金本有加
2017年5月10日20時38分
下着大手のワコールホールディングスの2017年3月期の海外事業は、営業利益が約3割減った。不振が続いていた、傘下のフランスのブランドから撤退する費用がかさんだことが一因だ。
清算したブランドは、12年に買収した英国の下着販売会社傘下のひとつ。買収後、赤字が続いたという。今後はワコールブランドに統一して展開する。
一方で、同じ英国会社の傘下にあった「Elomi(エロミ)」は、海外で売上高を伸ばしている。ふくよかな体形の女性向けブランドで、洗練されたデザインが人気を集めているという。
塚本能交(よしかた)社長は今後の海外事業について、「今後は(ブランド間のすみわけをはっきりさせながら)特化して開拓していく必要がある」と話した。(金本有加)
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