今回はウイスキー飲みのおっさんの愚痴です。
興味なければスルーして構いません。
ブログの管理画面などで、一日あたりの訪問者をチェックできますが、ここ最近になって減少傾向にあります。
これを以て、日本におけるウイスキーブームが終わり始めている、というのは早計かもしれませんが、 多少なりともその兆候という感じがします。
愛飲家の中には、ホッとしている人も多いかもしれませんが、原酒自体が急回復するわけでもないので、価格がすぐに戻るわけもなく、安堵は出来ないでしょう。むしろ「試練」は数年間続くでしょう。
もう一つ気になるのが、どの記事を読んでいるかというランキングです。
これはトップページなどからでも見られるのでおわかりかと思いますが、常に上位にはジャパニーズウイスキーと1000円程度で買えるウイスキーの記事です。
ドラマの影響で、日本のウイスキーを再発見することはいいのですが、さらにその見識を広げよう、深めようという方向には行かず、愛国心よろしく日本のものこそ最高、他国のウイスキーなどもってのほか、とジャパニーズに偏っているのではないかと思われます。
私はこの考え方にはNoという意見です。
日本のウイスキーの源流はスコットランドであることは事実であり、製法も竹鶴政孝によってスコットランドからもたらされています。
それであれば、そのジャパニーズを形作ったスコッチウイスキーもどんどん味わって、その系譜を確かめてほしいと思います。
日本人だから日本のものだけを愛す、というのは、むしろ日本文化の歴史を否定するようなものです。
なぜなら、日本の文化は多くの国々の文化、思想を吸収、消化したことによって形成されているからです。
今は中国を批判する人が多くいますが、漢字やそれをベースにしたかな文字、儒教、中国で整理された仏教など、日本人に欠かせないものが多くあり、全否定など出来ないはずです。
国を愛し、日本文化を愛すのであれば、なおさらそのルーツとなった諸外国の文化に一定の敬意を表し、それらから学ぶ、感じることが大事ではないでしょうか。
もうひとつ、ウイスキーにお金をかけたくない、という考えにも少々納得しません。
1000円前後でコストパフォーマンスに優れたウイスキーはいくつもありますが、だからといって2000円、3000円、それ以上の価格のウイスキーの平均と比べると、見劣りすることは否定できません。
特にシングルモルトになると、地域、蒸溜所、使用する麦芽や樽などによって、香りも味わいも大きく変わり、スタンダードなブレンデッドウイスキーとは違った驚きと感動がやってくると思います。
幸いにも、この3種類のボトルは350mLのハーフボトルが用意されているので、よりお手頃な値段で試すことが出来ます。
お金がないから安いウイスキーにしなければならない、という人は仕方ないと思います。
が、お金はあるけど将来のことが不安だから使いたくない、という人は、その不安があれば個人年金や生命保険につぎ込めばいいわけで、それで余裕が出来たらもっとお金を使うべきではないでしょうか。
資本主義経済においては、お金を使うことによってお金が回り、景気を上げていくというのが基本理念です。
何も使わずに懐にしまったままでは回らず、景気がよくなるわけがありません。
誰かがお金を回してくれる、と思っているのは誰でも同じで、結局誰もやっていないのです。
自ら進んでお金を使い、 景気をよくしよう、という気持ちが出ることでよくなっていくのです。
個人的にはお金がもったいないよりも、いいものを得られる機会を自ら失う方がもったいないと思います。
私は年収も200万円台と少なく、結婚するにしても家内も働いてもらわないといい生活が出来ないレベルです。
それでも、新しい感動と経験を求めるために、少々高くても新しい銘柄にチャレンジしています。
あくまでも個人の道楽の延長でこのブログを書いていますが、それでも一定の参考になっているというお褒めの言葉をいただけると感謝の気持ちでいっぱいです。
これがウイスキーの啓蒙書になってくれるのであれば、幸いきわまりないです。
興味なければスルーして構いません。
