(cache) S・キング原作『ミスト』TVシリーズ版の最新ティザー映像公開、米国での放送開始は2017年6月22日。

米国のケーブルTV局“Spike”（スパイク）において、2017年6月22日から放送開始が予定されている、スティーヴィン・キング（Stephen Edwin King）の同名小説を原作としたTVシリーズ版の『ミスト』（The Mist）。

本作品に関しては初の予告編映像が3週間ほど前に公開されているが、再び新たなティザーとして『Destruction』（破壊）と題された映像が公開されている。

The Mist

image source : The Mist - "Destruction" (Teaser)

つい先ほど『ブレードランナー 2049』の最新予告編映像に触れて、インターネットによる情報氾濫への嘆きや、「基本的に予告編とか観ねえ。」とか書いていたが、このウェブログの核の一部は、大いに最新映画の話だし、予告編の嵐だし、自身は重度の予告編中毒であるから、矛盾だらけだなあと思いため息を付いた。まあそんな矛盾の中でも、一応お上品で節度ある個性を大切にした駄文を心掛けてはいるが、結局人生においてはその97%くらいの時間を、最強の矛と盾による矛盾なる戦いに費やしているのである。

さて、今回TVシリーズ化される『ミスト』に関しては前回触れた際にも述べた通り、物語の大筋としては可能な限りキングの原作に忠実というスタンスはありつつも、TVシリーズとして成り立たせるために、少なからず内容の加筆修正が行われているようである。登場する人物やクリーチャーなども、独自のものになっているとか。さらに、この後ご紹介する予告編を観ていただくとわかるのだが、例えば、原作およびフランク・ダラボン（Frank Darabont）監督による映画版の舞台はスーパーマーケットにほぼ限定されていたのに対して、TVシリーズでは霧に包まれた街全体の各所が舞台として描かれているようである。また物語における重要な要素として、“セックス”というものを大きなテーマとして掲げているらしい。

本作品の制作の要であり脚本を担っているのはデンマーク出身の脚本家クリスチャン・トループ（Christian Torpe）。

そしてエピソード監督には、アダム・バーンスタイン（Adam Bernstein）、ガイ・ファーランド（Guy Ferland）、リチャード・ラックストン（Richard Laxton）、ニック・マーフィー（Nick Murphy）、マシュー・ペン（Matthew Penn）、ジェームス・ホウズ（James Hawes）、T・J・スコット（T.J. Scott）が顔を揃えている。またクリスチャン・トループ自身もエピソード監督を務めている。

出演者に関してであるが、超たくさんいるため今回は割愛する。機会があれば再び本作品の話題に触れた際にでも取り上げてみたい。

さてでは最後に、最新のティザー映像をご覧いただきたい。もちろん本編に楽しみを取っておきたい方は、こちらはスルーがよろしいかと思いますよ。

第一弾として公開された予告編とある程度同じ内容ではあるが、編集の趣が大きく変わっている点と、新たな衝撃的シーンが多数盛り込まれていることにより、映像作品としての迫力はずいぶん増加している。その為、過去の予告編と見比べてみるのも楽しいかもしれないね。過去の予告編は前述の記事の中にあるので、興味のある方は覗いてみて頂きたい。