北村哲朗
2017年5月10日03時00分
JR尾道駅の建て替えに伴い、現駅舎の東側につくられた仮駅舎での営業が16日から始まる。現駅舎で営業が終わるのを前に、JR西日本や市が「ありがとう、尾道駅舎」と題したイベントを14日に開く。
午前10時から地元の尾道高校音楽部やベッチャー太鼓の演奏、尾道市立大の学生による歌唱や演舞のほか、駅舎の歴史がわかる写真展示や駅舎内見学ツアーがある。JRとなってから16代目の片岡茂樹駅長は「尾道駅は今も昔も瀬戸内観光の玄関口。今の駅舎の良さも残しつつ、街にふさわしい駅づくりを進める」と話す。
JR西によると、初代駅舎は1891(明治24)年にできた。木造平屋建てで、その後改築が繰り返された。新駅舎は来年夏の完成予定。延べ面積約2150平方メートルの鉄骨2階建てで、現駅舎の2倍以上になる。街並みに溶け込むように瓦屋根にし、1階にサイクリスト向け店舗、2階に展望デッキや宿泊施設を設けるという。(北村哲朗)
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