これを以て、日本におけるウイスキーブームが終わり始めている、というのは早計かもしれませんが、 多少なりともその兆候という感じがします。
愛飲家の中には、ホッとしている人も多いかもしれませんが、原酒自体が急回復するわけでもないので、価格がすぐに戻るわけもなく、安堵は出来ないでしょう。むしろ「試練」は数年間続くでしょう。
もう一つ気になるのが、どの記事を読んでいるかというランキングです。
これはトップページなどからでも見られるのでおわかりかと思いますが、常に上位にはジャパニーズウイスキーと1000円程度で買えるウイスキーの記事です。
ドラマの影響で、日本のウイスキーを再発見することはいいのですが、さらにその見識を広げよう、深めようという方向には行かず、愛国心よろしく日本のものこそ最高、他国のウイスキーなどもってのほか、とジャパニーズに偏っているのではないかと思われます。
私はこの考え方にはNoという意見です。
日本のウイスキーの源流はスコットランドであることは事実であり、製法も竹鶴政孝によってスコットランドからもたらされています。
それであれば、そのジャパニーズを形作ったスコッチウイスキーもどんどん味わって、その系譜を確かめてほしいと思います。
日本人だから日本のものだけを愛す、というのは、むしろ日本文化の歴史を否定するようなものです。
なぜなら、日本の文化は多くの国々の文化、思想を吸収、消化したことによって形成されているからです。
今は中国を批判する人が多くいますが、漢字やそれをベースにしたかな文字、儒教、中国で整理された仏教など、日本人に欠かせないものが多くあり、全否定など出来ないはずです。
国を愛し、日本文化を愛すのであれば、なおさらそのルーツとなった諸外国の文化に一定の敬意を表し、それらから学ぶ、感じることが大事ではないでしょうか。
1000円前後でコストパフォーマンスに優れたウイスキーはいくつもありますが、だからといって2000円、3000円、それ以上の価格のウイスキーの平均と比べると、見劣りすることは否定できません。
特にシングルモルトになると、地域、蒸溜所、使用する麦芽や樽などによって、香りも味わいも大きく変わり、スタンダードなブレンデッドウイスキーとは違った驚きと感動がやってくると思います。
- グレンフィディック12年
- ボウモア12年
- ザ・マッカラン シェリーオーク12年
幸いにも、この3種類のボトルは350mLのハーフボトルが用意されているので、よりお手頃な値段で試すことが出来ます。
お金がないから安いウイスキーにしなければならない、という人は仕方ないと思います。
が、お金はあるけど将来のことが不安だから使いたくない、という人は、その不安があれば個人年金や生命保険につぎ込めばいいわけで、それで余裕が出来たらもっとお金を使うべきではないでしょうか。
資本主義経済においては、お金を使うことによってお金が回り、景気を上げていくというのが基本理念です。
何も使わずに懐にしまったままでは回らず、景気がよくなるわけがありません。
誰かがお金を回してくれる、と思っているのは誰でも同じで、結局誰もやっていないのです。
自ら進んでお金を使い、 景気をよくしよう、という気持ちが出ることでよくなっていくのです。
個人的にはお金がもったいないよりも、いいものを得られる機会を自ら失う方がもったいないと思います。
私は年収も200万円台と少なく、結婚するにしても家内も働いてもらわないといい生活が出来ないレベルです。
それでも、新しい感動と経験を求めるために、少々高くても新しい銘柄にチャレンジしています。
あくまでも個人の道楽の延長でこのブログを書いていますが、それでも一定の参考になっているというお褒めの言葉をいただけると感謝の気持ちでいっぱいです。
これがウイスキーの啓蒙書になってくれるのであれば、幸いきわまりないです。
コメント
コメント一覧
商売だから仕方ないのかもしれないけど、それにしても売る事しか考えて無かったんじゃないか?と思ってしまう程サービスが雑というか
一般庶民の私にとっては数千円以上のボトルはなかなか手が出ず
たまにBarに繰り出した時に1ショットづつ頂いて愉しむ程度です。
