1巻発売&スペシャル対談!!『ドラゴンズドグマ リヴァイブス』
『ドラゴンズドグマ リヴァイブス』第1巻の発売を記念して、ディレクターの木下と田代弓矢先生、そして司会/進行に電撃PlayStation(R)で活躍中の麦ちゃんを迎えた豪華メンバーでのスペシャル対談を公開いたしました。
ここでしか見られない原画画像や制作秘話をお届け。お見逃しなく!
さらに、田代弓矢先生の直筆サイン入り色紙が当たるリツイートキャンペーンも開催いたします。
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2017年5月9日(火)発売 |
第1巻発売リツイートキャンペーン
原作ゲーム『ドラゴンズドグマ オンライン』公式ツイッターをフォローし、特定ハッシュタグのついたツイートをリツイートいただいた方の中から、抽選で3名様に『ドラゴンズドグマ リヴァイブス』の作者 田代弓矢さんの直筆サインイラストをプレゼントいたします。
直筆サインイラストはランダムでの当選となります。指定して選ぶことはできません。
開催期間
2017年5月9日(火) 11:00 ~ 5月23日(火) 23:59まで
参加方法
・DDON公式Twitterをフォローする。
>>『ドラゴンズドグマ オンライン』公式Twitter
(上記は外部サイトにリンクします)
・キャンペーン期間中に、「DDON公式Twitter」がつぶやくハッシュタグ「#ドラゴンズドグマリヴァイブス」がついたツイートをリツイートする。
ご注意
・16歳未満の方は、保護者の方から同意をいただいたうえで応募してください。
・ご提供いただいた個人情報は、賞品の発送の目的の範囲に限り使用いたします。
・その他、当社における個人情報の取扱いについては、当社公式WEBサイトにおいて定める「プライバシーポリシー」に従うものといたします。
・DDON公式アカウントをフォローされていない場合はダイレクトメッセージを送ることができませんので、必ずフォローをしていただくようお願いいたします。
・当選の発表はダイレクトメールの送信をもってかえさせていただきます。サイト内での当選発表はいたしませんのでご了承ください。
・当選者の方へのダイレクトメールの送信は2017年6月上旬の送信を予定しています。
・本キャンペーンに応募いただき当選されても、後日お送りいただいた発送先情報に虚偽の記載や記載漏れがあった場合、または発送先情報をお送りいただけなかった場合は、そのご応募を無効とさせていただく場合がございます。
・本キャンペーンのプレゼント発送先は日本国内に限らせていただきます。
・本キャンペーンの当選権利の授受・売買またはそれらを目的とした行為(オークションへの出品や公開する行為など)は禁止させていただきます。
・当ページの掲載事項、および本キャンペーンに関するすべての内容は、予告なく変更させていただくことがございますので、あらかじめご了承ください。
『ドラゴンズドグマ リヴァイブス』第1巻発売記念スペシャル対談
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――まず、初めに『DDON』のコミックスを製作するきっかけは何だったのでしょうか?
木下研人氏(以下、木下):『DDON』のプロモーションチームから「メディアミックス展開をしたいです」という企画が挙がってきたのが、コミックス製作の経緯です。作家さんと一緒に『DDON』のまた新しい世界を生み出せたらおもしろいなという気持ちがあったので、この企画に二つ返事で引き受けました。しかし、田代さん側にどのような経緯で企画が届いたのかは知らないです。 田代弓矢氏(以下、田代):僕は当時『Night King』という作品を連載していまして、その最終話の原稿を編集さんに渡したときに、次の依頼があるのですがという形で聞きましたね。そのとき「田代くん、ドラゴン描けるよね?」と言われました(笑)。 ――ドラゴンが描けることが決め手だったんですね(笑)。 田代:そうですね、ドラゴンだけ描ければいいという訳ではなかったと思いますが(笑)。僕自身にとってはありがたいお話ですし、ゲームが大好きなので、喜んで引き受けさせていただいて現在に至ります。 木下:ちなみに『Night King』では、どのようなドラゴンを描かれていたのですか? 田代:魔界に住む王子とドラゴンが人間界に来る物語です。その王子とドラゴンは魔力を失って魔界と異なる容姿をしていますが、条件を満たしたり、魔力を得たりすると元の姿に戻る、というストーリーでした。内容がキャッチーなので、ドラゴンもデフォルメされているような見た目で、威厳が感じられる『DDON』のドラゴンとは雰囲気が異なりましたね。そのため編集さんに「リアルなドラゴンも描けるようにしておいてね」と言われました(笑)。 ――実際、自身がディレクターとして携わっているゲームがマンガになったとき、手に取ってみてどのように感じましたか? 