山の如くそびえる巨人と戦う体感型VRアクション「TITAN SLAYER」レビュー:VR情報局
毎日プレイすればキレッキレの肉体が手に入るかも!
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VRの醍醐味は「ありえない」体験。体感型格闘アクションゲームであれば敵が巨大なほど倒しがいがあるというものです。オーク、竜、そして最後には火炎の巨人などと、巨大モンスターとの手に汗握るVR格闘アクションを堪能できるのが今回ご紹介する「TITAN SLAYER」です。
強力なモンスターと戦うためにプレイヤーに最初与えられる武器は、剣、盾、そしてハンドガン。巨人用にあしらえられていますが、いささか心許ない装備で戦いは始まります。しかし、ステージをクリアするごとに強力な武器を入手できるのでご安心ください。
▲初期装備は片手剣、盾、ハンドガンの3つ。ステージをクリアするごとに、より強力な武器を入手、使用可能となります。なお装備は一度に4つまで所持可能です
システム自体はVR格闘アクションゲームとしてはオーソドックスです。本作の場合、両肩と両腰に武器を装備可能。目線を向けずにそれぞれの場所に手を伸ばしてハンドトラッキングコントローラーのトリガーを引けば、それぞれの武器を装備できます。敵の強力な攻撃などでアイテムを落としたとしても、再び両肩、両腰から再度武器を取り出せます。
剣は振る、盾は構える、ハンドガンはトリガーを引くという現実そのままの操作で、銃器は画面外に出すだけで自動的にリロードされます。日本語のチュートリアルも用意されているので、操作はすぐマスターできるでしょう。
▲HTC Viveのハンドトラッキングコントローラーの場合、グリップ部を握るとアイテムを手放せます。この操作により、ほかの武器に持ち替えられるわけです
さて本作のシステムで特徴的なのが回避アクション。これは実際にサイドステップしたり、しゃがんだりして敵の刃や巨腕をかいくぐります。盾で凶刃を跳ね返し、素速く下半身を切りつけ、逆上した怪物の刃をかいくぐり、とどめの一撃を頭上に振り下ろしたときの爽快感は格別。あえて盾を使わず、身のこなしだけで華麗に敵の攻撃を避け続け、ハンドガン一丁ですべての敵を倒すというプレイも実に楽しいです。すっごく疲れますけども......。
▲回避アクションはサイドステップとしゃがみの2種類。ジャンプやスウェーも実装してほしいところです。なお、上の写真のように避け方が表示されるのは初回だけです
もうひとつ本作で特徴的なシステムがGood ActionとBad Actionという要素。たとえば武器を上空に投げてキャッチするという一見無駄なアクションが得点に加算されます。華麗に敵を倒せば、それに見合う報酬を得られるわけです。
▲Good Actionがある一方で、ずっとしゃがんでいたり、盾の後ろに隠れたままでいるとBad Actionとして減点されます。せっかく巨兵を倒しても兵士としての名声が台無しです
VRに格闘アクションゲームは数あれど、巨大モンスターを倒すため、そしてGood Actionによる加点を狙うためには相当な運動量が要求される「TITAN SLAYER」。毎日プレイすればかなりのダイエット効果が期待できそうです。本作は3ステージとちょっと短めですが、それぞれEasy、Normal、Hardとやり応えは十分。自分でルールを縛れば、異なる楽しみ方も見つけられます。この「TITAN SLAYER」はSteamでOculus Rift、HTC Vive用として1280円で販売中です。
▲VR空間で巨兵を目にしたときの身震いをぜひ体験してください!