やはり毎日の晩酌・ナイトキャップには\1K~\2K程度の国産大衆ウイスキーになってしまいますね。
貧乏呑み助代表(?)としては安くてそこそこ旨くて酔えるをテーマとしてもっぱら富士山麓
できれば以前の原酒50度(非樽塾)を呑んでいます。
自己紹介のようになってしまいましたが 今後もブログ更新楽しみにして勉強させていただきます。
興味を持ちはじめて、ネットで調べたりして
そこから1000円台の国産ウィスキーを比較するの記事を読みRERAさんを知りました
僕はRERAさんのおかげで色々な銘柄を知り、よりウィスキーの世界が広がりました(生活全体が変わったといっても良いくらいです^^)
RERAさんのHPは初心者にも親しみやすくて、より深く知ろうと思わせる良い記事なので、どうかこのままで頑張ってください
はっきり言えば、本当にニッカもサントリーも原酒が枯渇する危機に陥っています。
何度か余市蒸溜所に行きましたが、2年ほど前はシングルカスクの15年も売られていましたが、ドラマが始まるとシングルカスクが無くなって、年代別のシングルモルトとなり、その後それらもなくなって、12年もののシングルモルトの各モルト別のボトルも最後にはノンエイジになりました。
本当に余裕があるなら、未だにシングルカスクを売っているはずです。
バブル景気後からどんどん需要が減って最低の消費量になってから一気に上がったわけですから、そもそもの仕込み量も減らして価格調整していたわけで、急激な需要には対応できなかったのです。
わがままを言うのは勝手ですが、少しは製造者の苦心を慮ってください。
ウイスキー評を参考にさせて頂いて、ウイスキーを楽しんでいます。
ビール、ワイン、焼酎、日本酒、梅酒等を楽しむなかで、何かウイスキーでもという時のナビ代わりで見ています。
グレンフィディックが最近の気に入りです。
国産も外国産も色々ありますが、値段と美味しさが比例しないのが、面白いところですね。
お後がよろしいようで。
酔うためにアルコールとして飲む人と、味わいや香りを楽しむ人です。
前者はドラマから入って、スタンダード品で満足という層としてかなり増えたのでしょう。
RERAさんはじめ、ウィスキーを趣味として嗜む飲み手さんとは違う人たちの方が多数派。スーパーに並んでるウィスキーも売れ筋しか置いてないし(笑)
そんな中、啓蒙活動に励まれる当ブログを、これからも応援します。
さて、爽やか(そうな)グレンフィディック15、初アイラなボウモア15ダーケスト、次はどちらを空けようかな・・・
中国人の高級品志向、転売の為の爆買いでリーズナブルで旨いウイスキーは
売り場から買い占められてしまったというのが現実らしいです。
きっと消費の急減速で売るアテのない響や竹鶴の12年なんかが
中国のどこかで山のように眠っているんじゃないかと想像します。
そう考えると腹立たしくて、敬意はなかなか持てない相手ですねw
すばらしい歴史すべて焼き払った上にできたしょうがない国ですから。
マッサンブームの前からウィスキーをよくわからないまま
楽しむようになりました。
そんな中、RERAさんのブログに出会い色々と勉強させて頂いてます。
スコッチと言えば「ジョニーウォーカー」ぐらいしか知らなかった私が
「ハイランドパーク」「ロイヤルロッホナガー」等に出会って
RERAさんの、わかりやすい解説を読みながら楽しんでおります。
普段は安いウィスキーを飲んでますが、時に自分へのご褒美と思い
このブログを参考に銘柄選びをしております。
自分好みのウィスキーに出会うととても嬉しくなります。
ビールや焼酎と違ってウィスキーを楽しむのは自分にとって
飲酒ではなく愉しい時間の過ごし方になっております。
これからもお世話になります。
長文失礼いたしました。
素人には解らない理由があるのだとは思いますけど、出荷制限等もっと上手くやれ無かったの?とは思ってしまう
私の回りも流行りに乗りたくてジャパニーズウィスキーばかり飲み、しまいにトップバリューのウィスキーに手を出しているヤツが結構います。
その挙げ句に「ウィスキー飲んだけど不味い」と無茶苦茶な事を抜かすヤツ
良くも悪くも閉鎖的な日本人の悪い部分なのかも知れませんが、せめて感動的なスコッチを味わってほしいですね
