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バーベキュー中、男性刺され死亡 瑞浪、逮捕の男「うるさい」

 7日午後6時半ごろ、岐阜県瑞浪市陶町(すえちょう)大川の住宅街で「2人が刃物で刺された」と110番があった。県警多治見署によると、自宅でバーベキューをしていた会社員大脇正人さん(32)が、男に腹部を刺され、搬送先の病院で死亡した。男を取り押さえようとした男性会社員(42)は腕などを切られるけがを負った。

 署は殺人未遂の疑いで、東隣に住む無職の男(26)を現行犯逮捕した。腕を切られた男性と、バーベキューに参加していた別の男性会社員(45)が取り押さえ、駆け付けた署員に引き渡した。署は、殺人容疑で9日に送検する。

 男は「刺したのは間違いないが、殺意はなかった」と容疑を否認している。男や男の家族は、以前に家庭内のトラブルで、署に相談していたという。男は精神科への通院歴があり、意味不明な言動もあることから、県警は刑事責任能力の有無も慎重に調べる。

 署などによると、大脇さんは自宅の庭で、友人家族ら十数人でバーベキューをしていた。男が「うるさい」と言いながら、包丁のような刃物を持って現れたため、庭先の路上でもみ合いになり、大脇さんが刺されたという。現場で凶器とみられる刃物が見つかった。

 近隣住民によると、大脇さんがコーチを務める市内の少年野球チームのメンバーらが集まっていたという。

 男は小中学校は不登校で高校に進学せず引きこもりの状態で、現在は一人暮らしだったという。近くの女児を怒鳴りつけるなどトラブルを頻繁に起こし、町内会で不安の声が出ていた。

(中日新聞)

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