人脈作りが徒労に終わる理由。

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世の中では「人脈が大事」って言われるケースはあっても、「人脈は不要」とは聞かないですよね。
「人脈はあればあるに越したことはない」と言えば、その通りです。
人脈があって損をすることはないので、確かにそう言われてしまえばグゥの音も出ません。

但し、人脈があれば仕事に活かせるかと言えば果たしてどうなのでしょうか。
僕は、はなはだ疑問に感じます。

人脈を活かせるか活かせないかは、”あなたのビジネスステージ”で変わってきます。
あなたがいるビジネスステージによっては、人脈づくりよりも先にやるべきことがあるかもしれません。

今回はビジネスマンとして成功している人との人脈作りを前提でお話をしています。

仕事ができない人と、必死に人脈を作ろうとする人はいないと思いますし、実際にビジネスとしては機能しませんので。

人脈が活かせないビジネスステージ

あなたのビジネススキルが”人並み”のステージです。

人並みのスキルの人が、自分よりもスキルの高い人と付き合おうと思ったら、立ち位置が下の立場にならざるを得ません。
カバン持ちだったり、下請けであったり、はたまた宴会の盛り上げ役だったり、、、

人脈があったからコネ入社できたっていうのも結局のところ、そこの社長の下で働いているだけで対等な立場(ビジネスパートナー)とは言い難い状況です。

それでも良いじゃないかと思われるかもしれませんが、対等な立場関係でない限り、いつ関係を切られるかもしれないといったパワーバランスが常に存在します。

この段階では、あなたが人脈だと思っても、相手からしたら知り合いの一人というくらいにしか思われていないかもしれません。

人脈が活かせるステージ

あなたのビジネススキルが”人並み以上”のステージです。

ビジネススキルが高いほど良いわけですが、一つの基準として相手から見た時に
「この業界のことは、あなたに聞けば大丈夫ね!」と思われるくらいのスキルを持っているイメージです。

会社に勤めているのであれば同僚からアタマ一つ抜けている、企業で言えば同業者からアタマ一つ抜けている段階です。

このステージまでスキルを高めていないと、相手からしたら「あなたの代わりはいくらでもいるよ」ってことになってしまいます。

対等な関係や長く付き合える良好な関係を気付くためには、まずは自分のスキルを高めて、相手から関わりたいと思ってもらえるスキルを身に付ける必要があるわけです。

まとめ

学生時代でどの学校にも一目置かれるイカしたグループがあったと思います。
その仲間に入ろうと思ったら、「仲間に入れてもらってからカッコ良くなる」ではなくて「カッコ良くなってから仲間に入れてもらう」ですよね?!
じゃないと焼きそばパンを買いに行くポジションになってしまいますから。笑

それと同じで、「人脈を作ってから、仕事のスキルを磨く」ではなく「仕事のスキルを磨いてから、人脈を作る」が最短ルートです。
(↑ちょっとわかりづらいですか。笑)

ジョジョの奇妙な冒険の7部でジャイロ・ツェペリが「1番の近道は遠回りだった、遠回りこそが俺の最短の道だった」と言っているのを覚えていますか?!
長々とブログを書いてみましたが、すべてはこの一言に尽きます。笑

結局、自分自身が何者でもなければ、誰も相手にしてくれない。
それよりも自分のビジネススキルを磨くことに力を入れる。

つまり一見遠回りに見えても「成功へのファーストステップは人脈を作ることよりも、ビジネススキルを磨くこと」なのです。

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