真央、ソチ離れる
アルメニアで調整
【ソチ=海老名徳馬】フィギュアスケート女子の浅田真央(中京大)が10日、ソチ国際空港から日本スケート連盟が拠点を設けているアルメニアの首都エレバンに出発した。19日の女子ショートプログラム(SP)直前まで約1週間、調整する。
8日の団体女子SPではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒するなど3位に終わり「体がなまっているので通常の状態にしていきたい」と再調整への意気込みを語った。
団体SPでは、1位になった地元ロシアの15歳、ユリア・リプニツカヤの演技に騒然としたリンクに立った。「6分間の練習でもすごい歓声を経験した。ロシアの若い選手もいま一番いい状態だと思う。でも自分も最後の五輪なので、納得いく滑りを目指していきたい」と振り返り、「問題は気持ちだけ。自分の演技に集中したい」と話した。
団体女子フリーに出場した鈴木明子(邦和スポーツランド)もエレバンで調整するため、11日にソチを出発する予定。