2016年7月20日 ブログ(『むかし・あけぼの』kamenotureai.wordpress.com)に書きました
その時は 難解な本では 最後まで読み切れないと思って
田辺聖子さんの書かれた 読みやすい文庫本(上下)を読んだのです
古典の授業で習っただけのわたしにとって
まさに 平安時代にタイムスリップしたかのような心持
清少納言のように 女房として その世を生きている感じでした
その後も たまには 古典を選んで読むようになりました
先日図書館の新刊コーナーを覗いたときに
この本が わたしに『読んで、読んで』と 突然、呼びかけてきたのです
そして、予約していた本たちと共に 我が家へ…
古典というのは 何故か敷居が高いような…
同じ日本語なのに なぜ読んですぐに意味が分からんのだ?と
無性に腹が立ちもするのです(わたしだけ?)
けれど、
その昔
どういう人がどんな気持ちで生きていたのかは
知りた~い
その日 借りだした本の 最後になり 読みだしたら 止まらない
田辺聖子さんの描いた枕草子の世界に通じるが もっと深く立ち入った内容
権勢を極めた道長が、なぜ、政敵方のこの書を潰さなかったのか。『枕草子』が平安社会を生き延びるために、清少納言が駆使した戦略とは?
『春はあけぼの』・・・単なるエッセイとか 随筆などじゃなかったんだね
清少納言として生きた女性が いとおしくなります