フィリピンのミンダナオ島西ミサミス州で、体の表面を不思議に複雑な模様で覆われた魚が見つかった。シダ植物や葉っぱ、中世ヨーロッパの騎士の紋章のようなものが、まるでタトゥーでも彫ったかのように描かれている。
どうしてこんな模様が・・・そもそも何の模様なのか? さまざまな憶測を呼んだが、ついにその謎が明らかになったようだ。
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瞬く間に拡散された「タトゥード・フィッシュ」
そもそもの始まりは5月5日、現地の港でこの魚を見かけた旅行者が、驚いて写真を撮影したことだった。それをSNSに投稿したところ瞬く間に拡散されて注目を集め、「タトゥード・フィッシュ」というニックネームで呼ばれるようになった。
普通に漁師が網で捕獲したらしいけど・・・こんなの初めて。見る者の想像力をもれなくかき立てまくってくれちゃうわけで、特に熱い視線を注いだのは地球外生命体と寄り添いあいたい人々だ。
宇宙人からのメッセージなのか!?
この複雑なもようはエイリアンの顔や体、手を描いている・・・・超自然的な何かが人類に向けて発したメッセージが書かれている・・・海の中で何か恐ろしい変化が起こっている・・・などなど、いろんな説が飛び出した。
「タトゥード・フィッシュ」自体が宇宙からやって来た生物なのでは、なんていう声もあがって、それはそれは大盛り上がりした。
確かにこの模様、スペーシーな要素も感じるし、マジカルな要素も感じる。もしかしたらもしかするかもやで!
真実を知る一人の漁師がついにその謎を明らかに!
5月9日、その正体が明らかになった。秘密の鍵を握っていたのは41歳の漁師、ゾシモ・タノさんだ。自身が捕った「タトゥード・フィッシュ」こと24kgのマカジキについて、次のように語っている。
捕まえたとき、魚の体には模様なんてなかったよ。僕のティーシャツで魚を包んでいたんだけど、そのプリントが写ってしまったんじゃないかな
件のティーシャツのプリントを確認すると・・・同じだ。大騒ぎになった「タトゥード・フィッシュ」の模様、タノさんのティーシャツとお揃いだ。
BFAR(農業省漁業水産資源局)によると、魚のぬるぬるとした皮膚と、ティーシャツのプリントが重なることで何らかの化学反応が起こったのではないかという。そんなことってあるんだ。
ちょっとズッコケって感じだけど・・・ある意味、幸せな結末だな。
via:Ufo sightings hotspot・Ufo sightings daily・Boing boing・Mysterious universe・Express・Abs-cbn news・Facebook・translated by usagi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
正直者の漁師さん好き
2. 匿名処理班
おっさん、いらんことするなw
3. 匿名処理班
安定のほのぼのオチ
4. 匿名処理班
ひさしぶりのワクワク感を返せ
5.
6. 匿名処理班
ポセイドン「おい人間、一生の幸せを
約束するからこのTシャツ着てテキトーに
ウソついて海の秘密を守ってくれ。」
7. 匿名処理班
「何らかの化学反応」
おっさんとTシャツが研究所に拉致される展開か?