海外大学院進学を目指す、PINES校のフィリピン留学体験談
バギオにある名門校PINESにて5ヶ月間留学した20代女性の体験談です。
海外の大学院進学を目指し高IELTSスコア取得を目標に留学しました。
フィリピン留学の穴場バギオ地区にある名門スパルタ校PINESにて、5ヶ月間留学されたMさんの体験談をご紹介します。
日本では看護師さんとして働いた後、バングラディシュにて国際協力のお仕事をしていました。
海外の大学院進学を目指すため、IELTSのスコアを伸ばしたいとご相談いただいたのが始まりです。
バックグラウンドからも想像できるようにバイタリティ溢れるMさんのお話は、こちらも身が引き締まるようでした。
大学生の方にも是非読んでいただきたい体験談です。
-フィリピン留学に興味をもったきっかけはありますか?
バングラディシュで国際協力の仕事を2年間していて、亜熱帯地域の研究を深めたいと考えていました。
そこで海外の大学院に進学しようと決めたのですが、バングラディシュでは英語を使うとはいえ、訛りもきつくそこまで完璧な英語を求められることはありませんでした。
海外の大学院に進学する上で、自分の英語力が足りないのを分かっていたので、短期間で英語力を伸ばせる方法を探していた時にフィリピン留学という方法を見つけました。
-そこでPINES校を選んだのはなぜですか?
大学院進学に必要なIELTSの資格コースに特化している学校というのは必須条件でした。
フィリピン留学といえばセブ島が有名ですが、セブ島よりも娯楽が少なく勉強に集中できる環境がバギオ地区にはあると聞き、その中でも名門と言われるPINES校に決めました。
-実際に留学をし、PINES校の全体的な印象はいかがですか?
とても満足しています。日本ではずっと働いていたということもありますが、勉強だけに集中できるという環境が有難かったです。
先生の質が高く、結果として大学院に応募できるだけのIELTSスコアを取得することができました。
勉強できる環境とはいえ、自分次第というのはもちろん大前提ですが、上級者コースのチャピスキャンパスへ移動した時に周りのモチベーションの高さにも救われました。
※PINES校は英語レベルに応じてキャンパスが異なります
また、リピーターの方や別の学校から転校してきた方も多く、質の高い学校であるということを実感しました。
-入学時の英語レベルはいかがでしたか?
留学当初は、自分が想像していたよりも英語力が低かったのに少し驚きました。
最初から上級者向けのチャピスキャンパスで学ぶ予定でしたが、レベルが満たなかったので、最初の2ヶ月は初級・中級キャンパスで学び、残り3ヶ月は上級キャンパスでIELTSのスコアアップに集中しました。
-初級/中級向けのクイサンキャンパスと上級向けのチャピスキャンパスの違いはありましたか?
クイサンキャンパスは、ワーキングホリデーなど2か国留学を目指している方も多く、ゆっくり学んでいる雰囲気がありました。
施設環境が整っているので、最初に留学生活に慣れる意味では適していたと思います。
スパルタ式でカリキュラムはしっかり組まれていますが、自分次第というところが大きいと感じました。
朝7時〜夜10時くらいまでは毎日勉強していました。
チャピスキャンパスは、留学後の目的を明確に持っている方が多く私にとっては刺激的でした。徹底して母国語禁止なので、日本人同士でも当たり前に英語で会話する環境があります。
また、私は朝から晩までがつがつ勉強していましたが、それが当たり前という雰囲気もありました。
移動した当初は周圍のレベルが高く驚くこともありましたが、環境に慣れていくのと同時に自分の英語力も上がっているのが実感できました。
また、年齢層もチャピスキャンパスのほうが高かった印象です。
-先生の質はいかがでしたか?
留学の目的であったIELTSコースの先生が特にレベルが高く大変満足しています。先生には何も不満がないです。
キャリアが長い先生も多く、自分の弱点を把握したり、順序立てて勉強していくよう誘導してくれ集中しやすかったです。
クイサンキャンパスでは、英語に慣れる意味でも先生と日常会話を楽しむことが多かったですが、チャピスキャンパスではそのような時間はあまりなく、すぐに本題に入りスコアアップを目指すということに徹底していました。
理解できない部分ははわからないとはっきり意見をぶつけていたので、先生を困らせることもあったかもしれませんが、先生も諦めずに最後まで丁寧に指導してくださいました。
勉強が難しすぎて、自分の不甲斐なさに不安になり泣いてしまったこともありました(笑)
また、先生の質が自分の英語力の伸びに大きく影響すると身をもって体感しました。
ライティングや文法などは自分で勉強ができると思っていましたが、実際に先生なしでは気づかなかったポイントも多々あったので授業を受ける価値があると感じました。
-宿題はたくさん出ましたか?
毎日驚くくらいでました(笑)
最初はIELTSという試験自体にも慣れておらず、宿題をこなすのに2,3時間かけても終わらなかったのが、3ヶ月後には1,5時間で終えれるようになっていました。自分でも驚きです。
毎日エッセーを書く宿題も出ますが、最後は全く苦に感じず規定の1時間以内にさらっと書けるようになりました。
エッセーは慣れもありますが、書き方のコツを徹底的に指導してもらったので今では得意分野です。
-日本人比率はいかがでしたか?
想像していたよりも多くなく、あまり気にならなかったです。ベトナム人、台湾人も多かったように思います。
-どの分野が最も伸びましたか?
