今月初め、アメリカ・ワシントン州シアトルで、心温まる出来事があったようだ。登場人物は、息子のジェームス・アレン・スミスさんと母親のバージニア・スミスさん、そして1匹の猫・・・じゃなくて猫のロボット。
ジェームスさんがバージニアさんに、誕生日プレゼントとして猫のロボットを贈ったそうなんだ。なぜ「ロボット」なのだろうか?その理由は2年前にさかのぼる。
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認知症を患って愛猫を手放すことに
バージニアさんは大の猫好きだった。ずっと猫と暮らしていたし、ずっと猫と暮らしていたかった。しかし、その願いは叶わなかった。認知症を患い、体も思うように動かなくなったのだ。
これ以上、猫の世話をするのは無理だ・・・そう家族が判断したのが2年前のこと。バージニアさんは愛猫を手放すことになり、その後、介護付き高齢者住宅に引っ越した。再び猫を飼える日が来るのかどうかは神のみぞ知るところだ。
imege credit:Facebook
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猫のロボットが心に癒しを運んでくれた
ジェームスさんは考えた。猫を失って以来、落ち込み気味な母親の心をなんとか癒したい。そして、思い付いた。そうだ、ロボットならいけるじゃん!と。そこで、今年の誕生日プレゼントとして、猫のロボットを贈ることにした。
触ると反応して動いたり、喉をゴロゴロと鳴らす白猫のロボット。バージニアさんは雄猫だと感じたようで、「ロビー」と名付けてすっかり気に入った様子だ。
imege credit:Facebook
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感動を呼んだ息子から母への贈り物
ジェームスさんは、ふわふわの毛並みをうれしそうに撫でるバージニアさんの姿を動画に撮り、フェイスブックに投稿。すると、海外メディアがそれを取り上げて、「感動した!」などの声がツイッターなどで多くあがった。
Man gives his mother a robotic cat as a birthday gift after she was forced to give up her cat due to dementia and mobility issues. pic.twitter.com/OBHC2XEMCA
— ABC News (@ABC) 2017年5月2日
ツイッター民の反応:
@Nurjehan8
素晴らしい息子の素晴らしいアイデアだね。
@marlisamin
とても悲しいけれどとても感動した。
@jewelsfrazier68
お母さん、とっても幸せそうにしているね。
@xpinkpixiedollx
こんなにステキな話、これまで聞いたことがないわ!
@ktownsendRN
ただただ素晴らしい。
@FarnellAC_Heat
美しい話だね。
@Clearskies68
なんて心に残る贈り物なんだろう。
@Organic_Reality
これは素晴らしい!
@Judy80sforever
泣いた。
@KorbelRenoKia
なんていい息子さんなのかしら。
@2crole
ペットは愛と癒しをたくさんくれるもんね!
「ロビー」を見て、まるで少女のように笑うバージニアさんが印象的だ。「ステキだわ、とってもかわいい!」と大喜びしていて、本当に猫が好きなんだなって、息子ナイス!って、そんな気分にさせられる。
この猫のロボット、セガトイズの夢ねこ かな? 一時期日本では販売停止になっていたんだけど2016年12月より再販されたようだね。毛並みは本物の猫そっくりで、撫でると気持ちよさそうに耳を動かしたりゴロゴロしたり眠ったりするそうだよ。
日本総販売元 セガトイズ 夢ねこプレミアム |
via:ABC News・Laughing squid・Twitter・Facebook・translated by usagi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
セガトイズの夢シリーズ好きだったなぁ
今回の記事のは最初に出た横たわりタイプの夢ねこかな
ウチはお座りタイプの夢ねこで
癒し以外にもムクドリの団体さんにお帰り頂く時にも大助かりしてる
2. 匿名処理班
息子の心を傷つけないよう気遣ってるように感じる
3. 匿名処理班
夢ねこ海外で意外な人気があるな
4. 匿名処理班
まさかのセガトイズ
そして思ったよりは安かった
喉のゴロゴロに合わせて手をぐーぱーする機能付けたら
もっと高くなるんだろうなあ
5. 匿名処理班
愛犬ロボ「てつ」
6. 匿名処理班
よっしゃフェイスブック投稿したろ
7.
8. 匿名処理班
うちは癌で長期入院中だった猫飼いの身内に夢ねこをプレゼントしたよ
いつも飼い猫に会いたがってたからどうかとも思ったんだけど
夢ねこに飼い猫の名前を付け枕元に置き可愛がってくれた
そして辛い治療も早く家に帰って飼い猫に会う為と頑張って乗り越えてくれた
飼い猫は数年前に虹の橋を渡ったけど、闘病を支えてくれた夢ねこと身内は元気にしてる
9.
10. 匿名処理班
ロボットをかわいいと思うことは否定しないけど、けど何か悲しい
11. 匿名処理班
※4 それは「でつ」なのでは。
バージニアさんは実はSF好きで、ロビーの名前は映画
“禁断の惑星” にちなんで…だとカッコいいな。
12. 匿名処理班
手放された猫はどうなったのか・・・
13. 匿名処理班
ああうん。あの頃想像・期待していた「未来のロボットとヒトの関わり」ってアチーブメントのどれかにチェックが入った/入っていたんだなって思う。実績介助率はまだ手始め。解除の誤打ちだけれどこのままで。
14. 匿名処理班
自分の親がボケるのは凄い悲しくなるよな。
母親が、入院時、部屋なくて個室に入院したがテレビなく、1週間位仕事で病院行けなくなったら軽くボケっぽい感じになっていたのは悲しかった。
話したり色々やったら回復したけど、あのまま居たら確実に取り返しの付かないボケになっていたはず。
15. 匿名処理班
※4
ぐーぱーすごくいいアイデアだね!メーカーの人ここ見て実装して!