【保存版】絶対外せない神戸グルメはこれだ!地元おすすめの名物9選

2017.05.06

異国情緒溢れる街並みが美しい港町・神戸。北野異人街やポートアイランド、六甲山など数々の観光名所がありますが、地元の「神戸っ子」に愛される名物グルメはぜひ押さえておきたいところ。今回は、地元を良く知るライターが本当におすすめする名物グルメ9選をご紹介します!

1. 神戸人のソウル・フード!瀬戸内で捕れた肉厚な穴子を使用した「箱寿司」

神戸自慢の食材といえば、瀬戸内海で捕れる新鮮な穴子。さまざまな料理のメインディッシュとして使われますが、地元の人が何より好きなのは穴子の「箱寿司」です。中華料理店がひしめく南京町のメインストリートを南側に曲がると「檜垣(ひがき)」という箱寿司の名店が目に飛び込んできます。
「檜垣」の箱寿司に使われているのは、300g以上もある肉厚な穴子、「通称・伝助穴子」。
穴子の頭でダシをとった煮詰めに、シャリの間に挟まれた椎茸とキクラゲ、そして肉厚な「伝助穴子」が一体となり、贅沢なミルフィーユの仕上がりとなっています。
もちろん箱寿司はお持ち帰りOK。列車の中で食べようか、それとも家に帰ってから食べようか……楽しい悩みは尽きませんね!

2.大阪のお好み焼きとは一味違う!神戸流「お好み焼き」を食べに行こう!

お好み焼きといえば「大阪」のイメージが強い人も多いのではないでしょうか? 実は、神戸のお好み焼きも関西では有名で、その味わいは大阪にも引けを取りません。

神戸・トアロードの一筋西の坂道(鯉川筋)にあるお好み焼き屋「一平」は、神戸のお好み焼きを代表する名店として、地元の人たちから愛され続けています。牛スジとこんにゃくを甘辛く炊いた「すじこん」をのせて焼き上げた「ぼっかけ」は、「一平」の大人気メニューです。
「一平」なら、大阪のお好み焼きとは一味違う、神戸流のお好み焼きを体験できるはず。北野界隈のグルメ店に埋もれることない神戸の名店のひとつです。

3. 伝統あるドゥミグラスソースを使った絶品「洋食」

神戸には、外国船のコックが陸に上がって開いた洋食店がいくつも存在します。アメリカ航路を中心に世界を巡り、「船のコック」でもあった「宮前敬治(けいじ)」さんが昭和40(1965)年に開いた「グリルミヤコ」もそのひとつです。
外国航路の船舶で働くコックたちの社会には、代々ソースやフォン(出汁)をパスする伝統があるのだとか。「グリルミヤコ」のドゥミグラスソースも、船内の厨房にあったものを引き継いで使っています。
そんな伝統あるドゥミグラスソースをいただけるお料理が、和牛ヘレカツレツドゥミグラスソース。
牛フィレ肉についた細かいパン粉がドゥミグラスソースを吸ってなじむので、いい肉のうまみがステーキにするよりもそのまま増幅されたような味わいです。
当時の外国航路客船のコース料理気分を味わうなら、ぜひポタージュやオードブルも一緒にオーダーするのがおすすめ。

港町ならではの食文化に触れることで、神戸の魅力をより感じられること請け合いです

4.神戸の「絶品中華料理」を食べるならここ!