木下:初めにユーゴとテニアのイラストを見せていただいたときに、この元気で明るいキャラクターで物語が進むのであれば「『DDON』のシリアスさとはまた別のベクトルで世界を広げていってもらえるだろうな」という嬉しさがありました。また、漫画版のオリジナルストーリーは、ゲームをプレイしている人から見れば新しい『DDON』の世界に触れられる。逆に、漫画を先に読んでおもしろいと感じれば『DDON』にも興味を持っていただけるという人の行き来で、双方が盛り上がってくれればなと。その2つの意味で、オリジナルストーリーを展開して欲しいと思っていたので、願いが叶ってありがたい限りです。 田代:担当さんからは「とりあえずページ数も気にせず描いてみてよ」のひと言だけでした。そして思考錯誤した原稿をお送りしたら、そのまま採用されたという流れですね(笑)。 ――ゲームではプレイヤー自身が主人公ですが、コミカライズとなったときに主人公の像について元からある程度想像されていたのでしょうか。 田代:僕自身が王道の少年漫画が好きで、そのような漫画を描きたくて現在に至っているので、ユーゴやテニアはそれが反映された主人公像ですね。「物語をとりあえず描いてみてよ」というお達しだったので、キャラクターも「自分の描いてみたいものを描いて、ダメだったらそのときに別の主人公を描こう」という気持ちでした。見た目に関しては、何かをモチーフにしたというものはありません。服装は『DDON』のものをベースにしましたね。また、覚者隊の服装は、覚者隊の制服があるのでそちらを参考にしています。 木下:そのようなやり取りがあったんですね(笑)。 田代:コミック企画をいただいた段階で『DDON』については知っていましたが、実際にプレイしたことはありませんでした。そのため動画などでひととおりメインクエストを確認して、基本的な世界観やストーリーを自分のなかで噛み砕いて描きました。 ――『DDON』は主人公がプレイヤーなので、結果的には無から生み出すということになりますね。 木下:プロモーションメンバーや開発スタッフのなかでは、「『DDON』はたくさんの覚者が協力するオンラインゲームだし、ポーン主軸ではなくて覚者同士の協力が主軸になったらいいね」という話が挙がりしましたが、まさかそのような背景があったとは(笑)。 ――覚者隊のメンバーとポーンの人数を示唆する台詞はあったので、「ポーンがいないことはないんだなあ」と思いつつ「どのように登場するんだろうなあ」と楽しみになりました。 田代:今後の展開についてはどのようにするかは、確定的な部分はありません。しかし、ポーンと覚者の関係性は重要で、ポーンの存在をなくしてしまうのは『DDON』の世界観に反すると感じたので、現段階ではこのような形で落とし込んでいます。 ――田代先生がマンガを描く際のポリシーなどあれば、ぜひお聞かせください。
田代:苦労するところは敵の倒し方や危機の乗り越え方で、まだまだ単調だと感じているので、自分のなかでも課題となっています。 ――ゲーム内の設定とは異なる要素がありますが、これはどのような意図があるのでしょうか? 田代:たとえば、シールドセージは漫画中だとロッドを持っていません。本来であれば、シールドセージは大盾で敵のヘイトを集めるタンクというロールで、さらにロッドを用いて補助魔法も使えます。しかし、ソーサラーやプリーストなどの魔法をメインとするジョブがいるので、シールドセージが魔法を使えると、『DDON』を知らない読者にとってはわかりにくいなと思いました。もちろん、ゲームとしては敵のヘイトを集めるだけでなく、魔法が使えることでおもしろさが増しているのは間違いありません。シールドセージがロッドを使わないという設定ではなく、現状はわかりやすさを優先して『DDON』と少し異なる描き方をしている部分はありますね。そのような兼ね合いがあってファイターであるユーゴが盾を持っていなかったりします。また、サブ武器の特訓をして、新たな技を使えるようなおもしろい展開に組み込めそうなので、あえて出していないという理由もありますね。 田代:ガティス砦の戦いも担当さんとどのような決着にするか思考錯誤した部分です。ユーゴが覚醒して敵をガンガン倒してしまえば、シンプルに決着が付くだろうとは思います。しかし、『DDON』は大型モンスターに対して覚者が協力して立ち向かうことがおもしろさの1つだと感じるので、複数のソーサラーが一斉に「ファイアストーム」を放って、一網打尽にする展開にまとめました。これも少し強引ではありましたが(笑)。複数人の魔法を合体させる方法は『DDON』にありませんが、協力という部分を意識して、あえて組み込みましたね。また、魔法も合体すれば2倍、3倍、4倍と威力がどんどん増して単純に強いとも思ったので(笑)。 木下:ゲームだとバランス調整が必要になってくるので、すぐに取り入れることは厳しいですね(笑)。しかし、ゲームにはない漫画オリジナルの展開は、読んでいても楽しいですね。合体魔法については初代の『ドラゴンズドグマ』の仕様としてあったので、それを参考にしてこの展開になったのかなと思ったりもしていました。 ――ちなみに、漫画からゲーム内に逆輸入したいものはありますか?
