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若者文化支えた「ドンキ渋谷店」移転のため閉店 移り変わる街の姿

2017年2月の「ドン・キホーテ渋谷店」/撮影は編集部

エンタメ型店舗経営で知られるドン・キホーテ初の都市型多層階店舗として1999年から続いた「ドン・キホーテ渋谷店」が、ついに5月7日(日)に閉店となった。

ただ、渋谷にドン・キホーテがなくなるわけではなく、ほぼ真向かいの場所に新しく「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」として5月12日(金)から生まれ変わる。

渋谷のパリピ文化を支えた「ドン・キホーテ渋谷店」

店舗移転のため、5月7日をもって閉店した「ドン・キホーテ渋谷店」。

今では当たり前となったが、渋谷の文化村通りという都心の一等地に、各階ごとに所狭しと並んだ商品の品揃えが、渋谷にやってくる若い世代を中心に支持を集めた。

特に、近年賑わいを見せるハロウィンやクリスマス、カウントダウンといった行事の際にパレード会場と化すようになった渋谷において、安価で衣装やパーティーグッズなどが手に入る同店は若者から重宝され、イベントの盛り上がりを支える店舗として機能していたとも言える。

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2016年クリスマスの際の同店

若者と縁の深い「ドン・キホーテ渋谷店」閉店当日は閉店セールも行われ、多くの人がSNSでその様子を投稿していた。

「進化型旗艦店舗」としてリニューアルオープン

「ドン・キホーテ渋谷店」から数分も離れていない場所にリニューアルオープンする「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」は、「都心エリア最大級」となる地下1階・地上6階分という営業フロアで、さらに規模を拡大する。

2016年1月までは、UFOキャッチャーやプリクラなどが充実した渋谷の遊び場として愛されたアミューズメント施設「クラブセガ渋谷店」などが入っていたビルだ。

同店は、衣料品や化粧品、美容グッズ、パーティグッズといったドン・キホーテ名物のジャンル強化に加え、新たに生鮮食品を導入。ファミリー層や地元の飲食店の仕入れ需要などに応える「進化型旗艦店舗」となる。

また、渋谷の名所や名物をモチーフとした渋谷区観光協会推奨のお土産の先行発売など、地域の活性化に貢献するほか、渋谷にちなんだ「モバイルフード」の開発・提供を7月から予定している。

渋谷の文化を支え続けるドン・キホーテがさらなる進化を遂げることで、街や文化にどういった影響を及ぼすことになるのか。

※記事初出時、掲載画像を誤っておりましたのでお詫びして訂正いたします

ドンキが支えた渋谷の文化と、変わりゆく渋谷

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イベント情報

MEGAドン・キホーテ渋谷本店

営業時間 24時間営業
所在地 東京都渋谷区宇田川町 28-6
交通 渋谷駅ハチ公口から徒歩5分
開店日 2017年5月12日(金)午前10時
売場面積 5,522 ㎡
建物構造 RC造 地下2階・地上8階建て
※うちドン・キホーテ営業施設は地下1階~地上6階
駐車台数 隔地駐車場74台(提携駐車場)

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