日本三大中華街のある神戸。せっかく神戸に来たのなら、最高級の絶品中華料理を堪能しにいきましょう。

「神仙閣(しんせんかく)」は神戸の「二大北京料理店」の一つとして有名なお店。名物料理の「ふかひれの姿煮込み」、「鮑の姿蒸し特製ソース」を食べられるのは10,000円以上のコースですが、ぜひ奮発してオーダーしてみてください。
太くしっかりとした繊維が特徴的な「ふかひれの姿煮込み」は、店の命とも呼べる「上湯(しゃんたん)」でいただく贅沢な一品。厳選した黒アワビだけを使っている「鮑の姿蒸し特製ソース」も、柔らかなアワビの食感と、上湯のコク・旨味がしっかり感じられます。
トアロードと生田新道の交差点付近に店を構える「神仙閣」。ロケーションも抜群で、神戸旅行の忘れられない思い出となることでしょう。

5. 神戸からたった20分!本場の「明石焼き」がうますぎる

神戸に訪れたら少しだけ足を伸ばして、本場の「明石焼き」を食べにいきましょう。地元では「玉子焼(卵焼きではない)」の呼び名で親しまれている明石焼きは、全国各地からお客さんがひっきりなしに訪れる「ふなまち」で味わってみてください。
できたてアツアツの「玉子焼」は、たっぷりのダシにひたした後、少しだけ冷ましてからいただきます。弾力のある生地の中には大ぶりのタコが顔をのぞかせており、1人前20個入りなので、ボリュームも満点。一見食べきれないようにみえますが、あまりのおいしさに箸が止まらなくなり、一人でもペロリといけちゃうそうです。

神戸駅から快速で約20分。このくらいの距離なら、旅行プランに入れても問題なさそうですね!

6.日本が誇る酒どころ神戸・灘の酒蔵で「日本酒」を楽しもう

神戸市灘区・東灘区は日本一の酒どころとして有名。江戸時代に盛んになった日本酒づくりは、今も変わらず日本最大の生産量を誇っています。
そんな灘の酒蔵の中で、今最も注目を浴びているのが「神戸酒心館(こうべしゅしんかん)」です。2008年のノーベル賞晩餐会で、「神戸酒心館」が造った「福寿 純米吟醸」が提供されて大きな話題となったため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
こちらの酒蔵でオススメなのが、併設する「東明蔵」で購入可能な「通い瓶」。買った生酒を持参した瓶に詰めて持ち通るという、遠い昔に酒蔵が行っていた売り方です。瓶はお店でも買えるので手ぶらで行ってもOK。
なかでも、火入れをしないフレッシュな状態の「直採り生酒」は、東明蔵でしか買えないレアな逸品なので、日本酒好きの方は要チェック!
次に紹介したいのが、同じく灘エリアにある老舗酒蔵、「櫻正宗」の記念館である「櫻宴(さくらえん)」。こちらでは、スープに日本酒をふんだんに使った鍋料理、「ポン酒鍋」なるメニューを提供しています。
スープはプレーン・豆乳・ピリ辛・粕汁・胡麻&ラー油といった計5種類の中から2種類選ぶことが可能。魚介類をはじめ、牛肉や鶏肉に山盛りの野菜をぐつぐつ煮込んでいただきましょう。

オススメのスープは酒蔵ならではの、さらりとした粕汁。濃厚ではなく、ほんのりとした日本酒の香りが具材によく絡みます。

1Fのショップでは、「櫻正宗」の酒やおつまみが充実。お土産に買って帰れば、日本酒好きの家族やパートナーに喜ばれそうですね。

7.関西のパン激戦区!神戸のプレミアムな「食パン」を買いにいこう!

京都に続き、関西のパン激戦区と呼ばれている神戸。そんな激戦区の中で、トップクラスの人気を維持しているパン屋さんが「recolte(レコルト)」です。
人気商品は、予約2ヶ月待ちというプレミアムな食パン、「湯種山食パン」。
ふわふわでもっちりとした「recolte」の湯種山食パンは、焼かずにそのまま食べると、甘み以外に深い旨みも感じます。トーストすればパリッとした食感が加わり、2ヶ月待ちというのも納得の味わい。これだけ美味しい食パンにはなかなか巡りあえないかも……
神戸旅行が決まったら、真っ先に「recolte」の湯種山食パンを予約してみましょう。食パンの常識を覆す味わいを、あなたも堪能してみてください!

