昨日、ネブラスカ州オマハでウォーレン・バフェットの投資会社、バークシャー・ハサウェイ(ティッカーシンボル:BRK.B)の年次株主総会が開催されました。
その中でバフェットは「バークシャー・ハサウェイは今後数年のうちに配当を開始するかもしれない」とコメントしました。
これまでバークシャーが配当を払っていなかった理由は、利益をバフェットの目利きにより投資に回した方が、株主が喜ぶと判断してきたからです。
普通、ある企業が配当を払う理由は利益の使いみちに困ったので、それなら株主に還元した方が良いからであり、それは良い投資機会が無いことを認めることに他なりません。
したがってバークシャーが配当を出すということはバフェットですら良い投資先を見つけられず、利益の処分に困っていることを示唆しています。(バークシャー・ハサウェイの手元キャッシュは965億ドルです)
先週下院を通過した下院共和党ヘルスケア・プラン(AHCA)については「裕福層にとって大きな減税になることを意味する」としたうえで、「医療費高騰はアメリカ経済の競争力を奪うサナダムシだ」と警鐘を発しました。
架空口座スキャンダルに揺れるウエルズファーゴ(ティッカーシンボル:WFC)に関しては、バークシャー・ハサウェイが同行の発行済み株式数の10%を保有しており、10%を超えないために端株を処分したものの、基本、ウエルズファーゴ株は売っていません。
バフェットはジョン・スタンプ元CEOのスキャンダルへの対応の遅さを批判しました。
ただビジネスとしてはウエルズファーゴのブランドは毀損していないと考えています。

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架空口座スキャンダルに揺れるウエルズファーゴ(ティッカーシンボル:WFC)に関しては、バークシャー・ハサウェイが同行の発行済み株式数の10%を保有しており、10%を超えないために端株を処分したものの、基本、ウエルズファーゴ株は売っていません。
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