平成28年8月22日(月)pm6:26
15日の付けの支払いを終えてから、外に出る回数は減った。その変わり、一人で宅飲みしたり、真由美という飲み仲間と自分の家で一緒に飲むということか増えた。
真由美は、50過ぎの女だが、そこには異性を意識するものはない。
先日は、自宅で飲んでいる間に真由美が寝てしまい、布団を引いていびきを掻いているのを確認して、自分も眠りに就いた。起きたらお昼を回っていたが、真由美はもういなかなった。
つけの支払いを合わせて、10万円近くあったが、それはそれとして、なんだかこのままの生活を続けてもいいかな・・・と思うようになってきた。しかし、付けが大きいと好きな食べ物が買えないので、それが痛い。その点だけ気をつかればいいと思う。
北海道は例年に見ないほどの台風が連続して発生して、各地で水害が発生している。
苫小牧も確かに雨は多いが、今のところこれといって被害はない。
平成28年8月25日(木)
先日、朝方真由美が自宅に来た。一人で音羽町にいったらしいがそこで面白くない思いをしたらしく、話を聞いて欲しかったようだ。自宅にお酒があったので、飲みながら色々話をした。どうやらあちこちの店で付けて歩いているらしく、その日から自分も色々真由美の生活を考えてはいるが、ぶっちゃけ飲み代で破たんしているといっても過言ではないだろう。真由美には恋愛感情はないが、なんとかして助けてあげたいという気持ちはあった。
しかし、金銭的に手助けすることは、やはり本人の為にならないと思う結論に至った。
ただ生活面の手助けや話相手などの援助はしてあげたいと思う。勿論、自分の生活もあるので、限界はある。
後日、ゆみに行きマスターとも色々話をしたが、やはり以前にも同じようなことがあって付けを払ってくれる人がいたらしいが、結局今回のように増やしてしまい6万円ぐらいの負担になったようだ。9月の保護費が入る日に、真由美が3万円ぐらいの付けを払う約束をしていたママと電話で交渉して、10月にできないかと自分からもお願いしたが、約束は約束だからだと話は譲ってもらえず、結果的に真由美が9月の保護費で払うことで落ち着いた。その話を聞いたママからゆみのマスターの耳に話が入り、それを払うのなら、うちの付けを払えとかなりしつこく言われた。
真由美の付けの話を聞くのは、今に始まったことではない。
音羽の町中でも真由美の付けの話は、かなり広まっていることを改めて知った。
どうやら、とんでもない女性と仲間になってしまった。以前の彼女も借金があったが、真由美も同様に借金がある女だ。
なんだか・・・そんな女しか寄って来ない自分に減なりする。
酒の力もあり、助けてあげたい気持ちでいたが、ゆみのマスターが眠っている間にママと話をしたが、様子を見ることでママとは話が付いた。
真由美の存在を知ったことで、自分の生活を改めなくては・・・とも思った。
残念な気持ちと助けてあげたい気持ち。
でも、本当に本人を立ち直らせるならば、見捨てる覚悟も必要だろう。
平成28年8月31日(水)
昨晩、3,000円を握りしめてルーチェに向かった。でも店は20時を回っても閉まっていた。
ゆみで時間を潰していたが、マスターが野球中継を見ていて退屈だったので、その3千円を入金することにした。それから退屈さを感じながら、ゆみで焼酎の水割りを飲んでいたが、ルーチェが開店したので、先ほど入金した3,000円がマスターから戻ってきた。
さっそくルーチェに向かい、ママに3,000円を渡してのんできたが、お客さんが持参した生ハムや珍味、そしてお客さんが忘れていったタバコをママからもらい、2曲歌ってちょうど3千円だったので、楽しんで帰ってきた。
それからゆみに行き、お通しを食べて焼酎の水割りを一杯だけ飲んで帰ってきた。
となりにいたゆみというババアが仕事を掛け持ちして働いているようだが、感心はするが興味のない話しだった。
なんだか煩いので帰ってきた。外に出ると台風が直撃していて、大荒れだったが、風に煽られながらも自宅まで帰ってきた。
その後、眠剤を飲んで寝たと思うが、9時過ぎに起きて、風はまだ強いが過ごしやすい天気に変わった。
朝からジンギスカンにしようとビールを飲みながら一人ジンギスカンをした。
それから追加の眠剤を飲んで寝て、13時頃に目が覚めた。
お昼は、具なしの冷やしラーメンを食べて、大東に家賃の件で相談にいった。
9月分の家を10月の年金日に払えるかの相談だったが、初回は仕方ないとして2回目からは保証人が、立て替えをしないとまずいらしく、必然的に親に連絡することになった。
自分から連絡すると話がこじれると思い、連絡は大東にお願いした。
父親と連絡が取れて、久足ぶりに父親と話をした。
・『仕事しているのか?』
・『支払いの件は今回だけだからな。次は保証人を外して貰う』
と相変わらずの親の態度だったが、とりあえず9月分の家賃は立て替えてもらうことで話はついた。
今回の経緯については具体的には親には伝えなかったが、話をすれば親も呆れるだろう。
てか、すでにあきられているか・・・。
とりあえず、10月の年金支給日に書留で親に返すつもりである。
そのためには、外に飲みに出るのを控えなくては行けない。
仕事に就けない理由を親父に説明したが、単なる言い訳だと思っているようだ。
色々、動いていることは親は知らないし、報告する必要も感じない。
今回は迷惑を掛けたので色々言われて仕方ないが、話をしたのは、半年以上振りぐらいだろう。
家賃の件は、今回で勉強になったし、二度としない。
年金支給日まで、まだ日にちはあるが、お米はまとめ買いしているし、10月の保護費から燃料手当分が上乗せされるので、どうにかなるだろう。
人は人。自分は自分。例え親子でも同じ意味を持つと思う。
好きでこんな生活をしているわけではない。
楽になれるなら・・・楽になりたい。