韓国を理解するキーワード 恨の思想、捧げ物に女性、両班
NEWSポストセブン / 2017年5月9日 11時0分
なぜ韓国はここまで反日的になるのか
日韓関係は緊張の度を増している。近くて遠い国、韓国を理解するためのキーワードを9つ紹介しよう。
【1】儒教や中華思想
紀元前、孔子が体系化した儒教は、いわゆる「四書五経」を重要な経典とする。儒教には上下関係の秩序を重んじる考え方があり、“中国が世界の中心である”と考える中華思想とあいまって、「中国が最も優れていて、隣国である韓国がそれに続き、より辺境に位置する日本は野蛮だ」という“上下関係”の考えが広がった。
【2】恨(ハン)の思想
韓国人特有の思想様式の一つとされる。日本語の「恨み」の意味だけではなく、自らが憧れる(あるいは、あるべきと考える)姿になれないという無念さや嫉妬、そうした状況を解消したいという願望などを含む感情を指す。
【3】三跪九叩頭(さんききゅうこうとう)の礼
李氏朝鮮では、中国の勅使をこの方法で迎えた。跪き、額を3回地面につけて礼をしたあと起立する動作を3度繰り返す。
【4】捧げ物の中には「女性」
高麗時代後期から李氏朝鮮時代には、多くの女性を中国に貢いだ。貢女(コンニョ)と呼ばれる。娘が貢女の候補になった際には、娘の顔に傷をつけたり出家させたりして連行されるのを避けようとした親もいた。
【5】事大主義
「大に事(つか)える」こと、すなわち、強い国や強い勢力に従うことを指す。小国が生き残るための知恵とも考えられるが、〈はっきりした自分の主義、定見がなく、ただ勢力の強いものにつき従っていく〉(日本国語大辞典)から、時に外交などにおいて政策が一貫しないことがある。
【6】両班(ヤンバン)
李氏朝鮮時代は、「両班」「中人」「常人」「賤民」という差別的な身分制度があった。両班は特権的な支配階級で、官僚機構を作った。また両班は労働を蔑視し、「箸、本より重い物は持たない」とも言われた。
【7】コムド
剣道に似た防具を使うスポーツ。日本の剣道の起源はコムドであると主張する韓国のコムド団体は多い。しかし、日本の剣道団体はそれを否定する見解を発表。「剣道は武士の生活の中から生まれた日本独特の文化である」とされる。実際に、剣道で着用する袴は江戸時代にできたもので、侍の精神性を形にした腰板がつけられている。
【8】アトランタの慰安婦像
米ジョージア州アトランタにある公民権・人権センターの敷地内に慰安婦像を設置する計画が進められていた。しかし、現地の日本人らが働きかけ、この3月、同センターは慰安婦像設置を許可しないことを決定した。
【9】抗日連合会
正式名称は「世界抗日戦争史実維護連合会」。中国系アメリカ人の活動家らによって設立され、中国共産党とのつながりが深い。07年、米下院の慰安婦問題決議採択で、中心的な役割を果たした。
※SAPIO2017年6月号
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