ただ今回の記事に関してはウイスキーにお金をかけたくない人、ジャパニーズウイスキーに興味を持ったらそこで終わる人たちはなんなの?それじゃダメですよ。という排他的なニュアンスを感じました。そして折角これからウイスキーに興味をもつ人達がいるとしてそういう方達が誤解をしてしまうような気がしました。
ウイスキーに対する付き合い方はそれぞれですし可処分所得の分配の仕方も勿論それぞれです、、、
少々気になったものでコメントさせて頂きました。お目汚し失礼致しました。
余市に残っていた竹鶴12年を買い占めて転売してる輩がいた事を思い出した
売り文句が17や21より上だとか言ってた覚え
コスパ的な意味ならそうなんだろうけど…
お気持ちはわかりますが、メーカーにしても、あまりにも急激な需要の拡大は予想できなかったでしょうね。
テレビの視聴率がどんどん下がり、ネットに移行している昨今で、メーカーもさほど盛り上がるとは思ってなかったと思います。
改めて、テレビの影響がまだまだ強いのだと実感しています。
冒頭に書いたとおり、私の「愚痴」です。
それにいちいち文句を言ったらきりが無いですよ。
私はあなたでは無い、意見が違って当然です。ましてや愚痴を言っているのに、それを批判、改めようとしたらけんかになって当然です。
そのあたりは、愚痴はスルーするなり、一応受け取っておくだけの寛容さを付けてください。いちいち突っ込んでいると、精神がすり減って疲れますよ。
飲み物や酒に対してモチベーションが全然違うんですよね。
繊細な味の違いを気にしない人にミネラルウォーターが銘柄で味が違うと説明しても
馬鹿にされてしまいますし。
逆に味のわかる人はウイスキーの仕込み水の硬度がどうとか、生産地域毎の傾向、歴史なんかにもどんどん興味を持って行きますしね。趣味としてはそちらの方が有意義だし、
私もそれらが好きですが。
でも、泥のように酔って眠りたいなら4lペットの安ウイスキー一本買ってくれば事足りる訳だし。
ストレス解消としての酒なのか、余暇を楽しむ趣味なのか。
相容れないかもしれませんね。
個人的に、酔っぱらうため、日頃の鬱憤を晴らすために酒を飲むのは、肉体的にも精神的にも破滅に至る行為であるし、子供のやることだと思っています。
アルコール依存症になる人はそういう人たちではないでしょうか。
それこそ、ウイスキーでなくてもいいわけで、チューハイや第三のビール類で充分だろ、と思っています。
お酒の香、味を楽しみ、親しき人たちと楽しんで飲むことこそ、大人の嗜みではないでしょうか。
時々、酒は麻薬と同じだから全面廃絶しろ、という過激な人がいますが、他人の迷惑を顧みず、バカ酔いしているそういう人たちのせいだと思います。正直、最低です。
昨年に72歳で亡くなった我が父も、依存症と認定されずともお酒なしにはまともな精神を保てなかった人だったので。私も含めて、同じ轍を踏んでほしくない思いはあります。
それを憲法修正までして実際にやろうとしたのが1920年代のアメリカでしたね。
結果、カナダとメキシコは酒に何にも規制をかけていなかったのでそれらの国からの密輸が相次ぎ、更に酒税という税収を失い、おまけに裏産業に収益源を与え、更にアメリカのワイン・ウイスキー産業に壊滅的な打撃を与えました。おまけにアイルランドのウイスキーも斜陽させています。
禁酒法がなければ、アメリカのウイスキーは今以上に独特の進化を遂げていた可能性があり、惜しまれる話です。その分、カナダのウイスキーが発展しなかった可能性はありますが。
失礼を承知で申し上げます。
RERAさんのおっしゃることはもっともとは思いますが、インターネット上で「全世界へ」発信した時点で気にしないでくれ、無視してくれと言う言い訳は残念ながらもう通用いたしません。使い古された表現を使えば「文句言われたくなければチラシの裏にでも書いておけ」です。
様々なブログを拝見していてこちらは親しみやすく、安価な銘柄も「馬鹿にせず」真摯にレビューされていると思っていただけに腹の底ではやっぱりこうなのかと大変落胆いたしました。
ウイスキー好きを公言する人の排他的な雰囲気に辟易としていましたから。
