こんにちは。美容外科看護師のりえです。
なんかちょっと今日の恰好地味だな…ってときにもつけるだけで雰囲気を変えたり、おしゃれに見せることができるピアスって、女子のマストアイテムですよね。
市販でピアッサーが売っていたりもして、簡単に自分で開けることができるピアス。
でも自分で穴をあけるとピアスホールがうんでしまったり、ピアスホールが曲がってしまったりといったトラブルも考えられるんです…
実はわたしも高校生時代、安全ピンと消しゴムでピアスを友人と開けっこした甘酸っぱい思い出があります(笑)
当時は何も知らずにそんなことをしておりましたが、たかがピアスといえどもトラブルは起こる可能性があります。
なのでこれからピアスを開けたいあなたはぜひ、しっかりとした病院であけてもらってくださいね。
今日は美容外科看護師のわたしが教えるピアスのトラブルと、対処法についてお話ししますね。
ピアッシングで起こりやすい5つのトラブル
若かりし日のわたしのように、安全ピンと消しゴムで穴をあけてしまう人は少ないかと思いますが、ピアスをあけることで起こりうるトラブルはこんな感じです。
正しい位置に適切に開けることでトラブルを減らすことができるので、しっかり知っておいてくださいね。
すぐにとじてしまう
ピアッシングも場所によって何ゲージで開けたほうがいい、という基準が決まっているんですね。
一般的に耳たぶは18G以上、軟骨は16G以上、おへそなどのボディピアスは14G以上で開けられることが多いです。
しっかりした太さのあるファーストピアスを一定期間、入れておかなければピアスホールはなかなか安定しません。
耳たぶは1か月~1か月半以上、軟骨やボディピアスは3か月くらいを目途につけっぱなしにしておきましょう。
最近では消毒は必要なく、石鹸で洗う程度でOKという指導をするところもあるようですが、消毒や石鹸で洗う際もピアスは外さずに!です。
高校時代に安全ピンで開けた穴がすぐふさがった意味が、美容外科で働いてやっとわかりました…(笑)
細菌感染
ピアスをあけるうえでよく起こりやすいのが、この細菌感染です。
消毒が不十分だったりピアスホールに汚れがたまることで、皮膚が炎症を起こし、ただれたり膿が出たりします。
汚れたピアスをつけたままにしたり、ピアスホールが完成しないうちにピアスを何度も付け替えたりして、傷つけることで腫れたり痛みが出たりすることもあります。
セルフで開けるのであればしっかり消毒をして清潔な状態でピアッシングをする。
できるのであれば、なるべくトラブルが起きても対応してもらえる病院で開けるのが安心です。
この場合はひどくなければ、抗生剤の処方で様子を見ることが多いです。
埋没
キャッチを強く締めすぎたりして負荷がかかりすぎると、ピアスヘッド(石の部分)やキャッチが皮膚のなかに埋もれてしまうことがあります。
この場合は痛みも強く自分ではどうしようもできないので、病院で切開して取り除くことになります。
美容外科で切開の手術もやっているような病院なら、こういったトラブルにも対応してもらえるので安心ですね。
ピアスが埋没してしまわないためにも、キャッチは跡がつかない程度にしめるようにし、ファーストピアス用の軸が長めのピアスを選ぶのが理想的です。
耳たぶって薄いから大丈夫と思いがちですが、ピアスを開けた当初は絶対に腫れます。
すると余裕だと思ったピアスがキツキツになるんです…気を付けましょう!
ピアスホールの破損
ピアスホールの場所が皮膚の際に近かったり、重いピアスなどをつけることにより、穴が裂けたり破れたりしてしまうことがあります。
ホールは耳たぶの場合、皮膚の際から5mm以上離れたところに開け、重いピアスもなるべく避けるようにしましょう。
おへそのピアスの場合はとくに皮膚が柔らかいので、初めはよくてもだんだんピアスの重さで皮膚が薄くなってきがちです。
わたしもおへそのピアスをあけていましたが、だんだんピアスの重さでホールが切れそうなくらいまでペラペラになってしまったので、キズ修正をしました…
切れてしまうとホールとしての機能も果たさないし、見た目的にも汚いしで本当にテンション下がるんです…
せっかくピアスをあけても皮膚が切れてしまって傷だけが残ってしまっても悲しいので、とくにおへそはしっかり深い位置に開けてもらい、重いピアスをつけないようにしてくださいね。(実体験)
金属アレルギー
病院でピアスを開けるメリットとは?
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病院では、適切な場所に適切な太さのピアスを開けてもらえる
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もしものトラブルが起こった場合、対応してもらえる(薬、処置など)
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ニードルの場合、ピアスを開ける時に麻酔をしてもらえる
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病院では、衛生管理や耳に無理のないサイズや重さを確認してもらえるので安心
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正しいケア方法を指導してもらえる
反対に自分でピアッシングをした場合、どこの場所に何ゲージのピアスをあければいいか?や適切なピアスの位置・重さ・長さ・ケア方法などってよくわからないですよね。
トラブルが起きてしまってから慌てることにならないためにも、医療機関でピアッシングするのがおすすめですよ。
ピアッシングってどんな病院でやってもらえるの?
ピアッシングをやっている病院は主に皮膚科、美容外科、耳鼻咽喉科になります。
ただ、どこの病院でもやっているわけではないので、事前に問い合わせ・予約が必要です。
※ピアスは健康保険が使えません。また、未成年者は保護者の同意書が必要です。
ピアッサーとニードルの違い
料金的には、ピアッサーで開ける場合はだいたい1穴3000円~というところが多いようです。
ニードルで開ける場合は、施術代7000円前後+ピアス代という感じで高くなります。
ピアッサーで開けられるのは、耳たぶの柔らかい部分です。
それ以外の軟骨や、ボディピアスは硬さがあったり厚みがあったりして、ピアッサーではうまく開けにくいのでニードルでのピアッシングがおすすめです。
時間的にはピアッサーもニードルの場合も、そこまで大きく変わりません。
ピアッサーは一瞬だし、ニードルで開ける場合も5分程度でおわってしまいます。
施術方法はこんな感じです↓
- 印をつける
- 消毒
- ピアッサーでパチンとあける or 麻酔の注射
- ニードルでホールを作り、ピアスを入れる
よくピアッサーとニードル、どっちが痛くないの?という質問をされますが正直あまり変わりません。
ピアッサーで済むところはピアッサーで、それ以外はニードルで、が一番楽な方法じゃないかとわたしは思います。
ピアッサーで開けるのは一瞬で、おわったあとジンジンする程度なので、あえて麻酔の注射をすることないんですね。
(麻酔の注射も多少は痛いので)
どんな病院を選ぶべき?
病院を選ぶ際には、医師が施術してくれるかどうか、施術後のトラブルにも対応してくれるかどうかを事前に確認しておくと安心ですよ。
全国42院ある品川美容外科では両耳ピアス代込みで4840円(税抜)!
しかも、この値段で1年の安心保障制度がついているのがうれしいですよね。
金属アレルギーの方にも安心なチタン製のピアスの取り扱いもしています!
ピアッシングで起こるこわ~いトラブルを避けるためにも賢いあなたはぜひ、医療機関でピアッシングをしてくださいね!
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