こんにちは~うさぎです。
今回は男性不妊を引き起こす薬の話。
男性不妊を改善する薬や治療ではなく、
男性不妊症を引き起こす恐れのある薬
を紹介したいと思います。
ある特定の薬を飲んでいると男性不妊になるおそれがあります。知らずに飲んでいたら恐いですよね?今回のまとめを見れば男性不妊になる可能性のある薬がわかり、薬による不妊をあらかじめ避けることができます。
さらに不妊だけでなく、
ダウン症など先天性の病気を引き起こす可能性のある薬
も一緒に載せますので参考にして下さいね。
※妊娠を希望されている男性で、すでに以下の薬を飲んでいる方はすみやかに薬をもらっている病院を受診し、妊娠を希望していることを伝えて下さい。代替の薬や治療に変えていただけると思います。
痛風治療薬が先天性異常を引き起こす可能性
薬剤名 コルヒチン
痛風発作を予防する薬コルヒチン。男性がこの薬を服用した場合、その配偶者より、ダウン症候群及びその他の先天異常児が産まれる可能性があるとの報告があります。
さらにラットにおいては精巣毒性(精上皮細胞の脱落等)を引き起こすことが報告されています。
抗うつ薬が精子のDNAを損傷させる可能性
薬剤名 ルボックス、デプロメール(成分名 フルボキサミン)
薬剤名 パキシル(成分名 パロキセチン)
薬剤名 ジェイゾロフト(成分名 セルトラリン)
薬剤名 レクサプロ(成分名 エスシタロプラム)
抗うつ薬のSSRIと呼ばれる薬です。これらの薬が精子特性を変化させ、受精率に影響を与える可能性が報告されています。受精率が変化する、という表現ですが、DNAの損傷により受精率が減少するものと思われます。
角化症治療薬は男女ともに飲んではいけない
薬剤名 チガソン(成分名 エトレチナート)
モルモットを用いた動物実験で、精子形成能に異常を起こすことが報告されています。男性に投与する場合には、投与中及び投与中止後少なくとも6カ月間は避妊させることになっています。女性が服用することで奇形児が産まれる可能性もあります。妊娠を希望する夫婦どちらも飲んではいけない薬です。
毛生え薬が精子の減少やEDを引き起こす可能性
薬剤名 プロペシア(成分名 フィナステリド)
男性型脱毛症(AGA)の改善薬です。75%以上という高い確率で脱毛の改善効果が見られるため人気の薬です。ただし、この薬が男性ホルモンを抑えるという仕組みのため、ED(たたない)などが起こることがあります。
プロペシアを販売する個人輸入代行のWEBページではこのEDなどの副作用に一切触れていないんですね。「売れれば良い」的な発想、ずるいなあ。
ちなみに厚生労働省のHPによると、海外からの薬の個人輸入は「全責任を購入者本人が負う」ことになっていますのでご注意を。個人輸入して飲んだ薬で万が一死んでも後遺症が残っても、国は一切助けません、と。やっぱり日本の病院で薬をもらった方が無難でしょうね。
抗悪性腫瘍薬が不妊症を引き起こす
薬剤名 サレド(成分名 サリドマイド)
薬剤名 レブラミド(成分名 レナリドミド)
薬剤名 アムノレイク(成分名 タミバロテン)
薬剤名 フルダラ(成分名 フルダラビン)
薬剤名 エンドキサン(成分名 シクロホスファミド)
薬剤名 アルケラン(成分名 メルファラン)
これらすべて、精子の形成異常や胎児死亡(動物試験)が報告されています。
抗ウイルス薬が精子の形成を低下させる
薬剤名 レベトール(成分名 リバビリン)
薬剤名 デノシン(成分名 ガンシクロビル)
薬剤名 バリキサ(成分名 バルガンシクロビル)
これらすべて、精子の形成異常が報告されています。
抗リウマチ薬も精子に影響がある
薬剤名 リウマトレックス(成分名 メトトレキサート)
薬剤名 アラバ(成分名 レフルノミド)
これらは精子の形成異常が報告されています。動物実験では胎児の死亡例もあります。
免疫抑制薬が染色体異常を引き起こす可能性
薬剤名 イムラン(成分名 アザチオプリン)
この薬を飲んだ方で、染色体異常の子供が産まれたという症例があります。
いかがでしたか?過去に飲んだことのある薬、現在飲んでいる薬はありましたか?もし大丈夫だったとしても、妊娠を希望する男性は
「世の中には、男性不妊を起こす薬が存在する」
ということを是非覚えておいて下さい。
ちなみに病院や薬局へ行ったときに、あらかじめ妊娠を希望していることを伝えれば、危険を回避し、最適な治療を受けることができます。