フルーツ味の青汁やジュースのような青汁など、飲みやすさを売りにした青汁が大ブームです。
「飲みやすい!」「甘くておいしい!」といったキャッチコピーを、テレビや新聞で見たことがあると思います。
青汁には、人工甘味料をはじめとする添加物が含まれています!
添加物の中にはガンの原因になったり胃潰瘍の危険が指摘されているものもあります。
青汁だからなんでも健康に良いわけではありません!
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青汁は、ダイエットや健康維持のために飲むとが多いと思います。
しかし、中には危険性が指摘されている甘味料などの添加物が使われているものがあります。
青汁は毎日続ける健康食品です。なので危険な青汁を買うと、自分の体を毎日危険にさらしてしまうことになります!!
どのようにすれば、安全で安心できる青汁をえらべるのでしょうか。
どうして青汁には食品添加物が使われているのでしょうか。食品添加物を使う理由には、次のものがあります。
添加物は安心、安全の為に入れているものではありますが、より消費者に買ってもらえるように添加されているとも言えるでしょう。
色がくすんで、ドロドロしていて、しかも苦い青汁よりは、キレイな緑色で、サラッとして飲みやすく、甘くておいしい青汁のほうが飲みたいですよね。
添加物は、このような消費者のニーズに合わせるために使われています。
甘味料を中心とする添加物は、ほとんどすべての青汁に含まれています。
添加物が一切入っていない青汁を選ぶのはとても難しいです。
フルーツのように甘くて飲みやすい青汁には、人工甘味料と呼ばれる添加物が含まれています。
人工甘味料の中には、神経障害やガンの危険性が報告されているものがあるため、特に注意が必要です。
人工甘味料の中でも特に危険なのが、アスパルテームL-フェニルアラニン化合物と呼ばれる
添加物です。
パルスイートという名前を聞いたことはありませんか?
このパルスイートは、おもにこのアスパルテームL-フェニルアラニン化合物からできています。
そして、この添加物は青汁のほかにも、ジュースやガムなどに使われています。
スーパーやコンビニでもよく見かける。身近な添加物です。
また、アスパルテームはとても甘く、カロリーが低いのが特徴です。
この特徴を生かして、ダイエット飲料などでもよく使われています。
しかし、この添加物は研究者の間でも危険性が指摘されている添加物です。
日本でも、厚生労働省が特に注意を払っています。
そして、食品にアスパルテームが入っているときは
必ず「アスパルテームL-フェニルアラニン化合物」と表記することが義務付けされています。
以下は、アスパルテームの良い点と危険性です。
良い点 | 危険性 |
---|---|
・カロリーが低い ・少ない量で甘みがつけられる ・砂糖の200倍の甘さがある |
・神経障害 ・脳機能の異常 ・頭痛 ・不眠症 ・うつ ・イライラ ・記憶障害 ・がん |
青汁に含まれている甘味料として、よく見かけるのが還元麦芽糖と呼ばれる甘味料です。
還元麦芽糖はマルチトールとも呼ばれる添加物で、多くの青汁に含まれています。
「還元麦芽糖」と聞くと、ふつうの甘味料のような名前だと思うかもしれません。
しかし、分類としては、アスパルテームと同じく「人工甘味料」に分類されます。
良い点 | 危険性 |
---|---|
・カロリーが低い ・少ない量で甘さがつけられる ・甘さが砂糖の2倍 ・血糖値の上昇がゆるやか |
・おなかが緩くなる |
アスパルテームのように危険性が議論されている甘味料もあれば、還元麦芽糖のように目立った危険性がない甘味料もあります。
添加物は、悪い側面だけではないのです。
実は、添加物を使うことで得られるメリットもあります。
・安全性が高まる
→食品が腐ったり酸化したりするのを防ぐので、食中毒の防止になります。
・味がおいしくなる
→青汁など、苦すぎる食べ物に甘みを加えることで飲みやすくなります。
・見た目が良くなる
→ハムなど、そのままではすぐに茶色くなってしまう食べ物をおいしそうな色に保てます。
・栄養価が高くなる
→食事で不足しがちなビタミンやミネラルを添加物として入れることで、栄養補給ができます。
青汁の場合は、子どもでもおいしく飲めるように甘味料を入れたり、
水に溶けやすくするために添加物を使ったりしています。
また、健康を目的に青汁を飲んでいる人がもっと効果的に健康になれるように、添加物が使われることもあります。
例えば、青汁の栄養価を高めるためのビタミンを添加物として使うことがあります。
青汁でよく使われている添加物や甘味料のなかにも、安全性が高いものと危険なものがあります。
甘味料の名前 | 特徴 |
---|---|
アスパルテーム | ガン、脳機能の低下の原因になると言われている。 |
還元麦芽糖 | おなかが緩くなりやすい。 |
ステビア | ハーブの一種。最も安全だといわれている。 |
アセスルファムK | ガンの危険性が指摘されているが、大量に食べなければ安全だといわれている。 |
キシリトール | おなかが緩くなりやすい。 |
添加物によって私たちの健康が損なわれないように、厚生労働省では厳格なルールを定めています。
また、その種類によって明確に分類わけがされているだけではなく、使ってもよいと認められるための試験もしっかりと行われています。
すべての添加物は、次の4つの分類に分けられます。
添加物の分類 | 例 |
---|---|
指定添加物 | アスパルテーム 還元麦芽糖 キシリトール |
既存添加物 | にがり クチナシ |
天然香料 | バニラ シナモン |
一般食品添加物 | 寒天 イチゴジュース |
このうち、「指定添加物」以外の3つは、十分に安全が保障されているといえます。
例えば既存添加物には、お豆腐を作るときに昔から使われてきたにがりや、漢方にも使われているクチナシなどがあります。
そして、一部に危険性が指摘されている指定添加物は、
国がさまざまなルールや検査を定めています。
例えば、添加物として認定されるには下記の試験をすべてパスしなければなりません。
そして、認められていた添加物についても、本当に健康に害がないかどうか、引き続き調査が行われています。