あなたもそろそろ経済学をちょっと語れるようになりませんか。
やはり自称意識高い大学生としてはね、経済学とかは自分の専攻じゃなくても語りたい分野じゃないですか。
かと言って経済学部の授業に半年出るほどの時間(と熱意)はないんですよ。
あと経済学と言えば数学じゃないですか。
僕、数学嫌いなんですよ。
というわけで「数式を使わない経済学の分かりやすい参考書とかあったら一瞬で読むんだけどな」とか思いながら気づけば3年ぐらいの時が過ぎていたんですよ。
そんな僕の積年の思いを実現してくれる本が、とうとう現れたんです。
2週間ほど前に発売されたこの本、そんな僕のニーズにピッタリでした。
ミクロ経済学とは?
ミクロ経済学(ミクロけいざいがく、英: Microeconomics)は、マクロ経済学に並ぶ近代経済学の主要な一分野である。
経済主体の最小単位と定義する家計(消費者)、企業(生産者)、それらが経済的な取引を行う市場をその分析対象とし、世の中に存在する希少な資源の配分について研究する経済学の研究領域であり、最小単位の経済主体の行動を扱うためミクロ経済学と呼ばれる。(Wikipediaより)
要するに、マクロ経済学が国全体の経済を扱うのに対して、ミクロ経済学は個々の消費者、生産者に注目して経済を研究しましょうってことですね。
この本の特長
著者の坂井先生はこの本の特長として下記の3つを上げています
①数式が出てこない
僕にとって一番大事なポイントですね(笑)
簡単な図を多用し、数式を使わずにミクロ経済学を説明しています。
日本語と図のみを使うことで直感的な理解がしやすい本になっています。
②気軽に読める文体
経済学や物理学なんかの数学が絡む学問にありがちなのは「入門書と言いつつ数学の教科書みたいでとっつきにくい」こと!
どうやら大学教授という人種は入試では「数式の羅列はよくない」とか言いながら自分が本を書くとなるとコロっと忘れてしまう嫌いがあるようです。
その点、坂井先生自身の言葉で綴られるこの本は数学の教科書の読みにくさは全くありません。
他の新書と同じように読めます。
③コンパクトな量
「とか何とか言って、この本届いてみたらめっちゃ分厚いんじゃないの?」
いや、分かりますよその疑問。
なんたって経済学の入門書ですからね。
書き方によってはそれこそ辞書みたいにすることも不可能ではないでしょう。
ただ書籍情報を見てもらったら分かるとおり、この本176ページしかないんですよ。
むしろ普通の新書より薄いぐらい!
一晩で読めるコンパクトな量に仕上がっておりますよ。
感想
まず一番は、読みやすい!
参考書にありがちな、何度も読んでやっとわかるということがほとんどなくスラスラ読めました。
文章の特徴として具体例を上手く使って説明するようになっている点も理解を助けます。
コーヒーを売るジョンとポール、狙い撃ち課税されるビール、格安パスタが値上げしたことによって逆に売れなくなる普通のパスタ、など。
経済学の用語と具体例が結びついているので、そのまま流用して人に説明するのも簡単です。
一方で、これはこの本の位置づけを考えれば当たり前ではあるんですけど、ボリュームと数学的根拠には乏しいです。
定性的な説明では納得できない人(数学的な証明を求める人)や、1冊で経済学を学びつくしたい人には向かないでしょう。
この本がオススメな人
①日常会話で少し語る程度の知識を求めている人
僕です(笑)
普段の会話の中で経済の話になった時に、具体例を交えてちょびっと語ってドヤ顔したい人にはこれはうってつけです。
数式がない、具体例を交えたこの本の説明は万人向けなので、内容をそのまま語ってドヤ顔してしまいましょう。(坂井先生への感謝も忘れずに(笑))
②本格的な参考書に入る前に予習しておきたい人
正統派な使い方ですね。
数式を使ってきっちり学ぶ上でも、直感的な理解は大いに役立つのでこの本を読んでおいて損はないでしょう。
この本をオススメできない人
①数学的な説明も求めている人
何度も言ってますが数式は出てきません。
②がっつり経済学を学びたい人
新書という制限上、基礎的な用語や内容の解説に終始してしまうのはしょうがないです。
経済学部で単位が取れるぐらいのボリュームを学びたい方はそういう本を探してください。(参考リンク①)(参考リンク②)
また、本書の最後でも読書案内として経済学の参考書を紹介しています。
まとめ
経済学の本=数式のイメージだったので、この本は新鮮でした。
数学嫌いだけど経済学ちょっと興味あるなという僕みたいな方にオススメしたい1冊です!
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