非常に喜ばしい事に”ナイナイのお見合い大作戦!”の次の開催地がまさかの岐阜県下呂市に決定された。
これまで他番組でも岐阜県がピックアップされた事はあっても下呂市ピンポインでガッツリ番組が作られる事って意外と少ない。
(2時間ドラマの”○○警部の事件簿シリーズ”くらいか……?)
そんな中での開催地決定は本当におめでたい。
ただ、お見合い大作戦と言うからには”お見合い”をしてご縁があれば、下呂の地に住む方も出てくるかもしれない。
住めば都とは言うものの、事前の情報は大いに越したことは無い。
本記事では、元下呂市民の箱根ヶ崎が下呂市での生活を簡単にまとめてみたい。
※記事内の情報は全て2017年5月現在のものです
--目次--
下呂市って?
下呂市全体の面積851.06km2のうち、山林が約9割を占め、河川に沿った平坦地とゆるやかな斜面を利用して、農業地、商業地、住宅地などが混在している。飛騨地域で唯一、分水嶺より南にある市町村である。地目別では森林(91.8%)、農用地(1.9%)、宅地(0.8%)、道路他(5.4%)となっている。市域のほぼ中央を一級河川飛騨川が南へ流れ、西には馬瀬川がある。また、御嶽山をはじめ河川の両側には山並みが迫り、『飛騨木曽川国定公園』や『岐阜県立自然公園』なども位置する岐阜県内有数の自然豊かな地域である。 また、飛騨川に沿って国道41号やJR高山本線が通り、横断する形で国道256号、国道257号が通じているので、各地からのアクセスは充実している。
日本の真ん中ら辺に位置する岐阜県の更に真ん中ら辺に位置するのが下呂市である。
wikiにも記載がある通り、大半が森林地帯で占められており、宅地の面積は1%未満と非常に寒々しい状態になっている。
よく言えば緑豊か、悪く言えば山ばかりの地域である。
基本的に、主だった住宅や商業施設は下呂市を縦断する国道41号線沿いに点在している。
(基本的には41号線沿いが生活する上での大動脈になる)
交通の便も比較的恵まれている。
名古屋からは車で高速を使えば約2時間。富山からは約3時間でのアクセスが可能だ。
ただ、この時間は春~秋に掛けてで、冬は雪が降るため富山方面からのアクセスはやや困難になる。
汽車を使用して主な住宅密集地へのアクセスも可能である。
飛騨金山・下呂・飛騨萩原などが主要な駅となってくる。
電車、では無く車体自体に動力のある汽車なので、線路があれば災害には強いが、土砂崩れ・増水時などに主要な道路ともども水没したりすると、陸の孤島になる危険がある。
(10~20年に1回くらいの割合であるんです……)
基本的に買い物などの移動に関しても「移動=車」になるので、車は1家に1台と言うより1人1台必要である。
移住する場合は、軽自動車でも軽トラでもとにかく自動車が必要である。
ちなみに1人1台と言う特性上、車種と色と発見場所によって、知り合いからどこで何をしていたかが、推察される。
(「昨日○○のスーパーで買い物してたでしょ?」とか……もうスパイか何かですか……)
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下呂市の生活
スーパー
仕事などに関しては各々の自助努力で解決したとしても、生活する環境はどうにもならない場合がある。
下呂市で生活する場合、大きな商業施設は2つ。
バローとマツオカである。
個人商店や農協のスーパーなどもあるが、品揃えに関してはこの2店に軍配が上がる。
バローは岐阜県を語る上では欠かせない企業であり、創業者が岐阜県恵那市の出身である。
また、ドラッグストアである”Vドラッグ”を敷地の隣に併設したり、バロー内にパン屋や携帯電話のショップを併設するなど磐石の布陣である。
(下呂市下に確固たる地位を築いているバロー)
一方のマツオカは住所を移転し、街中から徒歩でのアクセスは不便になったともっぱらの噂だが、それを補ってあまりある駐車場を確保している。
また、隣にグループ店の衣料品店とドラッグストアもあり、こちらもバローグループに対抗する布陣は完璧である。
場所の関係上、道路の店側からの進入は簡単だが、反対側からの進入には苦労する事になる。
(たまにちょっと無茶なセールをやるのが特徴のマツオカ。庶民の味方である)
多少の違いはあるが、下呂市下で大きなスーパーはこの2店になる。
逆に言えば、この2店を巡れば大抵の事は足りるのである。
コンビニ事情
日進月歩で出店していくコンビニだが、流石に配送ルートの関係であまり人里離れた所には無い。
やはり、国道41号線沿いが主な出店場所となる。
(やっぱりと言うかなんと言うか大きな道沿いにしかコンビニは無い)
使わない人はまったく使わないが、バローもマツオカも比較的早く閉店する為、夜に必要な物が出た場合や、急な飲み会の際の酒類の買い付けなどにはコンビニが活躍する。
比較的ローソンとデイリーヤマザキの割合が多い。
セブンイレブンは未出店だが、少し北の飛騨高山には多数出店してるので、今後の出店が見込まれる。
その他
その他に、地元の習慣として”組”と”消防”がある。
組は、主に祭りや冠婚葬祭時の互助会制度で、不幸などがあった際は指定の住所で区切られた家から人手を出し、式を執り行う。
また、消防に関しては女性よりも男性が問題になってくるが、任意加入で地元の消防団に誘われる。
任意、とは言うものの結構なプレッシャーがあるそうなので、地元に根を張る場合は入る人が多い。
加入した場合は、夏の大会まで平日や休日の午前中は練習があるので、春~夏の空き時間は消防の練習に当てられる。
また、災害・迷子などが発生した場合も出動要請が掛かる場合がある。
下呂市の遊び
ちょっと遊ぶ場合
下呂市に遊ぶ場所は基本的に存在しない。
大きなカラオケBOXも無いし、ラウンドワンの様な施設も無い。
(小さなカラオケ店やボーリング場はあります!)