良い物を飲め、というのは分かりますが人生損してるというようなニュアンスの言葉は軽々しく口にすべきではないです。それは他者の理念の全否定に繋がります。
小さいながら火の粉を降りまして「何顔真っ赤にしてるの」という返信はあかんですよ。
私もいずれは良い物を嗜みたいという欲求はありますが、中々そうはいかないのが実情です。
私も人間です。神様ではありません。
ましてやメーカーからカネや商品をもらってステマをしているわけでもありません。
「世界に発信している」といっても、所詮はユーザー側が能動的に見られなければ、ただの落書きで誰の目にもとまりません。
その点では、強制的にでも見せるテレビやラジオとは異なるのがネットの特徴です。
つまり、ブログはまさに「チラシの裏」です。
それを糾弾して排除する気であれば、憲法で規定されている表現の自由、言論の自由に反する行為になってしまいます。
実際、私の評価の中にはこてんぱんに罵倒している銘柄もありますし、全体的に見ても平常運転です。
それをあなたは見ていないだけです。
メディアの本質を理解しない限り、あなたは権威あるような人の甘言にだまされて不幸になるだけです。疑い、分析し、自分なりの判断を下すことで、初めて情報を活用できるのです。
本文で書いているように、私は収入が少なくても、なけなしのお金で高い銘柄も買って飲んでいます。見方によっては、人柱にされていると言われても仕方ないでしょう。
しかしながら、いいものはいいと値段に左右されず、勇気を持って高くても良質なものを求める価値観が、今の日本人には必要では無いでしょうか。
昔の人たちは借金をしてでもいいものを求めました。今の人たちはその勇気すらありません。
それを以て、昔の人たちはバカだとののしることが出来るでしょうか?逆に今の若い人たちは、狭い領域に引きこもっていて哀れに思えます。
日本人には「空気を読めない人」を糾弾する傾向にありますが、むしろ空気を読んでいるばかりでは、誤った方向に行っても修正が出来ず崩壊する道に至ってしまいます。
決断し、あえて空気を読まずに窮地を訴えることが出来なければ、集団(企業、法人)が健全で安定した道を歩むことなど出来ません。
マッサンを見て、余市蒸留所に訪問し、有料試飲所で素晴らしいウイスキーに出会いました。調べるとRERAさんのblogに出会いました。私が抱いた印象を素晴らしい文章力で表現されており、それ以来私にとってはウイスキーのバイブルになっております。もちろん入り口はニッカでしたが、徐々にスコッチにもハマってきており、このblogのおかげだと思っております。本当にありがとうございます。私もささやかなblogを書いており、文句を言われることもありますが、魑魅魍魎のネット世界ですから、書くのも自由、見ないのも自由と思っています。
原酒不足が深刻だそうですが、今後時間はかかっても改善されるのでしょうか?それだけが気がかりです。
RERAさんの評は、実際飲んでみていつも得心する部分があり、一瓶、一瓶、その核心をつかんだものと感じています。筆力も素晴らしく、とても優れたブログと思います。
ブログの書き手に敬意を感じると、いつしか読み手は友情のようなものを感じることがあるようです。どうやら「この人は分かっている。実力や内容の伴った人だ。」と思うと、その人が自分の価値観から外れたことを書いた時に、「ブログの書き手と読み手」の距離感から外れて、放っておけない気持ちになるもののようです。友人にアドバイスしなくては、というような気持ちになるのです。この人なら多少耳障りなことを書いてもアドバイスとして受け止めてくれるはずだ、というような気持ちがあるかもしれません。
今の私もそうですね。
しかし、これは読み手の一方的な感情であって、人の個性や価値観が多様であることを忘れ、勝手に見ず知らずの書き手に極めて高潔な人格を求めるものです。(そうですね、書き手は神様ではないのです。日々、人生に悩まされる人間なのです。)ですから、こんなことを書くべきではないし、こういう発言を書く私が間違っているのですが、一方でカズさんや若造さんの心情を思うと、その透明で無垢な善意に対しても何か書きたくなってしまいました。
