読書ノートの選び方、書き方、そしてその効用について書いていきたいと思います。
読書ノート選びと書き方について
わたしのノート選びの基準は、まず紙質です。わたしは、筆圧も強く、万年筆を使うこともあるので、裏にじみしてしまうものや、ペンのはしりが悪いものはできるだけ避けるようになりました。そのため、少し値段の高いものを使っています。
また、わたしは、小説よりも学術書や、哲学的な本が好きなので、できるだけ、論旨をしっかりと書けるもの選んでいます。
わたしの読書ノートの変遷
わたしのノート選びの変遷ですが、 まず読書した内容をノートに残そうと考えたわたしが、選んだ最初のノートはツバメノートでした。
このノートでは、ページ脇に線を引き、自分のコメントを書くようにしていました。
(内容は、クークラックスクランの勉強をした時のものですw)
お値段もそれなりで、100ページもあり、思い切って文字を大きめに書けるという利点があったのですが、このノートでは、わたしの文字が、非常に悪筆のため、文字が暴れてしまい、なかなかうまくまとめることができませんでした。
つづいて、わたしが選んだノートは、アピカのプレミアムCDノートです。
このノートを選んだ理由は、紙質です。ボールペンでは、スラスラ書けますし、方眼であれば、きれいにまとめられるからです。
サイズも、持ち歩くことを考え、B5サイズからA5に変更しました。
このノートでは、方眼ということもあり、ついつい細かく書いてしまいますw
(内容は、日本の宗教文化について調べた時のものです。)
このノートでは、青文字で自分のコメントを残すようにしていました。それによって、内容の理解が深まったような気がします。
しかし、このノートにも弱点が、それは、水性ペンや、インクフローの良い万年筆では、裏のページににじみが出てしまうことでした。そのため、新たなノート選びを開始しました。
次に選んだノートは、デルフォニックスの ロルバーンです。
このノートは、リングノートなので、より狭い場所でノートを取ることができ、ポケット付きなので、資料やメモも、保存しやすいのです。大きさは、A5を選びました。万年筆の仕様にも耐えられる紙質なので、非常に便利でした。
(内容は、明治維新について洋書を読んだ時のものです。訳すのが面倒なので見出しを書き込んでいます。)
このノートを使ってみると、やっぱり自分には、リングノートは合わないのではないか?、リングが意外と邪魔だな、と思い始めました。やっぱり自分には、糸綴じノートが一番合うのかもしれないと思い始めたのです。
そして、最後にわたしが選んだノートが、ライフノート MARGINです。黄色で、おしゃれです。方眼は黄色、無地が赤、横罫が青になっています。
このノートの紙質は、万年筆や水性ペンにも強く、スラスラかけます。また、ツバメノートではページ脇に線を引いて自分のコメントを書いていたのですが、このノートでは、最初から赤い線がページ脇にあるので、とても便利です。
(内容は、洋書を訳しながら読んだものです。)
このノートで、ひとまず読書ノート選びは、終了したいと思っています。ただ、売っている文房具店が少なく、見つけることが困難なのが、玉に瑕です。
今回、取り上げなかったノートが数冊あるのですが、それは「浮気」みたいなもので、数回使って、今回取り上げたノートに戻ってしまいました。ですので、今回の記事では、「本命」の4冊を紹介しました。
読書ノートの効用
それでは、約5年間、読書ノートをとったことで、感じたことを書いていきたいと思います。
「読んでいないこと」を自覚できる
その本に対して、自分の理解度を知ることができます。書くことで、理解度を深めることはもちろんですが、「何を」自分が理解できていないかも、明確になります。そのわからないことは、違う本を読むことで捕捉するようにすると、体系的な知識を得ることができると思います。
思索する読書へ
読書ノートを書くことは、読書をしながらも、「本を読まない時間」を作ることになります。本を読むことと、その本について考えることは、少し違う作業になりますし、自分の生活にその知識や思想を活かすには、そうした考える時間が必要になります。読書ノートは「自分で考える」読書の基礎を作る良いきっかけになるのではないでしょうか。
本と本のつながり、自分なりの読み方を知る
読書ノートをとることによって、本と本がつながっていることに気づくことが多くなりました。たとえば、新しく出版された本で、自分が昔読んだ本が取り上げられたときに、その著者の感想と自分の感想を比べることも容易ですし、自分が重要だと考えて書き取った部分とは、全く違う部分が引用されているときも、自分の読みの特徴を知ることができます。読書が、あらたな読書へとつながっていく、それが読書ノートによって明確に感じることができるようになりました。
今回は、わたしの読書ノートについて選び方、書き方について書いてみました。みなさんは、読書ノートをとっていますか?どんな読書習慣をもってらっしゃるでしょうか?