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オタクの戯言

オタクが思うがままに書き連ねていく、とりとめのないブログです

ベスト・アニメ100の結果を安易に批判する人に、別の視点を持ってほしい

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はじめに

当ブログにお越し頂き恐悦至極に存じます。あにおです。


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先日放送された「ベスト・アニメ100」を、ようやく観終えました。

結果自体はネット中毒者のため、既に知っていたのですが、その際に一部で結果に対して批判があるということも耳にしておりました。

今回は、この件について少し思う事があったので、私の考えを書いていこうかなと思っています。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

番組の内容それ自体はとても良くできていた

とその前に、肝心の番組についてですが、制作陣、出演者共に愛を持って番組作りをしているなという印象を受けました。

ただランキングを発表するのではなく、要所要所に氷川さんの解説を挟んだり、声優さんに言って欲しいセリフを視聴者に投票させることで、視聴者がリアルタイムで参加できるようにしたりと、色々な角度からアニメの良さを伝えようとしている姿勢が伺えました。

また、こういう番組に出てくるゲストは、往々にしてにわかが!なんて叩かれたしりがちですが、今回出演されたゲストの皆さんは、知識の差こそあれ、全員が純粋にアニメが好きなんだなという事が伝わってきましたし、MCのお二人も例外ではありませんでした。

好きなものについて楽しそうに語る姿というのは、本当に良いものだなと観ていて思いましたね。

問題となったのは、ランキングを決定する方法

では、そんな“良い番組”だったのに何故批判が起きたのか、それは得票数に偏りがあったためです。

このランキングは、視聴者に2017年1月8日~3月31日までの間に、1日1回3作品まで投票してもらい、その得票数に応じて順位を付けています。

つまり、同じ人が、同じ作品に、毎日1回ずつ投票できるため、一部の熱心な人による偏りが生じる可能性があるのです。

女性からの圧倒的に支持率を理由に、一部から組織票と批判され炎上

その結果、どういった順位になったのか、詳しくは公式サイトをご覧いただければわかると思うので、ここではざっくりとだけ書きます。
www.nhk.or.jp
結果として、数ある作品の中で、1、2フィニッシュを決めたのは「TIGER & BUNNY」(通称タイバニ)だったのですが、女性票がなんと96%だったというのです。

確かに、男女別のランキングを見てみても、女性のほうでは3位までタイバニが独占しているのに対し、男性のほうはトップ10にも入っていません。

このことから、「腐女子の組織票だ」なんていう声まで出る始末。軽く炎上してしまったようです。

批判するのではなく、別の視点を持つべき

私はタイバニ自体、別に特別好きな作品というわけではありませんが、当時リアルタイムで観ており、映画も一応観ています。

その上で思ったのは、「何でタイバニ?」ではなく、「タイバニは長くファンに愛される作品だったんだ」という驚きでした。

組織票と一蹴することは簡単ですが、私はそれよりも、2011年に放送されもう6年ほど経っているにもかかわらず、熱心に応援しているファンが未だに多くいる、そんな作品だということに素直に感動してしまったのです。

確かに、女性票が96%ということで偏りはありますが、そういった女性オタクないし腐女子が熱中する作品は他にも山ほどあり、その中で1位である以上、タイバニが一番多く支持を受けたということです。

しかも、投票システムの事を考えると、中には毎日欠かさず投票した人もいるでしょうから、作品に対する愛情もかなり深いといえるでしょう。

毎クールごとに別の作品に熱を上げる人もいる中で、組織票と言われるぐらい熱い支持を未だに受けるタイバニは、それだけ強くファンの心に残る作品だったんだと思います。

これって純粋に凄いことだと思うんです。

なのに結果ばかりに目がいって批判してしまう。これは同じオタクとして物凄く悲しかったですね。

おわりに

自分の好きな作品が圏外だったり、思っていた順位と違ってがっかりする気持ちはわかります。

しかし、ランキングに納得いかないと思うのは個人の自由でも、そこから特定の作品や、作品が好きな人への批判に転じるというのは、アニメ好きとしてどうなんでしょうか。

だって、普段アニメ自体や観ている人を馬鹿にされたら怒るのに、特定の作品に関してだったらいいなんて話、まかり通りませんからね。

番組を観た人は、これをきっかけに他作品に興味を持ったり、改めて自分が好きな作品の良さを噛みしめたり、ポジティブな感情を持っていただけたらなと、今回の騒動を目の当たりにして思った次第です。




長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、またのお越しをお待ちしております。