人間の考え方は千差万別であり、全く一致するわけではないですね。
私はツイッターで保守的なネタでつぶやいてますが、先日の天皇陛下のお言葉に対しての私の天皇の立場について書いたところ、フォロワーから「裏切り者」と突然罵られる反応をもらいました。
それとともに、極右的な考えの人の中には、昭和天皇の人間宣言を無視し、陛下を現人神と未だに思って崇めている人もいるようです。
ABCDさんのコメントを読んで、先日の出来事を思い直しました。
大事なことは、一定の共感を持っていても、相手と自分は違うんだ、ということを念頭に置く必要があることですね。
一応ドラマ以前からウイスキー党だった者としては
>個人的にはお金がもったいないよりも、いいものを得られる機会を自ら失う方がもったいないと思います。
このくだりに大いに頷けます。
ウイスキーというものは急激な需要増に対応するというのは不向きな商品でドラマよりもほんの少し前のあたりに非常に良い出来の商品が安価に愉しめたということは個人的には役得でしたが、今は(ジャパニーズの)いいものが値段以前に入手できなくなり、ドラマで興味を持った人が美味しいと評判の特定の銘柄に人気が集中して結果的にその銘柄の質を落とすというのが残念でなりません。
また、そのような質の落ちた商品で「こんなものか」という感想を持たれて別のウイスキーに対する興味を持たなくなるというのも残念です。
ただ、上の方にもありますが、日本酒・ビールなどの酒類の中の一つという感じで普段ウイスキーにこだわりなく酔うための酒として選択する方にとっては、スーパーの棚に並ぶ角瓶なんかが製造者・消費者の落とし所としてちょうどいいのでしょうね。
どのみち国産ウイスキーの原酒が不足してるのはしょうがないので、現時点でいいものを飲みたければ国産以外に目を向けたほうがいいですよとも言いやすい状況にもなってるので、愛国心云々よりもそういうスタンスのほうがいい気もします。
若造さんの中々高い物は買えないという意見にも同意出来ますし
RERAさんの出来るだけいい物を飲むべきだという意見にも同意出来ます
私も可能なら響21年や山崎18年を飲みたいですが安月給につき
そうは問屋が卸しません
国産が割高ならスコッチ等外国の酒を飲めばいいじゃないかという意見も分かりますが、私個人としてはスコッチでもバーボンでもニッカでも無く初めて山崎12年を飲んだ時に衝撃を受けた経験からサントリーに拘りたいという思いがあります。
可能な限りいい物を飲みたい、しかし山崎12年や響17年以上のサントリーは高すぎる…どうにかならないか…と思案した所、ローヤル12年や15年、クレスト、インペリアル等優れた品質や響シリーズに負けない味にも関わらず山崎や響の影に隠れ、スコッチ好きやシングルモルト派には見向きもされず半ば打ち捨てられた様になっているブレンデッドウイスキー達の存在に気づき、それらを拾い集めて飲む事により質とコストの両立を図っています
私個人の意見としては国産のみならずシングルモルト一辺倒の風潮もどうかと思います
無論シングルモルトも美味しいのですが、国産に限らずジョニーウォーカーやバランタイン等ブレンデッドの織り成す複雑な風味は決して捨てた物では無い筈です
シングルモルト、シングルカスクがもてはやされているのは、単にうまいからではなく、蒸溜所ごとの個性を楽しめるからだといえます。
ブレンデッドでも、ブレンダーによる方向性によって一定の個性は出ますが、それでも複数のモルト、グレーンの調和によってある程度の安定性は出てきます。
より大きな癖を求めるには、やはりシングルモルト、さらにはシングルカスクに手を出すしかありません。
日本でも、余市や宮城峡の各蒸溜所では、同じシングルモルトでも使用する樽やモルトによって味も香りも違う複数のボトルが売られていて、スコッチに負けない複雑な調和を持たせるために、複数のスコッチの蒸溜所並みの原酒を生み出していることを理解することが出来ます。
各ブレンデッドのボトルのうまさの秘密を実感する上でも、キーとなるモルトを飲んでみる価値はあるでしょう。
