ハモる新人達
レッツ、ハモリプレイ!
おさっぴろでぇす。
以前、会社の新入社員歓迎会があった時の話だ。例によって二次会はカラオケだったのだが・・・。
新入社員全員が、歌唱にハモリを入れてきたのだ!
こ・・・これってどうなの!? (((( ;゚д゚))))
現代では当たり前なの!?(ヲサーンが古いだけェ!?)
君ら全員ゴスペラーズか!?
最近の若い人の歌唱スペックスゲェー!!
・・・しかし一点前置きさせて欲しい。
この書き方だと、新入社員ひとりひとりのハモリテクが抜群だった話、と思うだろう。
確かにそうだが、今回の記事でもっとも書きたかった事とは、彼らの歌唱の流儀に少し問題があった事だ。
と言う訳で、以下は本文でどおぞw
新人達のスペックとか
と言う訳で事の詳細だ。その前に、今回部署に配属された新人は以下の通り。
以上3名だ(もちろん仮名だ。念のため・・・)
カラオケをお誘いするが・・・
この3名を連れてカラオケに行った。ちなみに誘った側のメンバーは、ワタクシと他2人だ。
ところでちょっと昔話を書く。ワタクシが新人の頃は先輩の扱いが酷く、最初の一曲目は新人が歌うのが当たり前だった。例を挙げる。
「一曲目、オマエ歌え!!面白い歌な!!!」
(先輩のイメージw)
このように、先輩に命令されるともう逆らえない。しかもトレンディな曲なんて入れようものなら即ゲキられる。ワタクシは半泣き状態だった。
こうして仕方なく入れた曲がこれだ。
▼花の子ルンルンの主題歌
(注:80年代初頭の魔法少女アニメですw)
www.youtube.com
(配信者:Majokko Micchi)
しかし、真心をこめて(←セリフ入りでw)歌唱しても・・・。
そんな時代だった(ふふっ・・・)
だが最近の若い子に、昔気質を押し付ける気は毛頭ない。そもそもそんな事言おうものなら「パワハラです!!!!」と訴えられてしまう (((( ;゚Д゚)))
だから、仕方なく今回はワタクシが一曲目を歌った。タイトルはもちろん「花の子ルンルン」だ。
・・・というのは大嘘で「明日があるさ」にした。しかし、ここから悲劇が始まったのだw
いきなり新人の子にハモられるw
ワタクシが件の曲を歌い「♪あしーたがあーるーさー」部分にさしかかるやいなや、やたら甲高いハモリが聴こえてきた!
驚いてそちらを見ると、何と不思議系女子のリオさんが、当たり前のようにマイクを持って、ハモっているじゃあありませんか!?ヲサーンはびっくりしたゾ!!
盛り上げてくれたらしい
彼女はどうやら盛り上げようと思って、一緒に歌ってくれたらしい。
それに気圧されたか、他の新人2人も「俺も俺も」とばかりにマイクを持ちハモリはじめた。おかげで曲が終わるまで、みんな大いに盛り上がった。
なるほど、盛り上げようとしてくれたのか、そいつは有難いな・・。今年の新人さんってすごいじゃないか!と思った。
・・・その時まではw
歌うのはイヤ!とのたまう
しかしながら、彼らはひと筋縄ではいかなかった。
ワタクシの上司が、不思議系女子のリオさんに言った「じゃあ、次はリオさん歌ってねー」と。しかし彼女は即座に返した「イヤです」とw
これには我々「ぽかーん」である。
「えー!いままであんなに盛り上がっていたじゃない!?どおして歌わないの?」と上司。
「盛り上げるのはいいけど、自分が歌うのは恥ずかしいんです」キッパリと彼女。
・・・気まずい空気が流れる。ここで沈黙を破ったのはなんと、新人のタクヤくんだった。「んじゃ次、自分がいきますよォ」と言ってくれた。
上司もワタクシもホッと胸をなでおろした。彼はリモコンでリクエストを入れた。
知らねぇ曲だよw
カラオケでリクエストを入れると、曲名が画面に表示される。新人のタクヤくんが入れたのは以下の曲だった。
「モノクロのキス / シド」
www.youtube.com
(配信者:山口ミルク)
上司の顔を見ると、明らかに「ナニコレ!?知らねぇよォ」という顔をしていたw
だけどワタクシは知っていた。アニメ「黒執事」の主題歌だった曲だ。シドといえば「嘘」の方がカラオケでは定番だが、こちらもいい曲だ。とかなんとか思っているあいだに前奏が流れ、彼の歌唱が始まった。
「♪ん出逢いにィ~色は無くてェ~モノクロォォ、吹きィ抜けるゥゥー!!」
うわあ、鼻にかけたような歌唱キター・・・!!とは言え、全然似てなくて、イヤーな印象しか残らない典型的な歌い方だw
あなた様の会社にも、ひとりくらい居ないか?ビジュアル系バンドの楽曲を、鼻にかけたような歌い方する人ー!
