証券会社ってなに?
株式や債券などいろいろな商品を扱うのが証券会社です。
昔は電話で注文すると言う方法が一般的でしたが、最近ではインターネットとパソコンの普及により、オンライン取引が主流になっています。
オンライン取引なら自分のタイミングで自由に取引することが可能です。
また、投資信託、FX、先物、オプション、CFD、eワラントなど様々な商品を取り扱う証券会社もあります。
証券会社の仕事やビジネスモデル
証券会社の業務
証券会社の業務は大まかに分けて4つあります。
・ブローカー業務
・ディーラー業務
・アンダーライター業務
・セリング業務
ブローカー業務では投資家からの注文を取り次ぎすると言った業務を行っています。
注文を取り次ぎして貰った投資家は証券会社に対し、委託手数料を支払します。
ディーラー業務では証券会社自ら利益を出す目的で有価証券の売買を行っています。
アンダーライター業務では、証券会社は企業が発行した株式、国が発行した債券を販売します。
セリング業務では株式を発行した企業などから委託を受け、投資家に有価証券として販売しています。
証券会社の仕組み
証券会社では投資家から得られる委託手数料を収益としています。
しかし1999年10月に株式委託手数料が自由化された上、ネット証券の登場により委託手数料以外の新たな収益源を探す必要ができました。
そこでコンサルティング営業に着目する証券会社が増えました。
投資家に資産運用の提案から資産管理まで様々なアドバイスを行ったり、M&Aやデリバティブ商品の提供などで活路を開いています。
ネット証券ってなに?
ネット証券とはオンライン専門で取引できる証券会社のことを言います。
証券会社の窓口まで出かけて注文するといったことは行いません。
インターネットが良く分からない高齢者の方や何らかのトラブルでインターネットに接続できないときは電話で注文することもありますが、殆どの方はオンライン取引を行っています。
多くのネット証券で高機能な取引ツールを提供しており、リアルタイムで変動する株価を見ながら取引することが可能です。
スピーディーな注文を出しやすい作りになっており、デイトレードしたいときにも便利です。
また、たくさんのテクニカル指標を装備しており、テクニカル分析を行いながらデイトレードすることも可能です。
ネット証券の手数料を比較(2017年4月現在)
SBI証券
ネット証券は大手総合証券会社よりも手数料が安いと言うメリットがあります。
ネット証券によって現物株の取引手数料に違いがあるため、良く比較してから口座開設したいところです。
数あるネット証券のうち特に有名なのがSBI証券です。
SBI証券ではスタンダードプラン、アクティブプランと2つの手数料プランがあります。
・スタンダードプラン
1注文あたりの約定代金に応じて手数料が変わります。10万円までなら139円、3000万円超でも973円とお得な手数料体系です。
・アクティブプラン
1日の約定代金に応じて手数料が変わるという違いがあります。10万円までなら96円、20万円までなら191円、100万円までなら762円となっています。
楽天証券
楽天証券も現物株の取引手数料がお得になっています。
ワンショットコース、いちにち定額コースがあります。
・ワンショットコース
10万円までなら139円、3000万円超なら1217円です。
・いちにち定額コース
50万円までなら429円、300万円までなら3000円となっています。
デイトレード割引があり、いちにち定額コースでは返済手数料が無料になると言うメリットがあり、デイトレーダーの方に人気の高いネット証券となっています。
マネックス証券
マネックス証券の現物株取引手数料には取引毎手数料コースと一日定額手数料コースがあります。
・取引毎手数料コース
10万円以下なら100円とお得な設定です。40万円超50万円以下では450円、50万円超100万円以下では成行注文1000円、指値注文1500円となっています。
・一日定額手数料コース
約定金額300万円ごとに2500円と言う設定です。
自分の取引スタイルに合った証券会社を選ぶ
このように証券会社には種類があるため、自分の取引スタイルに合ったところに口座開設して下さい。
手数料が安いほうが良い方はネット証券、コンサルティング営業を受けたい初心者の方は大手総合証券会社が良いでしょう。
複数の口座を開設し、使い分けていくのもみるのも良いかもしれません。