外国人などに人気の小型カートで事故 安全対策検討へ

外国人などに人気の小型カートで事故 安全対策検討へ
日本を訪れた外国人旅行者などに人気の、小型のカートで公道を走るレンタルサービスで交通事故が起きているとして、国土交通省は、シートベルトの設置など安全対策を検討することになりました。
小型のカートで公道を走るレンタルサービスは、日本を訪れる外国人旅行者を中心に人気が広がっていて、仮装した人たちが集団で、オープンカーの状態で都内の観光名所近くを走行する様子が、ツイッターなどに投稿されています。

小型のカートは、今の法律ではシートベルトやヘルメットを装着する義務はありませんが、国土交通省は、一般の車両と接触する交通事故が起きているとして、安全対策を検討することになりました。

今後、カートが起こした事故を詳しく調べたうえで、レンタルサービスを行っている事業者に対して、カートにシートベルトの設置を求めることや、車高の低いカートがほかの車から見えやすくなるよう、旗など目立つ装備をつけるといった対策を検討するとしています。

石井国土交通大臣は9日の閣議のあとの記者会見で「警察庁とも連携し、速やかに検討を進める」と述べ、対応を急ぐ考えを示しました。