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電力自由化

【基礎からわかる電力自由化】家庭で電気会社を乗り換えるメリットとデメリット

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電力自由化がはじまって暫く経ちました。既に電力会社を乗り換えた人、まだ様子見をしている人と様々ではないでしょうか。

中には電力自由化で会社乗り換えを検討しているうちにどんどん参入会社が増えてしまい、乗り換えたくてもサービス内容も会社ごとの違いもわからないという人も出ています。

確かにこれだけ多くの会社がサービスに参入してしまうと、「お得ですよ」と言われても本当にお得なのかわかりませんよね。果たして自分がどの会社に乗り換えることでどんなメリットがあるのか見当がつかない状態ではないでしょうか。

今回は電力自由化において、「乗り換えたくても出遅れてしまいました」「まだ迷っています」という人を対象に、サービスのメリットとデメリットを探ります。最後は皆さんがよく不安に感じる部分にもQ& Aという形で解説していきます。

電力を乗り換えてもっとお得に! 電力自由化についてだよ

電力って乗り換えできるんですね~

え?そこから・・・

電力自由化のメリット

電気会社を乗り換えるメリットは?

電力自由化のメリットは以下のようなものが、よく挙げられます。

  1. 電気料金が安くなる
  2. 電気の供給以外のサービスも受けられる場合がある
  3. 自分で発電源を選ぶことができる

電力自由化に関してはこれらのメリットが知られています。しかし、これらは本当にメリットなのでしょうか。まずはそこから考えてみる必要があります。

発電源を選べたとしても、「それはメリットなの?」と首をかしげてしまいますね。電気に味はありませんから、北海道産の電気と東京産の電気で「北海道産は生きがいい」「東京産は洗練された味」ということはありません。

もし発電源を選べるということが産地を選べるという意味であるなら、電気の供給という面で見ればメリットはありません。鮮魚だったら産地の違いによるメリットはあるのでしょうが・・・。

ほとんどの人にとってメリットは電気代が節約になるってことだね

お金のことだけしか考えない人生ってむなしいですね

何か?

具体的にそれぞれのメリットがどんなことを意味し、乗り換えをした人がどこにメリットを感じているのか見ていきましょう。

乗り換えを推奨する意見やネットの特集もありますが、乗り換えするかどうかは、第一に皆さん自身が電力自由化に対し言われているメリットに「自分なりのメリットを感じられるか」なのです。

月々の電気代が安くなるって本当?セット割引も

電力会社を移ることで電気代が安くなるというメリットがあります。電気の利用状況や地域にもよりますが、平均で月あたり数十円から数百円安くなると言われています。

一年で見れば数百円から数千円単位で電気料金が安くなることもあります。また、既存の電力会社からプランの多い会社に移ることで、自分の家庭に合ったプランを選ぶことができますので料金的な無駄が少なくなります。

電力会社によっては既存のポイントサービスと提携もしています。PontaやTポイントなどと提携している会社を選ぶことで料金が安くなるだけでなく、ポイントでダブルにお得になることもあるのです。

ガソリン代、スマホ代(通信費)など、多くのお金を使っているサービスとセット割にしちゃえば、節約効果が高いよ

私はあらゆる生活費を切り詰めているから、純粋に料金体系が安くなる会社がいいな

もちろんそういうサービスもあるよ。どちらかというと、セット割がお得だけど、単純に料金勝負でも安い会社を選ぶことも可

セット割でガソリン代が安く?生活に欠かせないおまけも

電気を本業にしている企業以外が参入することによって、電気契約をするとおまけがつくようになりました。

たとえばジェイコム。こちらはケーブルテレビの会社です。

本業の他に電気事業を手掛けるようになったことにより、ケーブルテレビと電気のダブル契約で最大10パーセントお得になるセット割引を提供しています。ガソリンスタンドの大手である昭和シェル石油も、電気の契約をすることによってガソリンが1ℓあたり10円安くなるサービスを展開しています。

セット割引を活用して生活に欠かせないいくつものサービスを一社に集約し、おまとめすることもできます。また、電気契約をすることによりサービスが付属する会社もあるため、賢く使うと大きなメリットを生みます。昭和シェル石油のガソリン割引サービスなどは車をよく使う人には嬉しいですよね。