では、デートや家族と出かける場合はどこに行くのか?
休日の半分だけ出かける場合などは、車で高山に行く事になる。
古都・飛騨高山は下呂市から車で60~90分でアクセスが可能で、より大きな商業施設がある。
スポーツ用品店やカラオケ店、本屋、GEOなど一折の店がそろっている。
朝から出かけて、朝食→買い物→昼食→帰宅などが割合、定番のコースだ。
(立替前の高山駅。ちょっと遊ぶ場合は高山まで足を伸ばせば大丈夫!)
がっつり遊ぶ場合
いやいや、昨日は給料日だったからパーっと遊ぶんだ!って言う場合はもう少し足を伸ばす必要がある。
下呂市から車で1.5時間程度の各務原、2時間程度の岐阜・名古屋である。
各務原にはイオンモールがあり、ここに入れば子供~お年寄りまで終日過ごす事が出来る。
ご多聞にもれず、朝夕の時間は駐車場に入る車で半端無く混雑するので前もって心の準備が必要だ。
(まさにゆりかごから墓場まで、と言った感のあるイオンモール)
車で行くと、下道と高速で意外と早く名古屋に到着する。
ただ、田舎の下呂市と違って名古屋の運転は荒いので注意が必要だ。
100M道路と言われるが、それぞれ片側1車線は実質駐車スペースである。
(実際はもうちょっと掛かるかもしれない ※時間は下呂駅起点の場合)
もっと下呂市!
なにやらすげー田舎の様な下呂市だが、そこは仕方無い、
実際に田舎である。
遊びや人付き合いで多少不便はあるがそれを補って余りある魅力が下呂にはある。
スーパーに関しては大きな店は2店だけだが、その他も粒揃いである。
スターバックスは無いが、コーヒーを飲む文化がある為喫茶店の数は非常に多い。
ある程度の歳になれば、自分の行きつけの喫茶店を大抵の人が持っている。
個人的にオススメは”緑の館”が味・雰囲気など最高だと思っている。
◆【参照ページ】
ケーキを食べたい場合はジークフリーダがオススメである。
お世話になった人へのお土産や、ちょっと良いケーキを食べたい場合はこの店だ。
バターをたっぷり作ったフィナンシェやクッキーなど、気をつけないと貰った分を一気に食べてしまう。
◆【参照ページ】
また、下呂市街では無料で入れる足湯が多数あるので、観光客に混じって足湯に入ってもいい。
真冬でも、15分くらい足湯に入っているとうっすら汗ばむくらいに体が温まる。
雪も当然降るが、雪景色を見ながら入る足湯は何度入っても格別である。
夜に暖かい飲み物を飲みながら入ると、堪らない!
釣りが趣味であれば、夏は”鮎かけ”が楽しめる。
漁業券を購入して鮎を釣って塩焼きにするのが最高の贅沢である。
都会で食べる鮎と違って、取れたてで尚且つ大きいので食べ応えもバッチリである。
水も買わなくても水道水がそのまま飲め、野菜なども近所づきあいをしていれば結構貰える。
スイカは夏の間は買わなくて良いってか、さぁ食えさっさと食え!ってくらいの量が貰えたりする。
繰り返すが下呂市は田舎である。
もうガッツリ田舎で車がないと生活するのが非常に難しい。
ただ、温泉や川などの自然に恵まれ、多少の買い物であれば1時間程度で高山に行けば大抵の物は揃う。
月並みな言葉であるが、田舎でゆっくりとした生活をするなら良い街だと思う。
それでは、また。
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ナイナイのお見合い大作戦! 公式WEBサイト
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