フジテレビ 日枝会長が退任へ5月10日 21時25分

フジテレビは、社長と会長を合わせて３０年近く務めてきた日枝久会長が退任する人事を固めました。

関係者によりますと、フジテレビは日枝会長と亀山千広社長が退任する人事を固め、１１日開く取締役会で決めるということです。日枝会長は代表権のない取締役相談役に退き、亀山社長はＢＳフジの社長に就任するとしています。

日枝会長は７９歳で、昭和３６年にフジテレビに入社し、昭和６３年に社長、平成１３年に会長となり、合わせて３０年近く経営トップを務めてきました。
また、平成１５年から１８年までは、民放連＝日本民間放送連盟の会長も務めました。
その間、平成１７年には、筆頭株主だったニッポン放送の経営権をめぐって、ライブドアと激しく争いました。

退任の理由については明らかになっていませんが、フジテレビは、かつては人気だったドラマの視聴率が、このところ低迷していました。

亀山社長の後任には、ＢＳフジの宮内正喜社長が就任する見通しです。