 

エコ派は大満足!発電源を選べる仕様

日本の発電方法として最も有名なのは火力発電ではないでしょうか。子供に「電気はどうやって作るの?」と尋ねると、大きな火力発電所の建物を想像するのではないかと思います。

これは大人も同じですね。

しかし、日本の発電源は何も火力発電だけではありません。他にも風力発電にバイオマス発電、太陽光発電や地熱発電、水力発電といった色々な発電源があるのです。

それぞれの会社で発電源が違うので、自分の考え方に合わせて電力を選ぶことも面白そうですね。エコ派の人は応援の意味で、バイオマス発電や風力発電、水力発電の会社と契約することもできるのです。

電力自由化がはじまる前は、自分に信条があっても電力源を選ぶことはできませんでした。

「原子力発電反対!」と考えていても、電力会社の方針には逆らえず、時に反対している電力源の電気を使わなければいけませんでした。現在は自分の価値観に合わせて、自分好みの電力源を持つ会社に乗り換えすることも自由です。

発電源は興味なし

シビア・・・

自分にメリットはある?料金試算から検討をはじめよう

具体的に電力自由化のメリットを説明しました。しかしここで思いませんか。「これ、自分にメリットがあるかどうかどうやって判断するの?」と。一つ一つ自分で各社の説明文を読んでメリットがあるのかを検討するとしたら、膨大な時間が必要になります。

現時点で電力自由化に参入している企業数は平成29年4月時点で390社を超えています

(参照 http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/summary/retailers_list/)

今後さらに増えると目されていますから、「さあ頑張ってメリットを探してください」と言われても、その時点で既に面倒になり「よし、一年後くらいに本気出す。乗り換えは見送りで!」という気持ちになってしまいますよね。

はっきり言って物凄く大変です。そこで、簡単にメリットがあるかを確認できる方法をお教えしましょう。

 

 

まずは料金面からメリットを模索し、気になる会社を探すのが時間ロスの少ない方法です。

ソフトバンクやauはスマートフォンやインターネットと一緒に契約するとお得になる仕組みです。

東京ガスは料金面でも優秀ですが、何より嬉しいのは家庭でのガスや水道のトラブルに24時間365日無料で駆けつけてくれるサービスがおまけでついているところです。

東京ガスはWAONやPonta、Tポイント、楽天ポイントにも対応しており、ポイントサービスとの提携面で見ても優秀です。

まずは料金で比較して、次に気になった会社間でサービスを含めた比較をするといいでしょう。

スマホ代は月5,000円から10,000円くらいする大きな支出だから、セット割の効果も高いかな

私はガラケーだよ

電力自由化のデメリット

電気会社を乗り換えるデメリットはあるのか?

前述したメリットに対し魅力を感じるなら、乗り換えをすることで電力自由化という制度そのものの恩恵を得ることができるはずです。

しかし、ここでもう少し考えてみる必要があります。

メリットがあればデメリットもあります。「お得になる」という美味しいだけの制度ではないということです。

選べるということは同時に「選択肢が増えすぎて困る」ということでもあります。魚を買おうとだけ考えている人が「じゃあ北海道産と東京産どっちがいい?」と問われるなら、「魚ならどっちでもいいですよ」という話になります。

電力会社を選べるということは自分で決断しなければいけない分、面倒です。魚が食べられればどちらでもいいという人にとっては面倒だからパスという話になりますね。実際に、面倒で乗り換えをしていない人もいます。

もう少し詳しく電力自由化のデメリットについて見ていきましょう。

選択できる会社に地域差があり過ぎ問題!引っ越しで契約終了も

電力自由化の第一のデメリットとしては、契約できる電力会社に地域差があり過ぎるということです。関東や関西はたくさんの会社が参入しており、料金からサービスまで比較し放題です。

しかし沖縄などの参入企業が少ない地域では、比較のしようがありません。電力自由化で恩恵を受けられる地域と参入数が少なく恩恵を受け難い知識という形で明暗がはっきり出てしまいました。

「東京に住んでいるから大丈夫!」って人も多いと思います。現在は東京に住んでいて、すぐに(仕事や家族の都合で)引っ越しをする可能性がなければ、電力の乗り換えは大きな節約手段になるでしょう。

