ソラコム、月額約45円からの低トラフィック向け新料金体系「Low Data Volume」を発表

2017年5月10日

IoT向けのサービス基盤を提供するソラコムは、断続的な死活管理や位置情報の管理のような小さなトラフィックしか発生しないIoT向け通信に対応した新料金体系「Low Data Volume」を発表しました。

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同社はこれまで、1日にあたりの基本料金が10円、1MBあたりの通信料金が0.2円からという料金体系で、携帯電話網を用いたIoT向けのデータ通信を提供してきました。

しかしIoT市場の広がりによって、例えば数分ごとのデバイスの死活監視や位置情報発信のようなシンプルかつ小容量のデータを扱うような事例も増え、こうした低トラフィック向けの料金体系が望まれるようになってきたとのこと。

今回発表された低トラフィック向けの料金体系では、こうしたケースをカバーするため、基本料金が月額0.4ドル(日本円で約45円)、1KBあたりの通信料金が0.0005ドル(1MBあたり0.5ドル)と設定されています。

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これにより、5分に1回程度の死活管理で1回あたり数KB程度のデータ通信を行うケースの月額が約303円、数KB程度の決済情報を毎日1000回通信するケースの月額が約350円となると同社は見積もっており、低トラフィックの利用において従来の料金体系よりも安価に利用できるとされています。

低トラフィック向けの新料金体系は5月16日開始予定。同社が提供するグローバル向けのSIMで適用されるため、料金は米ドルベース。従来の国内向けSIMでは対応されないので、グローバル向けSIMを持っていない場合には新たにSIMを購入する必要があります。

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タグ : IoT , Soracom



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