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 下館駅近くにある鉄道3社の線路を横切る警報機・遮断機のない4種踏切について、筑西市は閉鎖の方針を固めた。踏切は長く、直近で線路がカーブすることなどから危険視する声もあったためだ。市は、昨年9月に起きた別の4種踏切での児童の死亡事故を受け、この種の踏切の閉鎖に向けて地域への説明を続けてきた。

 下館駅の西約300メートルにある「栄踏切」は、関東鉄道常総線、JR水戸線、真岡鉄道真岡線を横切り、約30メートルと長い。主に歩行者と自転車が利用している。

 国土交通省によると、鉄道3社の線路を横切る4種踏切は全国でも珍しいという。常総線と真岡線は踏切の間近でカーブしていて見通しは悪い。一方、踏切のほぼ真上には市道の跨線橋(こせんきょう)が架かり、歩道も整備され、近くに警報機・遮断機付きの1種踏切もある。

 筑西市内では昨年9月、常総線…

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