東京から山形に引っ越すことになったとします。契約先が関東だけをエリアにしている電力会社だと、引っ越しにより使えなくなってしまうことがあります。

この例で考えると、東京で使っていた電力会社と別の会社を探して改めて契約をしなければいけません。

会社によって対象エリアがかなり違うということもデメリットに拍車をかけています。

ガソリン代、スマホ代(通信費)など、多くのお金を使っているサービスとセット割にしちゃえば、節約効果が高いよ

私はあらゆる生活費を切り詰めているから、純粋に料金体系が安くなる会社がいいな

サービス内容が複雑!スマートフォン化する電気

電力自由化において契約できる会社が増えるとその分だけ選択肢が増えます。

A社は料金がとにかく安い会社だったとします。B社はA社よりも料金は数百円高いですが、付属するサービスが優良です。

C社は料金が安いプランとサービスが優良なプランの二種類からセレクトが可能です。会社が増えると契約先の会社を好きに選べます。

さらにプランも選びたい放題です。

これは嬉しいことではあるのですが、デメリットにもなります。なぜなら、スマートフォンの料金プランという前例があるからです。

スマートフォンの料金プランは選択肢が増え過ぎてしまったばかりにクレームも増えました。複雑化し、万人が理解し方ものになってしまっているのです。

電力自由化に参入する企業が増え、料金プランが増えると、電気料金プランがスマートフォンの料金体系の二の舞になる可能性があります。

電気は生活になくてはならないものです。

複雑化はデメリット以外の何ものでもありません。「それは将来的な話ですよね?」と思うかもしれません。

しかし、実際に料金の複雑化ははじまっています。

料金的な面でも、現状、安くなるばかりではありません。

電力会社によっては、短期間で別会社に乗り換えをすると違約金がかかる場合があります。せっかく安くなったと喜んでいても、違約金の額と合計したら結果的に損をしてしまう可能性があります。

オール電化住宅専用プランの契約をしている場合も乗り換えによって料金が高くなってしまうことがあるため、一概に安くなるとはいえません。

全ての家庭、全ての状況において料金がお等になるとは限らないのです。

スマホの料金体系は、複雑なうえにすぐ変わるって問題点がある。これは競争の激しい産業ってことだけど、電力も自由化で競争が激しくなっているってこと

競争が激しくなっているなら、お得な料金プランがでてきやすいから、乗り換えるチャンスがあったら乗り換えたほうがお得ってことですね

価格が将来的に上がってしまう可能性も

これは、乗り換えるデメリットじゃなくて、電力自由化自体のデメリットですが、将来的に電気料金が上がってしまう可能性です。価格競争は時に料金を下げますが、時に価格を上昇させます。

自由競争の常です。「本当にそんなことがあり得るの?」と思うかもしれません。料金を上げたらお客さんが離れてしまいます。

日本の現状を考えると、電気料金が冬の日本海の波みたいに荒れることは想像し難いかもしれません。ですが、これは日本より先に電力自由化を取り入れた国では実際に起きていることなのです。

ドイツでは電力自由化後に1000社を超える会社が電力自由化事業に参入して電気料金が一気に下がりました。

多くのドイツ国民は大喜びしましたが、その後、再生可能エネルギーの買取りコストの増加などの理由により電気料金が一気に跳ね上がりました。もちろん国としてもそんな状況を放置しておくことはできず規制を設けました。

ですが、規制は功を奏さず、ドイツでは電気料金の高騰が問題になっています。日本の想像し得る一つの未来と言えるのではないでしょうか。

電力自由化の発展が必ずしも料金を引き下げるというメリットを生むわけではないということです。時にデメリットになる可能性があるのです。将来的なデメリットになるとも考えられます。

このデメリットは、乗り換えの話というより、制度設計上の失敗した場合は電力料金が上がるって話かな

うまくいかないと日本全体で電気代が上昇してしまうかもしれないのですね。

そうなったとしてもだいぶ先の話だし、乗り換えなくても電気代が上がるって話だから、今のうちに乗り換えて節約しておくほうがお得って結論は変わらないかな

電力乗り換えの不安を徹底解決Q&A

メリットとデメリットをわかっていただけましたか。メリットは全ての人が得られるものではなく、人によってはデメリットになってしまうのが電力自由化なのです。

制度のメリットを得るためには「ただ何となく」ではなく、制度をより深く知って活用していくことが重要です。

上手く使えば電力自由化はメリットになるのですから、自分にとってメリットになる使い方をすることが大切です。そのためには制度の細かいところまで知らなければいけません。

メリット・デメリット以外の疑問にお答えします。

 

スマートメーターの設置に料金がかかるって本当?

