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(実体験に基づいた範囲での)「エゴサ作家」リスト

エゴサーチ - Wikipedia

エゴサーチ (egosearching) とは、インターネット上で、自分の本名やハンドルネーム、運営しているサイト名やブログ名で検索して自分自身の評価を確認する行為のことである[1]。略してエゴサともいう[2]。

ツイッター上で単に(自分自身とは無関係のワードで)検索をかけてRTをしているだけなのに、なぜか「このエゴサ野郎!」と誤用で罵倒されることが多い自分には馴染み深い、この「エゴサ」という言葉。多くの人が一度はやってみたことがある行為だと思うが、やはり目立つのはある程度の著名人によるエゴサだろう。

今回は、自分が実際に遭遇した事例(フォロワー外からのRT、リプライなど)から、少なくともその時点ではエゴサを行なっていた、と判断できる作家を数人紹介したいと思う。念のために言っておくが、特に批判の意図はない。

1.新城カズマ


新城カズマ - Wikipedia
90年代にPBMや小説などで展開された「蓬萊学園シリーズ」の“グランドマスター”として知られた人物。作家としてはライトノベルを中心に活動していたが、近年では(非ラノベの)SFや歴史小説なども多い。また、物語論などに関するノンフィクションの著作もある。

補足すると、『狗狼伝承』は、富士見ファンタジア文庫から刊行されていた学園チャンバラ現代和風ファンタジーシリーズ。「砌を継ぐ」というのはその作中の用語で、「時念者」と呼ばれる異能者による時間・空間移動のこと。

単なる愚痴にリプライが飛んで来た時には驚いたが、おかげで当該同人誌を入手することができたので万々歳である。ただ、自分の住所その他の情報と、きっっったない筆跡が先方に押さえられているかと思うと少々落ち着かない気持ちにはなる。


2.青柳碧人

双月高校、クイズ日和 (講談社文庫)

双月高校、クイズ日和 (講談社文庫)



青柳碧人 - Wikipedia
天才数学少女が探偵役を務める数学ミステリシリーズ『浜村渚の計算ノート』が代表作。ライト文芸、キャラノベなどと現在呼ばれている分野で多数の著作がある。

自分では絶賛のつもりだったが、著者本人が目にした場合気を悪くしてもおかしくない書き方だったため、とりあえず批判としては受け取られていないようで安心した(皮肉ではない、と思いたい)


3.小森健太朗

探偵小説の論理学

探偵小説の論理学


小森健太朗 - Wikipedia

ミステリ作家。評論活動も行なっている。自分が読んだ中では、「少女漫画の世界」(漫画業界ではなく作品世界の中)を舞台にした『ローウェル城の密室』、PC用の美少女ゲーム(非18禁)が付属する青春ミステリ『ネメシスの虐笑S』などの、特異なミステリが印象的(良くも悪くも)

上のツイートに関しては、単純に自分の勘違いだったので申し訳ないことをした。


4.芦辺拓

綺想宮殺人事件

綺想宮殺人事件


芦辺拓 - Wikipedia
ミステリ作家。一部での愛称は「シベタク」。





繰り返しになるが、作家によるこれらの行為を批判しているわけではない。自作や自分自身の評判が気になるのは作家という職業を考えれば当然のことだし、検索して見つけた発言をRTしたりリプライを送ったりすることも、規約の範囲内であるのはもちろん、特にマナー違反というような話ですらないと思っている(自分が似たような理由で怒られることが多いから擁護しているわけではない)

ただ、エゴサをする自由があるのと表裏一体で、エゴサを避ける自由も当たり前のようにある。作家の側から積極的に反応してもらえることに喜びを感じる読者もいるだろうが、好きな作家であればあるほど距離を置いておきたいと考える読者もいる。自分についての野放図な言及を牽制する効果を最優先にしているのなら別だが、目に見える形でエゴサをする者は、自分への言及数自体を抑制してしまう可能性を認識、というより覚悟しておく必要があるだろう。

かく言う自分は「覚悟」した上で、本来のエゴサも、特定単語での誤用「エゴサ」(単なるツイッター検索)も、そして引っかかったツイートのRTも、ほぼ毎日好きなだけ行なっている。言及数が減るなら減るでけっこうなことじゃないの、ぐらいの無責任な気持ち。



(ほしいものリスト)
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