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今回は「むし歯の痛みに民間療法」のご案内です。
むし歯で漢方療法を用いることは、非常に少ないようです。
しかし、歯科の治療と併用することによって、愁訴を軽減させることができるのではないでしょうか。
むし歯の療法には、漢方療法やツボ刺激などといろいろありますが、ここでは、昔から用いられている民間療法をご紹介します。
むし歯の痛みに民間療法
ネギ
白根を噛みしめていると、むし歯の痛みがしずまります。
2~3度、新しいもにとりかえます。
大根
すりおろしてしぼった汁を痛む歯にしみ込ませます。
その後、水で口をゆすぎます。
塩水
濃塩水を口に含んでしばらく口をゆすぎます。
その後、水で口をゆすぎます。
海草
コンブやワカメなどは、カルシウムが多量に含まれており、歯質が強化されるとともに、唾液の酸化を抑えてくれるので、歯の健康にとって有効に働いてくれます。
ヨモギ
葉汁を綿棒か脱脂綿によく含ませて、むし歯の穴にたらします。
この葉汁に塩を少量加えると、なお効果もあがります。
松葉
松葉を焼いて黒焦げにして、痛む歯につけます。
生の松葉を数本、噛みしめても有効です。
ナス
ナスの古漬けを噛みしめると効果があります。
こんぶ
焼いて黒焦げにして粉末にし、焼き塩をまぜます。
これをむし歯の穴に詰めます。
ユキノシタ
生葉を噛みしめていると、痛みがしずまり楽になります。
ツワブキ
火であぶった葉を、もんでやわらかくして、歯の痛む側のほおにはりつけます。
キササゲ
乾燥させた実を煎じ、その汁を口に含むと、歯痛に効きます。
ザクロ
葉を煎じ、その汁でうがいをすると、歯痛によく効きます。
ギンナン
生のギンナン一個をすりおろし、米飯に加えてねり合わせ、痛む側のほおにはっておきます。
ヤマイモ
すりおろしたものに、トウガラシの粉末を小量加え、和紙にぬりつけて、痛む側のほおにはっておきます。
痛みがしずまります。
ナンテン
葉をつみとり、よく洗ったものをしばらく、噛みしめると効果があります。
ミョウバン
粉末にしたものを、痛む歯につけます。
収れん性があるので、止血にも効果があります。
米飯
米飯、茶わん一杯に塩を少量加えてよくねります。
ねったものを和紙にぬりつけ、痛む側のほおにはります。
3~4回とりかえているうちに、痛みはなくなります。
いも薬
痛む側のほおにはっておくと、痛みがなくなります。
いも薬とは:しょうがと小麦粉をおろしたサトイモに加えてねったもの。
以上が「むし歯の痛みに民間療法」についてでした。
なお、ハチミツはむし歯になりやすいと思われがちですが、ミネラルやビタミンが含まれ、カルシウムを奪取しませんから、むし歯になりにくいい甘味料といわれています。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。