2017-05-09
■連休中でもユーザー数増加中! マストドンのことが知りたければこれを読め 
マストドンの勢いがとまらない。ちなみに連休明け一発目のミーティングもマストドンに関して教えて欲しいというものだった。時代は確実にマストドンの匂いを嗅ぎ取りつつある。
そんななかで「結局それはなんなのだ、どこが違うのだ」ということがわかりたい人のために遠藤諭さんが新たにマストドンについてまとめてくれたものがあるので読むよろし
―― マストドンは、日本だけがヒットしていると聞きました。
遠藤 人気が急上昇したのが今年4月上旬。その段階では約10万人のユーザー数でした。それが、いま(この原稿を書いている5月上旬)約60万人のユーザー数ですが、その半分は日本人ではないかなんて意見もあります。世界的でもヒットしているけど、日本の伸びがハンパではない。
―― なぜ日本でそんなに?
遠藤 ひとつ考えられるのは、日本人にツイッターのようなサービスが向いているからではないでしょうか? 世界のツイッター利用者の10分の1が日本人だと言われています。
あっというまに60万人。この熱気はやばい。どれだけ生きたユニークユーザーなのかは不明だが、世界のオタクが集結していると思うと胸熱である。
ちなみにマストドンはぜんぜん初心者向きではない。
だからnobiさんとかはまだ否定的。
知らない人にマストドンを使わせようとするとぜんぜん使えなくて困ってる。
マストドンが今後発展するために、どんな機能が必要になってくるか、僕なりにネタをまとめておくと
- ホワイトリストをサポートしたアクセス管理
基本ブロックなんだけど、このユーザーは大丈夫、のようなホワイトリストを作る機能がおそらく必要
というかこのあたりのパーミッションについてはUNIXで散々ノウハウがあるので、iptables並の設定ができるようにいずれなるだろう
- UIとメカニズムの分離
Mechanism, not policy
今も世界中で広く使われているX-Windowの理念である。UIとはポリシーであり、メカニズムとはマストドンの仕組みそのものである。マストドンが普及したのは「組み立て済み」キットともいえるDockerイメージを頒布したからだと思うが、このキットは少々出来が悪い。特にUIに関しては改善の余地がありまくりで、我々も独自にWebベースのUIを開発中(連休明け公開を目指していたがまだ開発中ですすみません)だが、デフォルトのマストドンUIは切り離して運用されることを前提にしたAPIを増やすべきである。具体的には、アカウント登録や連携の承諾をする部分をネイティブから切り離すか、UIをカスタマイズ可能にする必要がある
- グループ(SIG)
インスタンスの中でも特定の話題に興味がある人たちだけを束ねたグループ機能が必要だ。特に巨大インスタンスでは、コミュニケーションが成立しにくい。グループごとにインスタンスを分けるという方法もあるが、これはマストドンの実装から行くと極めて効率が悪い
- アカウントの引っ越し
リライアビリティを確立するためにあるインスタンスから別のインスタンスに引っ越す機能が必要である。
いまでも、フォローのエクスポートとインポートで似たようなことはできるが、面倒くさいし、引越し先で再度フォローし直してもらわなければならないのは煩わしい場合もある。
- 専用アプリの導線の改善
いまのマストドンアプリはどれもこれもやっつけで作った感があって、初心者には使いづらい。アプリをダウンロードしたらアカウントの発行からログインまでシームレスにできるべきである。PawooはPawooだけ、二コフレはニコフレにまずはログインするような導線でいいのではないかと思う。インスタンスごとにいろんなマストドン対応アプリがあると、普通の人にもインスタンスの違いがイメージしやすい
- 名簿
今のマストドンは、どこにどんなアカウントがあるのかわからない。もちろんわかられたくない人もいるだろうが、企業など、わかってほしい人もいる。電話帳のようにものは必要になるだろう。今はNaverまとめとかを見るしかないが、システマティックに名簿を共有する仕組みがあると普及の一助となるだろう。
とにかくマストドンはホットである。
試しに作ったUEIのボットは毎日AI関係の論文の概要を翻訳してくれる。
これだけですごく便利で、なんだか賢くなった気さえする。
遠藤さんは自身の著作の過去のいちフレーズを投稿するbotを作ったらしい。
botの名簿とかもあると便利かもしれない
マストドンのこれまでについてのまとめは電子書籍とオンデマンド出版でもう出ている。
これがマストドンだ! 使い方からインスタンスの作り方まで (NextPublishing)
- 出版社/メーカー: インプレスR&D
- 発売日: 2017/05/03
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ブログからの再録も多いが、僕の記事はリライトしているのでぜひ読んでいただきたい。
- 104 https://www.google.co.jp/
- 73 https://www.facebook.com/
- 61 https://t.co/e2qWaX7rt6
- 17 http://search.yahoo.co.jp/
- 12 http://www.google.co.uk/url?sa=t&source=web&cd=1
- 7 http://b.hatena.ne.jp/
- 4 http://b.hatena.ne.jp/ctop/it
- 4 http://b.hatena.ne.jp/entrylist?sort=hot
- 4 http://m.facebook.com
- 4 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=14&ved=0ahUKEwiq9Pqpz-HTAhVGoJQKHa0oDEIQFgh6MA0&url=http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20150531/1433032775&usg=AFQjCNErgbD4wmEI7QEiQtXvD_7pCE9oBA