5月17日、Huluのアドレスがhulu.jpからhappyon.jpに変わる。ダサい。とてもダサい…。
何故わざわざダサいドメインに変わるのか?その理由をhuluの広報は絶対に語れない。
日テレのHuluの商標利用権がまもなく剥がされるからだ。
その背景を解説する。
日テレはHuluの何を買収したのか?
2014年2月末、日テレは「Huluの日本事業を買収する」と発表した。普通に考えれば買収した”日本事業”とは具体的には下記の4つを指してるハズだ。
1.既存のHulu日本人会員(数十万人)
2.Huluブランドの使用権
3.Huluのシステム利用権
4.日本国外のコンテンツの配信権
買収後、既存の会員をそのまま引き継いでるし、システムもコンテンツも大きく変化した形跡はない。したがってこの4つは概ね合ってるハズだ。
しかしながら、Huluブランド(2)とシステム利用(3)の権利は買収ではなく期限付きのレンタルだったようだ。
客観的な証拠になり得るイベントが十分にある。
1年前に始まったHuluのシステム移行計画
実はHuluのアプリは新旧2種類存在した。
※旧アプリは2016年3月15日以降使えなくなってる。
アプリ事業経験者なら分かると思うが、”アプリの移行”は離脱リスクが高いので、絶対に避けるべきことだ。気軽に行えるようなことでは決してない。だがHulu日本事業の運営法人はそれを行った。
なぜか?システムを日本独自のものに作り変えるためだ。※5月17日にシステムを一新することが決まっている。
Huluが5月17日にリニューアル。スマホで生配信の視聴が可能に ~UI全面見直しでコンテンツもフルHDに高画質化 - PC Watch
もちろんシステム移行だけが理由ではない。
時系列からみえるコト
実はこのシステム移行はもともと2017年2月に行われる予定だった。もちろんhappyon.jpに移行するタイミングも同じだ。
ここから見えることがある。整理してみよう。
2014年2月末:Hulu日本事業買収発表
↓
2016年3月:Hulu旧アプリが使用不能に
↓
2017年2月:Huluシステム移行(新ドメイン含む)
※延期して2017年5月に変更
となっている。
多くの人が気付いただろう。どれも2月か3月だな…と。
つまりHuluの日本事業の買収の契約日は2014年3月でアプリの使用期限が2年、システムの利用期限が3年だったのだ
ここで僕は断言する。
日本のHuluブランドは2018年3月に消滅する。
これは既定路線だ。
Huluを運営するHJホールディングス
Huluの日本事業を運営しているのは「フールージャパンホールディングス」ではなくHJホールディングスである。そしてまもなく変更されるドメインはhappyon.jpだ。
HJホールディングス、happyon.jp…。もう分かっただろう。両方ともHとJが使われている。ってことは…(略
つまり買収時にはHuluブランドの利用期限が決められていたのだ。だからこそhulu.jpの運営会社はhuluの名称を使わないHJホールディングスなのである。
したがって、happyon.jpは「こうしたい!」という想いからできた名前ではなく運営会社が”HJホールディングス”だから”happyon.jp”なのだ。ああああああああああああああ(キレそう)
だからこそ唐突にCMで「HappyOn Hulu」などと言い始めたのだ。これはまもなくHuluブランドが消える兆しなのである(断言)
今後徐々に徐々にhuluの名前はフェードアウトしていくだろう。日テレのおじさん達が考えた"Happyon"のために。
残り9ヶ月…。
huluがhappyon.jpになる件だけど
— オグラダイスケ (@ogura_dog) 2017年5月10日
調べたら日本人のめっちゃ悲しい性がみえてつらい。
誰も書いてないから書いたろ
余談:日テレは目的と手段をはき違えてるよね。サービス名なめんなと。小倉さんマジおこ。