田代:ウィッチとの戦闘は、通常の戦闘よりもワンランク上のような扱いです。今までは物量と物量の戦いで、そのまま力と力のぶつかり合いが続いてしまうとインフレ状態に陥ってしまいます。そのため物語の区切りというか、単純に力でねじ伏せてくる敵ではなくて、幻術のような知的な技で主人公たちを惑わせるポジションとしてウィッチが適格だと思い、登場させました。また、ゲーム内では比較的倒しやすいモンスターではありますが、漫画では少し考え方を変えて恐怖と厄介さを強調させましたね。ゲーム内には多彩なモンスターがいるので、それを伝える意味でも物語の緩急を付ける部分で登場させましたね。 ――モゴックもゲームだと、冷静さの塊というイメージがありますが、漫画だと感情を全面に押し出すような描かれ方で、その違いがおもしろいなと感じましたね。 田代:まず、コミカライズにあたって、ズールの設定を思考が読めない冷酷非道なキャラクターに、という思いがありました。モゴックもその方向に寄せるとキャラクターが被ってしまうので、単純でバカっぽい設定にしましたね。あと、ゲーム内では、モゴックの額に傷がありますが、漫画では漫画版の傷ができる切っ掛けを取り入れています。よく確認してもらうと初登場では傷が付いておらず、隊長に攻撃されて傷付くんですよね。 田代:ゲーム内で実際にモゴックとズールは組んで、オーク軍やベヘモットを引き連れて白竜神殿前まで攻め入ったシーンが、個人的におもしろい要素だと思いました。それを拝借して煮詰めて漫画オリジナルの展開にしています。また、ゲームだとすでに組んでいるので、「もしかするとこんな感じで結託したのかな?」と想像を広げてもらえたらうれしいですね。 ――漫画に盛り込めなかったボツ案やここだけの話があれば、可能な範囲で教えてください。 田代:ネーム進行は意外とスムーズに進んでいますね。強いて挙げるとすれば、最初のベヘモット戦でしょうか。もともとベヘモットは、ユーゴが覚醒して単騎で倒すという案でした。しかし、『DDON』の協力するという世界観にマッチしないので、ユーゴがベヘモットを倒す切っ掛けを作って覚者隊がトドメを刺す、という完成形になっています。また、盛り込めなかったという意味ではありませんが、当初はベヘモットに覚者隊のメンバーがバッタバッタとやられて、生き残っているメンバーで旅を続けるという展開の予定でした。現在生きているシーカーのバインも早い段階で殺す予定でしたが、担当さんが気に入って「シーカーのバインはいいキャラしてるから残らせよう」と言われて急遽生き残りました。今では物語の重要なポジションにまで昇格しましたね(笑)。 田代:普段はおちゃらけてるけど、やるときはしっかりやるキャラって結構人気でますよね。僕も好きです(笑)。 ――シールドセージのアルドというキャラは厳つい見た目の割に逃げる選択をするとか、ギャップが多いですね(笑)。 田代:アルドは、常に状況を整理できる人物として隊長の右腕にする予定でした。しかし、3話目では隊長の行動をいろいろと推測しますが、全部予想外で驚き続けています。そしてしれっと「隊長の作戦、よかったですよ」と言うので、冷静さを装いつつもちょっと抜けてるキャラですね。このようなキャラもみんなに好きになってもらえるのではないかなと(笑)。4話ではさらにユーゴやみんなの自由さ引っ張られた結果、ウィッチに襲われ、悩んだ末に走り出して誰も付いてこないという流れに。バインよりギャグキャラみたいになってて描くうえでも楽しいですね(笑)。 木下:キャラクターって描きながら変えてるんですね。 田代:ほかの作家さんがどうかはわかりませんが、僕は最初に、自分のなかで人物の設定を考えます。しかし、描くうちにキャラクターが勝手に動き始めるんですよね。それは漫画のおもしろさでもありますね。ネームを切っている最中に「こうしたほうがいいんじゃないか、このキャラクターならこの行動を取るのではないか」と、分岐点がいくつもできて、キャラクターが引っ張っていく漫画がおもしろい漫画になるのではないかと。