仏大統領選でロシアがサイバー攻撃 米政府が指摘
アメリカ政府の高官は、先に行われたフランスの大統領選挙にロシア政府が影響を及ぼそうとサイバー攻撃を仕掛けていたと指摘したうえで、今後行われるイギリスやドイツの選挙でも攻撃を仕掛ける可能性が高いとして、警戒感を示しました。
アメリカのNSA=国家安全保障局の長官で、サイバー軍の司令官も兼務するロジャーズ海軍大将は、9日、議会上院の軍事委員会でサイバー攻撃について証言しました。
この中でロジャーズ長官は、今週行われたフランスの大統領選挙について、「われわれはロシアがフランスでサイバー攻撃を仕掛けてネットに侵入しているのを監視していたので、フランス政府に警戒するよう事前に伝えていた」と述べました。
そのうえで、「ロシアがアメリカやフランスの選挙で行ったことを見れば、ロシアが自国の立場に好意的な指導者を支援しようと試みているのは明らかだ」と述べ、サイバー攻撃を通じてロシアに好意的な指導者を当選させる意図があるという見方を示しました。
さらに、ロジャーズ長官はロシアによるサイバー攻撃が減少しておらず、今後行われるイギリスやドイツの選挙でも攻撃を仕掛ける可能性が高いと警戒感を示すとともに、ロシアによる干渉を防ぐため各国と連携を強化していることを明らかにしました。
この中でロジャーズ長官は、今週行われたフランスの大統領選挙について、「われわれはロシアがフランスでサイバー攻撃を仕掛けてネットに侵入しているのを監視していたので、フランス政府に警戒するよう事前に伝えていた」と述べました。
そのうえで、「ロシアがアメリカやフランスの選挙で行ったことを見れば、ロシアが自国の立場に好意的な指導者を支援しようと試みているのは明らかだ」と述べ、サイバー攻撃を通じてロシアに好意的な指導者を当選させる意図があるという見方を示しました。
さらに、ロジャーズ長官はロシアによるサイバー攻撃が減少しておらず、今後行われるイギリスやドイツの選挙でも攻撃を仕掛ける可能性が高いと警戒感を示すとともに、ロシアによる干渉を防ぐため各国と連携を強化していることを明らかにしました。