厚生労働省御中。飲食店の完全禁煙を実現したいならこの作戦をいますぐどうぞ

2017年5月7日

こんにちは。日本嫌煙党総裁(もしあれば)の永江です。

厚生労働省が推し進めようとしてきた飲食店での完全禁煙の法制化が、自民党のヤニ議員の猛烈な反発で止まっています。

自民党たばこ議員は飲食店のために受動喫煙規制に反対しているのではない

JTからのヤニ献金を受けた議員が、三菱総研の発表では「完全禁煙の経済効果はたばこ税の減少入れても4兆1544億円の経済的効果分煙は逆に1兆2628億円のマイナス」と発表しているのに、それでもなお反対を叫んでいるのはもはや国賊のレベルです。まさに国の利益より自分の利益。自分たちが国会議員になったときの初志を思い出して赤面しないのか。

そうするとすぐに「喫煙の自由は憲法で保障されているガー」というわけですが、保証されているのは「喫煙しない人たちに煙が届かない場所での喫煙だけ」である。嫌煙の我々も喫煙するなとはひと言も言っておらん。死にたいなら勝手に死ねば良いが、巻き添えはゴメンだといってるだけだ。自殺するのに人の頭の上に落ちてくるな!

で、厚生労働省も必死で・・・

受動喫煙で病気、かかる医療費は3千億円超 厚労省推計

配偶者からと職場での受動喫煙を考慮し、40歳以上の患者数や喫煙の有無による病気のなりやすさの違いなどをもとに計算した。受動喫煙によって肺がんにかかるのは約1万1千人で335・5億円、脳卒中は約12万9千人で1941・8億円、虚血性心疾患が約10万1千人で955・7億円に上った。

みたいなリリースを出すのであるが、はっきりいってこの人ら

戦術というものをわかっておらん!!!

将を射んと欲すれば先ず馬を射よ

というではないか。もともと人の迷惑なんて考えないで有毒の煙をまき散らし、火の付いた吸い殻をぽい捨て回る人たちにいくら「あなたのまき散らす煙で罪もない子供や他人が病気になったり死んだりして、年間3000億円も税金がかかってるんですよ」と言ったところで、馬の耳に念仏、犬に小判、犬に論語、牛に経文、蛙の面に水、猫に小判、豚に真珠なんである。もちろんヤニ献金で国民の健康や経済効果は無視する議員にも届きません。4兆円の経済効果をスルーしているのに3000億で気持ちが変わるわけない。

そこで本日、不肖私めが戦術を授けたいと思います。しかもやる気になれば来週にでもできて、絶大な効果があるはずです。

厚労省は求人、雇用も管理している官庁だって忘れたの?

以前、わたしがこれでヒントを出したのですが・・・

求人難で困ってる飲食店の皆さまへ。妙案ありますよ

まず、飲食店の経営者は「完全禁煙にされたら売り上げ減る」と騒いでいると報道されていますが(焼肉の団体は大歓迎してるから全てじゃないのにそのように偏向報道されている)、それは金儲けたい経営者であって、飲食業で働いている人たちは

7割近くが完全禁煙に賛成!!!

なのです。飲食業界はというなら、経営者より働く人たちのほうがずっと多いわけですよ。なのに飲食業界全体が完全禁煙に反対しているような印象操作はちゃんちゃらおかしい。これって残業がめちゃくちゃ多い業界で、経営者が「残業させないと経営が立ちゆかない」と言ってるのと同じことですよ。残業で死ぬ人はたまにしかいないが、受動喫煙では年間15000人が亡くなっている。

飲食業の従業員の多くは若い女性が占めると思うのだが、20代女性でタバコを吸うのは10人に1人しかいない(JTの発表です)。であれば、厚生労働省はまずこのような通達を出すべきである。

喫煙OKの職場はそれを明記し、非喫煙者は受動喫煙被害を受けるので雇用してはならない

ならないが無理なら「雇用しないのが望ましい」でも手を打つが、厚労省の通達ってかなり強力で、この通達がでればハローワークの求人票にはすべて「禁煙」「分煙」「喫煙」との表記が必要になるし、求人情報誌や求人サイトは求人情報に表示義務が発生する。ヤニ議員も「雇用されている側がタバコがいやなら転職すれば良い」と放言しているので、この通達に反対はできないでしょう。厚生労働大臣のサインひとつです。

求人情報には
●職場環境 喫煙OK
非喫煙者は受動喫煙被害を受ける可能性があります

と、表記を義務づけるわけだ。たとえ分煙であっても、ウェーター、ウエートレスさんたちは濃厚な煙の喫煙室にはいっていかないといけないので全く関係無く健康被害を受けている。したがって「分煙」でも非喫煙者の雇用はしてはならない。

こうした表記が義務づけられれば、おそらくは応募、とくに若い男女の応募は激減する。そうでなくとも人手不足にあえいでいる飲食業界だから、きちんとした雇用をしたければ禁煙にするしかないのである。看板娘を解雇したくなければ禁煙にしてあげればいいのです。

我ながら凄いアイデア!!!!

将来的には労働法を改正し、「受動喫煙環境では非喫煙者は雇用してはならない」という一文を付け加えたいが、法制化はヤニ議員どもがまた「どこで働こうが人間の自由」とか意味の分からないことをいって反対するのは見えている。しかし、雇用を管理する厚労省の通達は、法改正しなくてもでき、しかも大きな効力があるのです。だってほとんどの求人サイトは「職業紹介」であるので、従わないと認可を取り消されちゃうよ。

民間企業が行うインターネットによる求人情報・求職者情報提供と職業紹介との区分に関する基準について
厚生労働省

さらにこの通達には大きなメリットもある。
リストラされたり不正規雇用で低賃金であえぐのは40〜50代の男性に多いわけだが、一番喫煙率が高いのはこの層です。また生活保護の受給者の喫煙率は非常に高いというエビデンスもあるので、こうした恵まれない層の雇用が増えて、生活保護から抜け出ることができるかもしれない。

いままでは飲食店の応募で可愛い女の子とむっさいオッサンが来たら、瞬殺で女の子が採用されていたわけだが、今後はどうしても喫煙・分煙で行きたいなら応募者はオッサンばかりになる。それでも場末の居酒屋とかはOKだと思うから喫煙で突き進みたいならそれでいけばいいのだ。でも、チャキチャキ働く女の子って客を呼ぶよね〜 ww

この通達が塩崎厚生労働大臣に届きますように。

昨日、Amazonビデオでこれ見つけて見たのだが、若いときのジョージ・クルーニーとタランティーノが共演していて、もう中身のストーリーはめっちゃくちゃなのであるが、とにかくおもろい。タランティーノはキモイ!!出てる俳優はすごいのばっかりで、デスペラードのサルマ・ハエックが地獄のストリッパーやってて驚いた。めちゃ面白いので連休の最後に是非。

映画見たら世界で700万部売れたこれがKindleの月替わりセールで10円なんでぜひ。

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