滋賀・草津の病院看護師が結核「集団発生要因ない」
草津総合病院(滋賀県草津市矢橋町)は10日、女性看護師(61)が結核を発症したと発表した。入院患者や家族らと退院に向けた調整を行う担当者で、同病院は看護師が担当した患者や家族、職員ら489人を検診する。
同病院によると、看護師は4月13日に受けた胸部のコンピューター断層撮影(CT)で肺結核を指摘され、17日に結核と診断、20日に専門病院に入院した。接触機会が多かった職員に症状を訴えている人がいないことから、平野正満病院長は「集団発生する要因はない」としている。
検診は昨年11月1日から4月13日に看護師と面談などをした患者やその家族、ケアマネジャーなど208人と医師や職員ら281人を対象とする。15日に簡易書留で案内文書を送り、同日から相談に応じるフリーダイヤル(0120)886932=平日午前9時~午後5時=を設ける。
【 2017年05月11日 09時26分 】