8. 神戸人はスイーツ消費量日本一!?神戸「スイーツ」を食べ歩こう

中華色の強い南京町の界隈で異彩を放っている「エスト・ローヤル」。中国料理店が軒を連ねるストリートの中、ピンク色のひさしが目を引きます。

エスト・ローヤルでは、種類豊富なフランス菓子を扱っていますが、飛び抜けて売れるようになったのが「シュー・ア・ラ・クレーム」。午後には品薄状態なるほどの人気なのだとか。濃厚かつ、どっしりとしたカスタードクリームを、しっかりと焼き込んだ香ばしい皮に注入。ボリューム満点でありながら、ペロリと平らげてしまえるおいしさです。
せっかく神戸に来たのだから、メリケンパークやハーバーランドなど、海の近くで食べてみては? 潮風を感じながらシュークリームを食べるのも、また一興です。

9. 老舗から新オープンのコンセプトカフェまで!神戸の喫茶店・カフェに行ってみよう!

神戸元町界隈は、「カフェ」というよりも、「喫茶店」のメッカといえるエリア。その中でも「元町サントス」は2015年で創業55年を迎えた重鎮的存在です。10代から80代までと、幅広い年代に愛されるこちらのお店は、王道の「ホットケーキ」が人気メニューとなっています。
「生地を半日~1日ほど寝かせる」、「水分が飛ばないように蓋をして厚さ1cmの鉄板で焼き上げる」など、こだわり抜いて作られるふわふわのホットケーキ。フレッシュなバターとたっぷりのメープルシロップをかけて食べれば、この上ない幸せを感じることができるはず ホットケーキを食べながら元町商店街を眺め、神戸っ子気分を味わいましょう!
2015年10月。神戸・三ノ宮にオープンした「Cafe Otogi(カフェ オトギ)」は、文字通り「おとぎの国」をコンセプトにしたカフェです。

まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような、ファンタジーでメルヘンチックな店内では、本格的なスイーツプレート「アリスのティーパーティ」をいただくことができます。
プレートの上段には2種類のマカロンをはじめ、ラズベリーのムースケーキなど、カラフルで可愛らしいプチガトーが並べられています。下段には、トランプをモチーフにしたサンドイッチやスコーンを盛り付け。紅茶はメルヘンチックな柄のポットとカップで提供され、お店の雰囲気とベストマッチしています。

こういったカフェはコンセプト優先で、味の方はイマイチだったりすることも。しかし、「Cafe Otogi」で提供しているスイーツや飲み物は、どれも本格的な味わいです。おとぎ話の世界に浸れる「Cafe Otogi」で神戸散策の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか?
アフタヌーンティーの定番スイーツ、「スコーン」が美味しい隠れ家的カフェ「ひとところカフェ」は、神戸元町・栄町通の小さな雑居ビルの3階にあります。

いちじくのスコーンは、ソフトドライの肉厚いちじくがまるまる一個包まれている贅沢な一品。ぷちぷちとした種の食感も良く、ほろっとした生地とベストマッチ。スコーンは月替りなので毎回違ったものが食べられるのも嬉しいところです。
「まさかこんなところにお店が?」という場所に店を構える「ひとところカフェ」。靴を脱いで寛げる席もあるので、歩き回った後の休憩にピッタリですね。
以上、地元のライターがオススメする神戸グルメ9選でした。他の街ではなかなか見られない独特な食文化のある神戸。神戸港の開港をきっかけに、外国の文化を受け入れて発展してきた歴史があるため、このような食文化が形成されたのだとか。今回は、伝統的で洗練された洋食から老若男女に愛される喫茶店、酒蔵でしか手に入らない日本酒まで、さまざまなお店を紹介しました。神戸観光の際には、ぜひ神戸でしか食べられない名物グルメを食べてみてくださいね!
ぐるたび編集部

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