物語の軸のなかで動くだけだと、想像の範囲内で終わってしまうと思います。アルドやバインがそうですが、自分のなかでカッチリ固めたキャラクターを動かすというよりかは、ざっくりと決めて描いていくうちに、どんどん自分の想像を越えていくほうが作品としておもしろくなっていくのではないかなと。 木下:それは『DDON』も同じような部分がありますね。モゴックはレスタニアに拠点があって百年も戦争を続けているオーク族の恐怖の象徴、という設定でデザインしてもらいました。そこから「魔法を使わずに、物理攻撃が得意なキャラクターにしよう」という設定で、アクションを作っていきました。しかし、そこからさらに「一度狙われたらお終いという恐さや、百人に囲まれても単騎で状況を打破する力があったほうがいいよね」という理由から、10連コンボを追加しましたね。そのような途中で技を追加したり、恐さを増したりと、作りつつ目標を重ねていく部分に関しては、キャラクターが動き出したらそのまま走り出すという側面に似ていますね。 ――あの受け止め方は最前線のプレイヤーさんが、自分の復活力を犠牲にしてタイミングを見つけ出した賜物ですね(笑)。 木下:あれだけの激しい攻撃を取り入れても、うまい人は立ち向かっていきますね。 ――強敵であればあるほど、どのジョブでどうさばくかを考えるのが楽しいです。 木下:どう作り込んでもユーザーさんのプレイが一枚上手になるのは、さすがだなと思います。そしてゲームは、開発が生み出す挑戦状とユーザーさんがそれに対抗する図とも捉えられるので、作る側として見ても楽しいですね。「ああ、こうやって倒されるのか」とか「タラスクもそうやって倒すのか」とか(笑)。 田代:いろいろと動画を見てると「こんな倒し方あるの!?」とビックリしますからね。 木下:想定よりクリアタイムが早いことはよくありますね。ゲームにとってはプレイ動画がアップされるのは楽しんでもらえている証拠だなと思うので、そういうプレイ動画が上がるような目玉モンスターはどんどん作っていきたいなと。 ――お気に入りのシーンがあれば聞かせください。 木下:僕は第1話でユーゴが覚醒するシーンが好きですね。ゲームでは白竜が認めた人が心臓を捧げて覚者になる流れですが、漫画では逆の描かれ方で、掴みの部分として最高のシーンだったと思います。白竜が「自分が選ばされるのは久しぶりだ」というひと言と、ユーゴが覚醒して状況をひっくり返す気持ちよさも相まって印象的でした。 木下:シーズン1ではレオが覚者の先輩として覚者の本質を説く。そしてそれを受け継いだプレイヤーがシーズン2のリーダーとして物語を展開するので、あのディアマンティス戦は重要なシーンでした。そこを深く感じていただけて、さらにユーゴに反映させていただけてうれしい限りです。 ――選んだ覚者として今後ユーゴがどのような冒険を繰り広げるかは楽しみですね。 田代:まだ今後の展開については言えない部分がありますが、その設定を生かした善くも悪くも特別な展開を形にできればなと思います。ちなみに、まだ登場していないジョブもあるので、それもうまく取り込みつつ新キャラクターも登場させる予定です。 ――確かに、アルケミストやスピリットランサーなどはまだ登場していないですね。 田代:原稿を書いている最中に、ちょうどスピリットランサーが追加されるという情報を見て、「カッコイイ! これは描かなければ!」と思いました。 ――シーズン2はプレイされているようですが、田代先生はどのくらい『DDON』をプレイされているのでしょうか? 田代:漫画企画のお話をいただいたのが、2016年の4月くらいで、そこから執筆を始めたのが半年後でした。そのあたりでPS4を購入して、シーズン2のスタートと同じくらいにプレイし始めましたね。ダウンロードしてからは、友だちと一緒にパーティーを組んで1日中プレイしていました。今は、原稿の兼ね合いもあって一日1~2時間くらいでしょうか。まだ、フィンダムに辿り着いたばかりで苦戦していますが、楽しく遊ばせていただいています。 