しかしワタクシは危惧していた「タクヤくん、もうすぐサビだぞ!?残念だが君のその歌い方では、既にキィがあっていない。このままでは、サビで声が裏返るのは目に見えている!」と。
不思議系女子に歌わせろ
こうして彼ら男子は、ペア歌唱で何曲か歌った。
けれどもソロ歌唱は無く、ずっとどちらかのハモリを入れての歌唱だった。恐るべきコンビネーションだ・・・彼らはみんなそーなのか!?と思った。
しかしながら、不思議系女子のリオさんだけは、結局あれから歌唱もハモリも無かった。今度はワタクシが彼女に声をかけてみた。
「ねーねーリオさん。そろそろ一曲くらいどおかなー?」
「・・・歌わないって言ってんでしょ?」
(彼女はひとりでグビグビ飲んでおり、既にワタクシに対してタメ口になっていたw)
「タクヤ君もリョーマ君も、アニソンとか持ち歌披露しているよ?リオさんだって、好きな曲あるんじゃないの?」
「・・・・・・・・・・・・」
「リオさん?」
「・・・・%なら」
「え?」
「マジLOVE1000%なら、歌ってもいい」
「マジっっ!?」
とうとう彼女が持ち歌を告白した。
しかしよりによって、元祖BL系コンテンツ「うたの☆プリンスさまっ」の曲とは思わなかった。ははーんそっちの人でしたかーwと思いつつ、ワタクシはリモコンで曲を入れてあげた。
▼ マジLOVE1000%
www.youtube.com
歌唱に逆参加とかw
曲が始まると彼女はすっくと立ち上がった。周囲が一瞬ざわざわしたが、ワタクシはこの時がチャンスとばかりに、素早くマイクを手に取った。
やはり社会人である以上、周囲との協調性は大事。
これまで一曲も歌わず、しかもタメ口な彼女に少々もやもやしていたワタクシは、彼女の歌唱に逆参加してあげる事にしたのだ。
ちなみに「マジラブ1000%」は、以前JOYSOUNDカラオケで宣伝していたコンテンツだ。当然ワタクシも擦り切れるほど歌った。
しかし彼女は油断していた。まさか目の前のヲサーンがこの曲を熟知しているとは思わなかったらしい。
持ち歌取られて発狂www
ワタクシは彼女の背後からすばやく前に出て、冒頭の振り付けを真似て歌いだした。彼女は真っ赤になり「なにこのおっさん、キモい!」「おいヤメロッ!!」とか叫んだが、ワタクシはお構いなしで続けてやった(てへへーん、ザマミロ!!)
ワタクシが音也や真斗になりきって歌唱すると、彼女は発狂したw
更に酔いもあって「このジジイ!」とか「◯ねぇぇぇぇ!!!」とか、ボロクソに叫んだ。ワタクシはお構いなしで、最後まで歌いきった。この頃リオさんは号泣していた。・・・結局またソロ歌唱になってしまったなw
そんな訳で、カラオケ二次会は終わった。
最後はリオさんはじめ、新人3名は皆ベロベロに酔っ払っていた。いやぁーカラオケって本当にいいモノなんですねぇ!!
シメのひとこと
次の出勤時、会社で不思議系女子リオさんと顔を合わせたが、ワタクシへの暴言に対する謝罪は無かったw
まぁワタクシも持ち歌を奪ったのだから、おあいこだなと思った。(てかみんな、酒でいい感じに記憶が抜け落ちてるらしい・・・)
ちなみに、上司だけは記憶が鮮明で「ぴろくんって、すごい歌知ってるんだねぇ!?」と言われてしまったので、
「・・・嫁がハマってましてぇ」と誤魔化しておいた(危なかったぜ・・・)
と言う訳で今回はここまで!
皆様、良いハモリ歌唱ををを!!