ライティングとリスニングが圧倒的に伸びました。
スピーキングは当初のたどたどしい会話を思えば、しっかり伸びたと実感していますが、やはり日本人にとっての壁だと思います。
雑談であれば延々と話せますが、テストとなるとやはり緊張してしまいます。
また、最後まで苦手だったのは読解でした。自分の好きな動物などの内容であれば楽しく読めるのですが、宇宙や科学実験などの内容になると苦手意識がまだ強いです。日本語でも難しいですよね(笑)
-当初4ヶ月の予定でしたが、1ヶ月延長したのはなぜですか?
4ヶ月目にこのままだと目標スコアをクリアできないと感じ、延長という選択肢を選びました。
本当はあと2ヶ月延長し、計6ヶ月滞在したかったですが、大学院の入学手続きがあったので1ヶ月延長が限界でした。
延長した1ヶ月は本当によく勉強しました。
しかし、目標があったので勉強に集中できるということが楽しかったです。
英語力が上がるにつれ、コミュニケーションを取れる楽しさも実感していたので、苦痛に感じることはありませんでした。
-留学前と実際に留学した後のギャップはありましたか?
留学前は4ヶ月も行けば十分だろうと高を括っていましたが、甘くはありませんでした。
そこが一番大きなギャップです(笑)
-どれくらいの期間勉強するのがベストだと感じましたか?
もちろん当初のレベルと目的によって異なると思いますが、個人的には6ヶ月は欲しかったです。
スコアアップを目指す試験コースに在籍していたこともありますが、あと1ヶ月でスピーキング力をもう一歩伸ばしたかったです。
-学生寮の3人, 4人部屋で滞在されていましたが、ルームメイトはいかがでしたか?
日本人、韓国人、台湾人、ベトナム人と色々と体験しました。
寝るだけで部屋にあまり帰らないので特に不満はありませんでした。
しかし、中には持参物がとても多い方がいて部屋が荷物で埋まってしまうことがあり困りました。。
いびきに悩まされたこともありました(笑)
テストも控えてたので、マネージャーに部屋を変えてもらえるようお願いしました。
-週末のフリー時間は何をしていましたか?
頻繁にカフェに行ったのと、散歩をしていました。
農場がありヨーグルトを買って帰ったり、近くの大きな公園では毎朝土曜日にズンバクラスを開講していたのでよく参加していました(笑)
土曜日の夜は毎週誰かと飲みに行っていました。
ほとんどの方と顔見知りになり、国籍も問わずいろんな方と交流できたのが楽しかったです。
小さな街ですが、個人的にはあまり飽きることもなく快適に生活できました。
日曜日は翌日に備えて夕方くらいから宿題や勉強をしていました。
-治安はいかがでしたか?
ここはフィリピンなのか?というほど治安がよかったです。
油断してカバンも開けたままにして歩いたときもありましたが、もちろん何もなく、マニラだとアウトだなと思っていました。
-1ヶ月の出費はどれくらいでしたか?
土曜日しか遊びに行かなかったので、月1万円も使わなかったです。
-これからのご予定を教えてください
今はいくつか目星をつけている海外の大学院に応募する準備を進めています。
また、もともと看護師なので北海道にある病院に所属しながら、タイやミャンマーにある分院で医療支援をしながらフィールドワークの経験を積みたいと思っています。
海外で活動することは決めています。
勉強面で言うと2ヶ月後にIELTSの試験を控えているので、それに向けてコツコツ勉強を続けていく予定です。
-これから留学される方にアドバイスはありますか?
まず、目的意識をしっかり持つことだと思います。
英語力を伸ばしたいというのは前提として、例えばTOEICを何点取るなど少し先をイメージし勉強することをおすすめします。
それによって、英語の伸びも変わってくるのと中身の濃い留学生活になります。
漠然と留学してみたいというのもありだと思います。でも、外に出てみるとそんなに甘くはないです。
そこに気づくのも留学の醍醐味なので、まずは一歩を踏み出してほしいです。
また、留学中にはっきり意見を述べることも大事です。
先生を変えてほしい、わからないことはわからないと言うなど自分で改善していくことが大事です。
日本には察してくれる文化があり、荒波を立てたくない気持ちも理解できますが海外だと通用しないです。
自分の力で開拓していくという気概を持つことが大事かなと思います。
とはいえ、留学生活は楽しいので、思いっきり勉強したい方にはフィリピン留学はおすすめです^^
【カウンセラーより】
初めてお会いした時から意志が強く、かっこいい女性だなと感じていました。
バックグラウンドを伺うとバングラディシュでお仕事をされていたと聞き妙に納得したのを覚えています。
勉強だけに集中できる環境があり幸せでした、としっかり結果を出してご帰国されましたが、全てご本人の努力の賜物ですね。
同世代ということもありたくさん刺激をいただきました。
これからのご活躍が本当に楽しみです。これからも周りにたくさんの刺激を与えてもらって、Mさんらしく歩んでいってくださいね。
この度はありがとうございました!
この記事を書いた人
後藤みなみ(Minami Goto)
高校卒業後、ニューヨークの大学へ進学。学業と平行し、商社にてインターンを続ける。卒業後、国内IT企業にて支社立ち上げの経験を積み、PR会社へ転職。退職後、フィリピン留学を経て2カ国留学を中心としたカウンセリングに従事。ヨガをこよなく愛す人気カウンセラー。
インスタグラムで欧米留学情報も発信中。
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