どうやら自分が飲んだシェリーオークは既に劣化した後のボトルなようで実際言うほど強いシェリー香はせず、癖のないウイスキー止まりかもしれないと思ったのですが
1年前のお盆頃にここを見つけて、記事を読んでいってとても勉強になりました。
マッサンが終わった頃はただウイスキーが好きなだけでほとんど無知だったのが、
ここをきっかけにいろいろ調べてすっかりウイスキーの世界にはまってしまっています。
また、半年ほど前からは自分でも感想をメモしてRERAさんの記事と比べたりしています。
まだまだ自分の経験値は低いですが(30銘柄くらい)、これからも楽しみにさせていただきます。
私は実際に在日コリアンによって精神的な被害を受け、つぶれた会社の再建を
妨害されました。それより在日コリアンを憎んでいます。
よって、個人的に在日コリアンの全員追放を望んでいます。
あしからず。
10000円のお酒が1000円のお酒の10倍美味しいわけではありませんが、10000円のお酒は10000円出さないと得られない味わいや香り、その裏にある文化や気候、造り手の意図などが感じられ面白いですよね
ただ一方、好みに合うか分からないものに10000円も出せない、という感覚はあろうかと思います
私もあります
今は、音楽なども試聴してから買う、欲しい物をも口コミを見てから買うなどする人が増えています
その行動パターンは、なかなか変わらないでしょう
であれば、前者としては高級なウィスキーを少量でお試しできる機会があったらいいな、と思います
高級品は高級店にしか置いておらず、ショットでも高くつきますので
近くにいるウィスキー仲間とシェアできればいいのでしょうが…、私の周りにはいませんです
で、後者こそRERAさんのブログの存在なのではないでしょうか
『分からないけど、ちょっと高いけど、RERAさんが○○って書いているなら買ってみよう』と思う人もいるはずです
少なくともココに1人います
これからもウィスキー愛のあるブログを楽しみにしています
久しぶりにコメントさせていただきます。
先日、南青山にあるニッカウヰスキー本社地下のbarに行きました。
お目当は、ニッカウヰスキー80周年記念ボトルの「ザニッカ40年」を飲むためです。
一番少ない量でお願いすると、10ccのウイスキーがテイスティンググラスで出てきました。
(金額はご想像にお任せします)
知人からは、たかが10ccのウイスキーにそんなに払って馬鹿じゃないのか、とか言われましたが自分にとっては非常にいい経験でした。
(ちなみに私の年収は200万円台です)
ウイスキーは知る事によって世界が広がる酒だと思いますのでRERAさんの意見には非常に共感できます。
これからもアル中野郎共には、引き続きブラックニッカクリアをお勧めしていこうと思います。
酔った勢いで書かせていただきます(すみません)ウィスキー好きの40代前半おっさんです。
ポスト・マッサンブームのグダグダにとても心痛めております。
酒に限らず良いものには対価を払うべきだ、というのは本当にそうだと思います。
コスパコスパ言ってんじゃね~、時には痛い思いをして、二日酔いを重ねてこそ得られるものもあるんだ~!などとくだをまきつつ
宮城峡のノーマークがマックスバリュで1000円札でお釣りが来ていた時代を懐かしむのは
自分も年をとったということなのか・・。
時々ですが興味深く拝見しております。
45年前に飲んだのが「ヒ ニッカ」、「HI NIKKA」をよめませんでした。(笑)
それからはブラックニッカ、角サン、オールド、スーパーニッカ・・・と会社での地位とともに値段だけは高いものに格上げされましたが、貧乏舌はそのままでした。
最近は少しは分かるようになったせいか少しでも口に合うものを探しております。
その参考にさせていただいております。
私もなけなしの小遣いで頑張りますよ!!!
今夜はデインプルの15年を開けます。(納戸の奥に入ってました)
国粋意識で国富=日本の原酒を失うのはもっての他です。
当方のfacebookにてシェアさせていただきます。
2chのスレについては既知です。
芸能人や有名人ならまだしも、ただの40過ぎのサラリーマンを叩いて
何が面白いんでしょうかね?
