2017年5月10日21時16分
回転ずしチェーンの元気寿司は、客の好みの変化から「回らない」店を増やしている。注文すると、新幹線やレーシングカーをかたどった容器で皿を客のもとまで運んでくれる。
今年3月までに、こうした「オールオーダー方式」の店は全国86店にまで拡大。今年度も15~20店舗増やしたい考えだ。新鮮なすしが食べられることが受け、従来型の「回る」店から改装した店舗では、売上高が約1・5倍増えている。客に取られずに回り続けるすしがなくなり、食品ロスを減らすことにもつながっているという。
同社の売上高は前年比8・1%増の349億円、純利益は47・1%減の4億円の増収減益。須藤恭成専務は「回らない店舗を増やし、増収増益を目指す」。
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