三菱重工 MRJの開発費増などで大幅減益
三菱重工業のことし3月期の決算は、国産初のジェット旅客機、MRJの開発費が膨らんだことなどから、営業利益は前の年の同じ時期と比べて50%余り減少しました。
三菱重工業のことし3月期のグループ全体の決算によりますと、売り上げは3兆9140億円と前の年の同じ時期より3.3%減少し、本業のもうけを示す営業利益は1505億円となり51.4%減りました。
これは、国産初のジェット旅客機、MRJの開発費用が想定以上に膨らんだことや、LNG=液化天然ガスの運搬船の建造事業で、採算が悪化したことなどによるものです。
MRJをめぐっては、納入時期が5度にわたって延期されており、三菱重工は外国人のエンジニアおよそ400人を採用したり、開発する子会社の社長を交代させ体制を一新したりして、2020年半ばまでの納入を目指しています。
三菱重工の宮永俊一社長は、記者会見で「航空機事業は産業障壁が非常に高いので、一度入って安定すれば事業の柱に育つ可能性が大きい。開発の完了のために全力を尽くし、少しでも早く投入したい」と述べ、MRJの開発を急ぐ考えを示しました。
これは、国産初のジェット旅客機、MRJの開発費用が想定以上に膨らんだことや、LNG=液化天然ガスの運搬船の建造事業で、採算が悪化したことなどによるものです。
MRJをめぐっては、納入時期が5度にわたって延期されており、三菱重工は外国人のエンジニアおよそ400人を採用したり、開発する子会社の社長を交代させ体制を一新したりして、2020年半ばまでの納入を目指しています。
三菱重工の宮永俊一社長は、記者会見で「航空機事業は産業障壁が非常に高いので、一度入って安定すれば事業の柱に育つ可能性が大きい。開発の完了のために全力を尽くし、少しでも早く投入したい」と述べ、MRJの開発を急ぐ考えを示しました。