電力会社を乗り換える上で心配なのは設備の設置はどうなるのかという話です。スマートメーターを含め送電に必要な設備は電力会社側が設置してくれます。

個人の家庭で用意する必要もありませんし、基本的な設備の取り替えが必要な場合も料金負担の必要はありません。

ただし設備の劣化や故障など、一部の事情により料金が必要になる可能性がゼロではありません。乗り換えによって設備の修理や料金負担が必要になる場合は事前に説明があります。説明がなければ念のために確認するようにしてください。

スマートメーターなどの基礎設備の設置を理由に高額の料金を請求するという詐欺事件が発生しています。料金については事前にしっかりと確認し、もし怪しいと感じることや電力事業者の態度に疑問を覚えることがあったら、管轄の組織に相談しましょう。相談先については8で解説しています。参考にしてください。

そんな詐欺とか、ちょっと許せないですね

顔が怖い・・・基本的に詐欺とかあるのは、訪問系の業者とかなのでちゃんとした業者に申し込めば問題なし

乗り換えするとお金がかかるの?

乗り換えによる設備以外の料金負担は必要なのでしょうか。

基本的に乗り換えは無料です。電気料金の支払いは発生しますが、新規契約料金などは発生しませんのでご安心ください。一点だけ注意が必要なのは、電力会社によっては短期の乗り換えにより違約金が発生することがあるという点です。

違約金や契約料金、事務手数料については、乗り換え時に確認した上で手続きするようにしましょう。

違約金とかスマホと一緒か~

でも電気代は短期で乗り換える人はあんまりいないから、気にしなくていいかも

停電が増えたりする?

アメリカでは電力自由化を進めた結果、停電が深刻な問題になりました。日本でも電力自由化のせいで停電しやすくなるのではないかという懸念があります。

電力会社を乗り換えることで停電してしまう可能性があるのではないかと心配する人もいるようです。こちらに関しても特に心配はいりません。

災害で停電することはあります。災害による電力会社を乗り換えなくても起きる時は起きることです。

普段の電気についても心配はありません。送電線にはたくさんの電力会社の電気が一緒に流れている状態です。一社にトラブルが起きても別会社の電気が自然と補ってくれるようになっています。

こういったトラブルは会社間で解決しますので、他社の電気を使ってしまったことで割増料金を取られるということもありません。

これも制度上のトラブルって感じですね

そういうこと。乗り換える、乗り換えない、には関係ない。電力自由化で停電が多くなったら、乗り換えていない人も同じように影響を受ける

契約の切り替えが面倒なのでは?

契約の切り替えはとても簡単です。手元に検針票を用意し、乗り換え先の会社で必要な手続きをするだけです。乗り換え前の会社へ連絡する必要はありません。電力会社間でやり取りしてくれます。

基本的に乗り換え先への手続きだけで問題ありません。

乗り換えは携帯電話よりだいぶ楽ですね

顔が怖い・・・基本的に詐欺とかあるのは、訪問系の業者とかなのでちゃんとした業者に申し込めば問題なし

賃貸住宅でも乗り換えできる?

できる場合とできない場合があります。

電気契約の名義が賃貸住宅のオーナーであれば、入居者の一判断で乗り換えをすることはできません。オーナーがまとめて乗り換えをするか、オーナーに個別に相談して了承をもらった上で手続きを進めるという形になります。

契約が入居者であれば乗り換えは自由に行っても大丈夫です。部屋に検針票が届いているのであれば個人名義の可能性が高いので、「名義は自分なのか」をチェックした上で手続きを進めましょう。

入居者が学生だと、契約は親になっていることもあります。親が契約者であれば、乗り換え手続きは親にしてもらうか、関与してもらうことになります。

契約先が倒産したらどうなるの?

