今日は、こちらのニュースについて触れてみます。
京都と言っても広いので、はじめこのニュースを見たときは、京丹後とかの北の方の話かな?と思ったのですが、京都市内にある「ウェスティン都ホテル京都」での話のようです。
冒頭の記事のはてなブックマークを見ると、「ウェスティンのようなホテルになぜイノシシが!?」と意外に思う感想のコメントも多いです。確かに恵比寿ガーデンプレイスにあるようなウェスティンを思い浮かべるとそうですよね。
ですが、このホテルは京都市内でも少し山に上ったところにあって、バードウォッチングができる本格的なハイキングコースもあるんですよ(どのくらいの頻度でイノシシが出るのかは分からないけど...)。
少し前にたまたまこのホテルに宿泊して、そのハイキングコースを歩いたときの写真が残っていたので、ちょっと載せてみますね。
客室のフロアを通り抜けてホテルの裏手に出ると、まずはチャペルが見えます。
この規模のホテルにチャペルがあるのは珍しくないですが、なかなか渋いところにあるチャペルですよね...。
近くには何やら由緒正しそうな邸宅跡や、日本庭園なんかも。
チャペルを後にして、少し山を上っていくと、探鳥路の入り口が見えてきます。
では、ここから張り切って上っていきます。山登りに全然適さない、くたびれたジャケットを着た男の後ろには、コースの案内の看板も。
山を上る人のために、何本か杖が用意されていましたが、今思えばイノシシが出たらこれで追い払えということだったのだろうか...(※イノシシは刺激せず、遭遇したら落ち着いて後ずさりしましょう)。
よいしょ、よいしょ...と。
道中、いろいろ看板を見つけたのですが、あまりちゃんとピントが合った写真が残ってませんでした...。これは多分、ちょっと変わった色をした岩石なのだと思います。
コースの案内にあった、野鳥の水浴び場というポイントにつきました。
言い忘れましたが、この写真を撮った季節は12月なので真冬です。今調べてみたら、イノシシというのは冬眠はしないのですが、活動量は落ちるそう。まぁ京都の冬は寒いので、この辺りを歩いていた人間もわれわれだけだったのですが。
ハイキングコース中の最高部である「都だいら」というところから、京都市内の方向を眺めた写真です。左端にうっすらと平安神宮の鳥居と京都市美術館の建物が見えます。この写真でだいたい位置感覚は掴んで頂けたでしょうか。
少し方向を変えて、南禅寺の方角に向けて撮ってみた写真がこちら。こちら側だけみると、もう街中とは思えない位ですよね。
ハイキングコースはここからさらに1.5kmほど続くのですが、われわれはここから引き返して戻ってきました。
以上、思わぬことで話題となった(?)ウェスティン都ホテル京都にある、野鳥の森・探鳥路の様子を、少しだけお届けしてみました。
いつもだったらここで、街中のホテルとは思えぬほどの森林浴が楽しめるのでオススメですよ、とか締めたいところなのですが、冒頭のニュースがあれだからなぁ...。
京都のこの辺りだと、この探鳥路以外にも、蹴上から南禅寺、さらには大文字山へと続くハイキングコースなどもあって、たくさんの観光客や学生の方が歩いてるのをよく見かけますよね。
実際のところイノシシの出現頻度はどうなんだろう?と「イノシシ 大文字山」でぐぐってみたら、やはりこちらでもちらほら目撃情報がありました。イノシシは繁殖能力が高いので近年増加傾向にあることは確かなようです。
京都に限らず、特に小さな子どもを連れてハイキングコースを歩くときには、事前に野生の動物の出現情報などを下調べしてから出かけるのがよいのかもしれませんね!