木下:スピリットランサーにはもう触れているんですね。 田代:もう解放していますね。もともと槍という武器が好きで、槍が扱えるジョブが追加されると聞いたときは歓喜しました。ちなみに、紹介した友だちが僕よりはまってしまってガツガツプレイしているので、最近はその友だちにグイグイ引っ張ってもらっています(笑)。 ――普段はどのジョブをよく使われますか? 田代:メインで遊んでいるのは、アルケミストです。肉弾戦で戦うキャラクターも好きで、アルケミストは限りなく肉弾戦に近い戦い方をしてくれるので。スキルのなかでは「アルケム・バースト」が、カッコよさの塊みたいで気に入っています。スキあらば、ひたすら敵の弱点に打ち込んでいますね(笑)。 木下:もう「カウンテラ・アウルム」も決めながら戦っていたり? 田代:まだそこまではうまくはないですね。「カウンテラ・アウルム」が実装されてから、大型モンスター攻撃に合わせて練習しているのですが、なかなかうまくいかなくて(笑)。うまくいったときはそのまま、錬成物質を付与し続けて「アルケム・バースト」で決めます!
田代:ゴリゴリ攻めるのが大好きで(笑)。 田代:カウンターで跳ね返してやったぜ感が、気持ちがいいですね。また話が少し変わりますが、シーズン2の精霊竜の物語もものすごくおもしろかったです。最初に漫画企画を進めるにあたって、ゲームの展開がどのようになるかを開発スタッフの方からお聞きしたときに、概要を教えていただいただけでもワクワクしました。実際にプレイしてもどんどん魅力的なキャラクターが登場するし、ズールは蘇るしと。あと個人的にビックリしたのが、白竜の姿をした淀みし大竜力との戦いですね。「最初はえっ、白竜と戦うの!?」と驚きました(笑)。 ――パッと見たときに驚きますよね(笑)。 田代:実を言うと、淀みし大竜力は作画のうえでかなり役立ちました。白竜は基本的に寝ている姿しかないので、体がどのような構造をしているのか捉えにくい部分があって。淀みし大竜力戦では、さまざまな動きが見られたので白竜の完成度が上がりましたね。 木下:ありがたいことに、メディアミックスの展開をさせていただいているので、相乗効果が生まれるよう、シーズンが続くように深みのある展開を広げていきたいですし、そのなかで『DDRV』もさまざまな方法で紹介して、読者の方が増えていただければなと。そして、シーズン3も鋭利製作中なので、どちらも手に取っていただけたらなと思います。 田代:まだまだ『DDON』をやり込めていないですが、漫画を描かせていただいているだけで光栄な気持ちでいっぱいです。そして『DDON』の世界観や魅力をしっかりと伝えられるように、そして漫画は漫画のおもしろさを描ければいいなと思います。より多くの人に読んでもらい、『ドラゴンズドグマ』という作品をすべてひっくるめて愛していただけたらなと。これからもガンバって描き続けるのでよろしくお願いいたします。 木下:ゲームとは異なる漫画オリジナルの展開を細部に至るまで深く考えていただけているのが感じられて、ホントにうれしいです。そして、コミック連載としても長く続けてほしいなと。ちなみに新しいジョブを考えても大丈夫ですよ! 田代:オリジナルのジョブですか!? 既存のジョブが魅力的なので、なかなか難しいですね(笑)。連載については売れれば大丈夫です(笑)。実際はさまざまな兼ね合いがありますが、もしすぐに終了してしまっても尻切れトンボにならず、しっかりとゲームのおもしろさや魅力は伝えるつもりです。常々、読んでゲームをやりたいなと思うような漫画を描きたいなと思い、それがこの作品においてもっとも意識していることです。もちろん、この先連載が続いてもゲームのおもしろい要素はまだまだあるので、それを描き続けていきたいですね。 木下:「ゲームとしてこの展開はないけど、漫画ではこう来たか!」という、いい意味での裏切りをこれらも期待させていただきます(笑)。 田代:思いついたらどんどん組み込みたいと思います! |