電気は生活に絶対必要なものだからこそ、怖いのは電気が使えなくなるという事態です。これだけ電気事業に会社が参入してしまうと、一社や二社くらい倒産するのではないかと心配になりますね。

倒産した結果、電気が使えなくなるならば、乗り換えをためらってしまうことでしょう。実際に電力自由化の先輩であるドイツでは、電力自由化に伴い多くの企業が参入し、後に倒産や合併が相次ぎました。

会社が倒産したらその会社と契約していた人はどうなるの?

電気が使えなくなってしまうの?

これは身近にある心配ごとではないでしょうか。

結論から言うと、契約先の会社が倒産しても電気が使えないということはありません。

普通に使えます。

ただし、早急に別会社と契約しなければ料金が高くなってしまうことが多い上に、サポートが受けられないという事態になってしまいます。

電気自体は使えるけれど料金が高くなり、サポートがなくなってしまうということを覚えておいたほうが良いかも

契約会社の倒産を知ったら早急に他社と契約することをお勧めって感じですね

乗り換え後の乗り換えもできる?

もちろん乗り換えの乗り換えをすることだってできます。東京電力からA社に乗り換え、一年後にA社からB社に乗り換え、さらに一年後にB社からC社に乗り換えることも可能です。

地域の電力会社から他社に乗り換え、地域の電力会社に戻ることもできます。前述した例で説明すると、C社から東京電力に戻ることもできます。「一度乗り換えたから断られることはない?」と心配する必要はありません。

当たり前だけど、一度乗り換えたからってブラックリストみたいな扱いにはならないってこと

心配ないんですね~

トラブルになったらどうすればいいの?

契約の疑問やトラブル、苦情は第一に契約している電力会社に連絡します。

ただし電力会社側の契約や対応に不満があるということであれば、会社に申し入れるより管轄の官公庁に連絡したいと思いますよね。官公庁で電力事業を管轄しているのはどこになるのでしょうか。

また、官公庁以外で電力会社とのトラブルを相談することができる場所はあるのでしょうか。

電力事業の管轄は経済産業省の「電力取引監視等委員会」になります。こちらに直接相談することができます。こちらの他には地域の送電事業者(東京電力や東北電力など)にも相談できます。国民生活センターにも相談することが可能です。

契約トラブル以外にも「スマートメーターの設置で料金を請求された」「怪しい業者が訪ねて来る」などの電力自由化詐欺と疑われるような場合も相談するのがいいでしょう。

事業所も乗り換えでメリットがあるの?

電力自由化の中心は家庭用サービスです。

ですから、会社の多くは事業所向けの電力プラン自体を置いていないことがあります。大規模な事業所などは新規参入会社に相談しても申し込みをお断りされてしまうこともあります。

ただし、事業所といっても個人宅の一室を使っていて、電力プランも一般家庭用という場合は乗り換えによりメリットがあることも。

現在つかっている電力プランがどんなものかよく確認しましょう。乗り換え前には乗り換え先の会社に検針票を持って相談することをお勧めします。

電力乗り換えのメリット・デメリットまとめ

電力自由化という制度は正しく理解して活用することによりメリットがあります。

メリットの最たるものは料金が安くなるというところでしょう。使い方や現状の契約内容、地域にもよりますが、乗り換えにより電気料金を月平均数十円から数百円くらい安くすることができ、しかも会社によってはプラスアルファのサービスも付属していますから、使い方によってはとてもお得だということができます。

ただ、電力自由化はメリットだけではありません。短期の乗り換えで違約金が発生する会社がある他、将来的に電気料金高騰という危険も孕んでいます。この制度が吉と出るか凶と出るか、現時点ではっきり予測できる人はいません。これって怖いことですよね。大きなデメリットであると言えるでしょう。

どんな制度にもメリットとデメリットがあります。正しい理解により制度を賢く使うことができます。

制度として確立した電力自由化です。中身を知って、自分のメリットになるように使いたいですね。メリットになるか、デメリットになるか。それは皆さんの使い方にかかっています。

 

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