2階建ての新幹線「Max」引退へ

2階建ての新幹線「Max」引退へ
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JR東日本は、上越新幹線で使用している新幹線では唯一の2階建て車両の「E4系」について、今後4年かけて別の車両に換えることを決め、“2階建ての新幹線”は、徐々に姿を消していくことになりました。
「Maxとき」などの名前で、上越新幹線で使用している2階建て車両の「E4系」は、平成9年から運行を始め、最大の16両編成では、1600人余りの乗客を一度に輸送できるのが大きな特徴です。

しかし、運行開始から20年が経過し、設備が老朽化しているとして、JR東日本は、来年度から2021年3月までにすべて新型車両に置き換えることを決めました。

代わって、新たに導入されるのは、北陸新幹線と同じ「E7系」で、最上級のグランクラスの車両も連結されます。この車両の変更で、昭和60年に東海道新幹線に導入されて以来、運行されてきた2階建て車両はすべて姿を消すことになります。

JR東日本では「車両が変わることで上越新幹線全体の輸送人員が減らないよう、列車の増発などで対応したい」としています。