水素水で気になる体臭対策
更新日:2017/04/14
水素水の効果・効能
体臭が発生するメカニズムには「酸化」が大きく関係していると考えられており、水素水の抗酸化力は体臭に対して効果が期待できるという研究結果もあるようです。ドクター監修の記事で、水素水の体臭改善効果について解説します。
この記事の監修ドクター
【はじめにお読みください】ヘルスケア大学の「水素水」コンテンツ編集ポリシーは こちら です。
体臭で悩む方が目指したいのは、やはり根本的な改善でしょう。重度の場合は手術などの治療方法もありますが、日常から改善できる方法として、水素水が注目されています。はたして、水素水を飲むことで体臭改善は期待できるのでしょうか?
水素と体臭の関係性とは
皮膚の表面にある皮脂などの脂質が、いわゆる悪玉とよばれる活性酸素によって酸化されると「過酸化脂質」という物質になります。この過酸化脂質が皮脂腺で他の化合物と結びついて再び酸化したり、細菌によって分解されることで、身体の嫌な臭い「体臭」が発生すると考えられています。
活性酸素を除去することで酸化を抑える作用のある水素は、酸化が原因となって発生する臭いに対して強い効果を発揮すると考えられます。水素原子はあらゆる原子の中で最小の元素のため、身体のあらゆる場所に浸透しやすいと考えられることから「他の抗酸化物質にくらべ優れた効率性を持った抗酸化物質である」と期待されています。
発汗による臭いへの効果
一般的に体臭の主な原因は汗による割合が大きいのですが、すべての汗が臭うわけではありません。私たちの身体は汗を分泌する腺(汗腺)が2種類あり、それぞれ違いがあります。水のようにサラサラとしたエクリン腺からの汗は、蒸発しやすく体臭になりにくい特徴があります。
しかし、もうひとつのアポクリンセン腺から出る汗は、体臭の原因となりやすくなります。アポクリン腺からの汗に含まれる成分が空気中の菌によって分解されることや、また、アポクリン腺と一緒に毛穴から分泌される皮脂が空気中で汗に含まれる鉄イオンによって酸化されることで臭いが発生するのです。
水素は、酸化によって発生した臭いに対して、強い効果を発揮するという研究結果があり、その効果が期待されています。水素は、アポクリン腺から分泌する汗の成分が酸化した際に発生する臭いに対し効果を発揮すると考えられています。
加齢臭への効果
また、皮脂に含まれているパルミトレイン酸という物質が酸化・分解することにより発生したノネナールという物質も臭いの原因の一つと考えられています。
このノネナールは40歳以降の中高年に多いため、ノネナールによる体臭は「加齢臭」と名付けられました。加齢臭は酸化した物質による臭いなので、水素水の飲用が解消のサポートに繋がるのではと期待されています。
食事の内容や腸のコンディションも体臭に影響するので、水素だけで体臭がなくなるわけではありませんが、水素を体臭対策として試してみたい場合は、一度水素療法に詳しいドクターに相談してみましょう。
おことわり
- 1.一部、「水素」が持つ効能・効果についても言及しております。文章中に明記しておりますが、混同しないようご注意ください。
- 2. 当コンテンツ内で言及している「水素水」は、2015年まで分子状水素医学シンポジウム(現・日本分子状水素医学生物学会)が定めていた最低基準(水素含有量0.08ppm以上)にあてはまるものです。なお、水素水の濃度の基準については、2017年3月現在、公的な定義等はありません。市場流通後における水素の含有量は販売元により異なると考えられますので、十分ご注意ください。
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