山火事広がり避難指示 自衛隊に派遣要請 岩手 釜石
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8日正午ごろ、岩手県釜石市の山林で火が出て燃え広がり、消火活動が難航していることから、釜石市は周辺の住民合わせて136世帯348人に避難指示を出しました。岩手県は、自衛隊に災害派遣要請を行い、まもなく自衛隊のヘリコプター2機が、海水を使って上空から消火活動を始めることにしています。
8日午前11時55分ごろ、釜石市平田の山林から「煙があがっているのが見える」という通報が消防に相次ぎました。
消防によりますと、山林から出た火は、現在も燃え広がっていますが、現場につながる道路がないうえ、火の勢いが強く現場に近づけない状況で、消火活動が難航しているということです。
このため釜石市は、8日午後2時50分、尾崎白浜地区と佐須地区の合わせて136世帯348人に避難指示を出しました。
岩手県は、消火活動が困難な状況だとして、県庁に特別警戒本部を設置するとともに、午後1時前、陸上自衛隊に対して災害派遣要請を行いました。
要請を受け、自衛隊のヘリコプター2機がまもなく海水を使って上空から消火活動を始めることにしています。
現場は、釜石市の中心部から南東におよそ6キロ離れた半島部に広がる山林で、近くに住宅などはなく、けが人もいないということです。
盛岡地方気象台によりますと、釜石市では、午前10時40分すぎに25.9メートルの最大瞬間風速を観測しています。
消防によりますと、山林から出た火は、現在も燃え広がっていますが、現場につながる道路がないうえ、火の勢いが強く現場に近づけない状況で、消火活動が難航しているということです。
このため釜石市は、8日午後2時50分、尾崎白浜地区と佐須地区の合わせて136世帯348人に避難指示を出しました。
岩手県は、消火活動が困難な状況だとして、県庁に特別警戒本部を設置するとともに、午後1時前、陸上自衛隊に対して災害派遣要請を行いました。
要請を受け、自衛隊のヘリコプター2機がまもなく海水を使って上空から消火活動を始めることにしています。
現場は、釜石市の中心部から南東におよそ6キロ離れた半島部に広がる山林で、近くに住宅などはなく、けが人もいないということです。
盛岡地方気象台によりますと、釜石市では、午前10時40分すぎに25.9メートルの最大瞬間風速を観測しています。
あっという間に燃え広がった
岩手県釜石市新浜町地区の釜石魚市場からは山林から立ち上る煙が強い風にあおられて広がっていく様子や真っ赤な炎が上がる様子が確認されました。
地元の漁協の男性職員は「あっという間に火が燃え広がった。消防団員の同僚が現場に向かったが、煙の勢いが強いので気をつけてほしい」と話していました。
地元の漁協の男性職員は「あっという間に火が燃え広がった。消防団員の同僚が現場に向かったが、煙の勢いが強いので気をつけてほしい」と話していました。
消防団が現地指揮本部
岩手県釜石市の山火事の現場に近い尾崎白浜地区の漁港では、釜石市消防団が現地指揮本部を設置し、警戒に当たりました。また、道が狭く、消防車が入れないため、消防団は、漁船に消火ポンプやホースを載せ、現場近くに運ぶ対応をとりました。
そして午後3時前、尾崎白浜地区に避難指示が出されると、住民たちは急いで荷物をまとめ、車に乗って避難所に向かいました。
避難する男性は「山火事で避難をするのは初めてだ。東日本大震災の経験から、万が一のことを考え避難することにした」と話していました。
そして午後3時前、尾崎白浜地区に避難指示が出されると、住民たちは急いで荷物をまとめ、車に乗って避難所に向かいました。
避難する男性は「山火事で避難をするのは初めてだ。東日本大震災の経験から、万が一のことを考え避難することにした」と話していました。