中学3年生の藤井四段 非公式戦の公開対局で敗れる

中学3年生の藤井四段 非公式戦の公開対局で敗れる
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史上最年少で将棋のプロ棋士になり、デビュー以来の公式戦の連勝記録を16に伸ばしている愛知県の中学3年生、藤井聡太四段が7日、地元、愛知県で開かれた「将棋まつり」の非公式戦の公開対局で、同じく愛知県出身の豊島将之八段に敗れました。
愛知県岡崎市で開かれた7日の将棋まつりでは、非公式戦ながら、話題の藤井四段と豊島八段の公開対局が行われるとあって、応募のあった770人の中から抽選で選ばれた250人が対局を観戦しました。

藤井四段は中盤から攻められる展開となり、時々首をかしげながら駒を進めていましたが、92手で投了しました。豊島八段の勝利を確認すると、対局を見守っていた観客からは歓声が上がって、2人に大きな拍手が贈られていました。

対局後、藤井四段は「気合いを入れて臨みましたが、中盤で差がついて、競り合いにならずに残念でした。中盤に甘いところがまだあるので、そういったところを直して強くなりたい。大勢の人に集まってもらって、将棋を指したのはいい経験になりました」と話していました。

対局を観戦した小学2年生の男の子は「楽しく見させてもらいました。藤井さんが負けてしまったけど、内容のよい将棋だったので、よかったです」と話していました。

藤井四段の公式戦の次の対局は今月12日に予定されています。