レシピ投稿サイトの“安全性”を疑問視する声がインターネット上であがっている。離乳食に蜂蜜入りジュースを与えられていた生後6カ月の男児が3月末に死亡したニュースが報じられた後、類似のレシピのほか健康被害を受けかねないレシピの掲載例が多数見つかっているからだ。投稿レシピをもとに作った料理でサイト利用者に健康上の問題が生じた場合、責任の所在はどこにあるのか?
「はちみつ離乳食5ページ分もある」「サイトまじやばい」−。4月初旬に男児死亡が報じられると、蜂蜜を使った離乳食のレシピが紹介されているとして、レシピ投稿サイトの最大手「クックパッド」への批判が、ツイッターなどの交流サイト(SNS)上で相次いだ。
蜂蜜は乳児ボツリヌス症となる危険があり、1歳未満の乳児への離乳食には禁忌の食材なのだ。
こうしたレシピが掲載されていることについて、クックパッド広報部に問い合わせたところ、次のようにメールで回答した。
「利用者様から投稿いただいたレシピの確認を都度実施しております。利用規約に基づき安全に反するものについては、メールなどのコミュニケーションツールを使用して、適切にご利用いただけるようレシピ投稿者様へのご相談やお願いの連絡を差し上げるとともに、レシピに関する注意点を当社にてリンクをする等の注意喚起を併せておこなっておりました」
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