2017.05.07 Sun posted at 09:16 JST
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ラゴス(CNN) ナイジェリア北東部の村チボックで3年前、イスラム過激派「ボコ・ハラム」に拉致された寄宿学校の女子生徒たちのうち、82人が新たに解放されたことが7日までに分かった。
解放は同国政府とボコ・ハラムとの交渉で実現した。交渉の状況に詳しい政府当局者が匿名を条件にCNNに語った。
解放された生徒たちは現在、北東部の町バンキで軍に保護されている。この後首都アブジャへ移動し、健康診断を受けて家族らと再会する予定だ。
チボックの学校からは2014年4月、就寝中だった16~18歳の女子生徒計276人が拉致された。事件には世界中から非難の声が集中し、ソーシャルメディア上で解放を求める運動が起きていた。
拉致されたある生徒の母親は、「うれしくて今夜は眠れない」と声を弾ませた。生徒たちのうちだれが解放されたのかはまだ不明だが、「大勢が解放されて本当によかった。娘がその中にいることを祈っている」と語った。
拉致された276人のうち、57人が直後に脱出。1人が昨年5月に森で見つかって保護された。また政府による交渉の結果、同10月に21人の解放が発表された。
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