基地への意識 沖縄と全国に違い
昭和47年に沖縄が本土に復帰してから、今月15日で45年になります。
NHKの世論調査で、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設について聞いたところ、沖縄県内では全体の63%が『反対』と答えた一方、全国では『賛成』が『反対』を上回り、意識に大きな違いがありました。
NHKは先月21日から3日間、全国の18歳以上の男女に対し、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で、世論調査を行いました。
調査対象は、沖縄県内の2729人と全国の1624人で、このうち沖縄では55点5%にあたる1514人、全国では61点8%にあたる1003人から回答を得ました。
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設についてどう思うか聞いたところ、沖縄では「反対」と「どちらかといえば反対」を合わせた『反対』が63%と多数になりました。
一方、全国では「賛成」と「どちらかといえば賛成」を合わせた『賛成』が47%と、『反対』の37%を上回り、移設をめぐる意識に大きな違いがありました。
また、本土の人は沖縄の人の気持ちを理解していると思うか聞いたところ、沖縄では、「あまり理解していない」と「まったく理解していない」を合わせた『理解していない』が70%と多数となりました。