男の嫉妬はみっともないです。日本人のやることではありません。
まぁ、私もそれだけ有名になったとポジティブに受け止めてます。
が、逆のやり方「安物でも高級品をしのぐうまいもの」を見つけるというアプローチもアリじゃないかと。
ウィスキーは熟成期間というのがあるので無理かもしれません。が、ブランデーでは格落ちゴミ扱い「フレンチブランデー」(大半は真実です)にも、コニャックをしのぐ製品があるのですよ。
質がいいかどうかは主観判断で、それにはブランドイメージやプライスタグの暗示も多いのですが、測定値だけならはるかに高額の製品を打ち負かすカメラレンズやヘッドホンも実際持っています。(ヘッドホンの方は3000円が20万円をしのぐ、音的にもしのぐ部分がある。20万円の方はマスコミがほめ立ててるんですがね。)
同じく貧乏人のアタシとしてはウィスキーでもやってほしいなあって思います。
残念ながら、ウイスキーではそういうものはありません。
1000円スコッチでもうまいものはありますが、「1000円なら」というエクスキューズがついてでの話で、値段の高い長期熟成されたボトルと比較すると、絶対的にしのげるものはありません。
当ブログで安いものの高い評価をつけているものは、そうしたコストパフォーマンスを考慮してのものです。
ウイスキーでは長期熟成させるごとに香りや味が増すとともに、樽の保管をする建物の維持費、管理する従業員の人件費など、コストが正比例で嵩んで来ますので、その点では正直なお酒だと思います。
ましてやジャパニーズになると顕著で、2000円以下になるとまともに熟成もしていないものがざらです。
ブランデーの場合はブランドに対するプレミアがついていることが多く、ヘネシーだと同じコニャックのVSOPと比較しても値段が倍近くします。
しかしウイスキーではそういったブランドにプレミアをつけている銘柄は少なく、あなたのいうゴミ扱いの銘柄でとびっきりうまいものというのは出にくい傾向にあります。
まぁ、すでに1000円台のウイスキーのほとんどを飲んでしまったので、個人的にはこういう結論が出ています。うまいウイスキーを求めるならそれなりのお金をかけなさい、ということです。
>残念ながら、ウイスキーではそういうものはありません。
については、私も同意見といわざるを得ませんね。ソフトウェアとか電化製品とか、値段と性能が比例しないなんてことは、経験する限りほぼないのは事実です。実際、ジョニ赤と黒、滑らかさではいい勝負ですが、味香では全然違う。(ルイ13世とかバカ高いのは別ね。あれ宣伝と容器代とブランド料だから。ブランデーの世界では、個人企業がそういう無駄を排して、選りすぐりの80年物をたったの5万円という驚愕の値段で売るのが話題になってます。)
でも例外がありまして、ブラックニッカのブレンダーズスペシャル、スペシャルブレンド、フロムザバレル、スーパーニッカはカフェグレーンの威力かいい線行ってると思うんですけど。私は同価格のスコッチより好きです。
>ブラックニッカのブレンダーズスペシャル、スペシャルブレンド、フロムザバレル、スーパーニッカはカフェグレーンの威力かいい線行ってると思うんですけど。私は同価格のスコッチより好きです。
ブレンダーズスピリットは期間限定販売であり、あれをレギュラーとして販売すると5000円でも足りません。何せ60年物の余市モルトを使ってますからね。
フロム・ザ・バレルやスーパーニッカも、2000円台のスコッチと比べれば上手ですが、竹鶴17年や終売してしまった余市15年と比べると、さすがに足下に及びません。
また、ザ・マッカラン12年やアードベッグTENといった個性の強いボトルとは肩を並べられません。
やはり2000円台、3000円台のボトルでも、1万円を超えるものを打破できる銘柄というのは存在しません。それ以前に庶民感覚で考えれば、この価格帯もぜいたく品になるでしょう。
ブランデーほど、安い銘柄で掘り出し物を見つけられる余地はほとんどないわけです。