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森友国会議事録 安倍首相の赤っ恥答弁「大量封印」の忖度

 未定稿はとうに仕上がり、残るは誤字や数字の確認のみ。まさか、首相に恥をかかせてはマズイと、衆参の事務方が揃って「忖度」しているのだろうか。

「約2時間の証人喚問と違い、首相出席の予算委は大概、9時から17時のロングラン。校閲作業に手間取り、過去には半年かかったこともある。ちなみに、スタッフの定数は4人。忖度? あり得ません」(衆院広報課)

 参院はやや事情が異なり、「委員会で議員の発言が問題視されると、訂正の確定まで、その日の議事録は掲載不可。また、公開は審議の日付順との内規があり、その日以降の議事録も公開を見合わせます」(広報課)と説明する。

 3月2日の参院予算委で、自由党・山本太郎議員の「アッキード事件」発言に、安倍首相は不快感をあらわにした。この一件が不掲載の理由なら、それこそ安倍首相の機嫌を忖度していないか。

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